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3月, 2019の投稿を表示しています

トマーティン カスクストレングス(2010)バーボンバレル

ストレート 香り イタリア菓子専門店足を踏み入れたよう、マロングラッセ、マロンクリーム、イタリアの本格モンブラン、蜂蜜、バニラクリームの甘い香りが溢れ、短熟ながらアルコール感は奥にしか感じません。 味 非常に甘いバニラクリーム、モンブラン、マロンクリームなどのイタリア菓子、綺麗なバーボン樽のフルーティーが徐々に出て来て、カスクらしい飲みごたえ、マロン独特の香ばしさが余韻にかけて広がります。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 バーボン樽 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) おすすめ度A- 短熟ながらアルコール感は僅かにしか感じず、何よりも明確なマロンクリームの甘い香りが感じられるので、モンブランとペアリングしたいですね(笑) かなり魅力的なモルトです! ただ、このボトル。ボトリングナンバー1から60が何故か社長の手元に残ってるそうで、国内流通数は約140本なので入手はちょっと難しいかも知れません(^^; なので是非バー見かけたら飲んでみてください!

オスロスク17年(1997)ディステラリーズコレクション

ストレート 香り アルコールの刺激が思ったよりも感じられる。ミルクキャラメル、パンケーキ、ミルククリームと甘い香りが主体で、そこに少しのミントが感じられます。 味 チリチリとしたチリペッパーのような刺激、ミルクキャンディのような甘味、ミルク蒸しパン、アルコールの刺激と少しネガティブな樽感が余韻かけて感じます。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6) おすすめ度B ちょっと割高感と強めのアルコール感が気になるところですが、素直なミルク系の甘い香りが魅力的なオスロスクです。 アルコール感も瓶熟で慣れればいい感じになるかと。 ただ、ちょっと割高……そしてこの系統の香りでしたら、比較的まだ安価なベンリネスでもいい気が……げふんげふん。

グレンモーレンジィ ドーノッホ

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) ストレート 香り モーレンジィらしいミルクパンケーキのような甘く優しいモルティ、せとかの皮、缶詰のフルーツを使ったショートケーキ、弱めながら内陸系の穏やかなピート、華やかなオーク。 味 華やかなオーク、ミルクパンケーキのモルティ、弱くアーモンド、微かに爽やかな青リンゴ、確かな内陸系ピートと共にオーク材の余韻が残ります。 ロック 華やかなオーク、パンケーキのモルティ、フルーツ、そしてピートがアクセントなり美味しいです。 ハイボール 華やかでモルティでフルーティー、ピートもある美味しいハイボール。 種別 シングルモルト 構成原酒 ピート原酒オロロソシェリー樽、バーボン樽、アモンティリャード・シェリー樽 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6) ストレート◯ロック◎ハイボール◎ オススメ度B+ ドーノッホはモーレンジィ蒸留所がある街が面する湾から取った名前だそうです。 モーレンジらしい華やかなオーク、パンケーキのモルティ、フルーティー、それにピートが加わった面白いウイスキーだと思いました。 ただ、他の方のテイスティングを見ると結構ピートがしっかりしてると、書かれる方が多いようなのですが、自分は比較的穏やかに感じました。 それこそアイラ系のウイスキーが苦手な方でも飲めるのではと。 と言ってもアードベックでさえ、強烈な炭火のようなスモークを感じる一方で甘くて飲みやすいと感じた人間なので、自分はピートが全く気にならない性質なのかもしれませんね((^^; それと個人的にそれほどロックは好まないのですが、ドーノッホはストレートよりもロックやハイボールの方が好ましく感じました! 気になる方は ひとくちウイスキー さん等で飲んでみてください!

グレンモーレンジィ タローガン

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) ストレート 香り 春や初夏の風を思わせるとても爽やかな印象、少しプラムの酸味、春の森林、微かにミルクミントキャンディ、メープルパンケーキ、とても好感の持てる素直な麦感。 味 涼しげな口当たり、パンケーキのような麦の甘味、アルコールの刺激、弱めの樽感、少しのミルクミントキャンディの爽やかな余韻。 ロック 爽やかさも増しますが、アルコール感も強く感じます。 ハイボール 非常に爽やかで爽快感のあるハイボール。 種別シングルモルト 構成原酒 ヴァージンオーク樽 バーボン樽 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6) ストレート◯ロック△ハイボール◯ オススメ度B+ さすがのモーレンジィ。美味しいです。 こちらは元々免税店向けに発売されていたレジェンド・コレクションの一つで、原酒はヴァージンオークとバーボン樽を使い、生江のタローガンはグレンモーレンジィの仕込み水の水源から取っているようです(*´∀`) 商品説明にあるように、これから春から夏にかけて飲むのに適した爽やかな印象のウイスキーかと思います。さすがはひとくちウイスキー店主滝さん。2月からこれをラインナップに入れるとはナイスチョイスです! 気になる方は ひとくちウイスキー さんなどで飲んでみてください!

キングスバリーゴールド ベンリネス21年

ストレート  香り 接着剤を思わせる揮発性ある香り立ち、バニラ、パンナコッタ等の甘くミルキーな香りが徐々に出て来る。焼いてるパンケーキのような香ばしいモルティも感じられます。 味 微かに接着剤、バニラ、スパイスを思わせるアルコールの刺激、パンケーキのようなモルティ、アルコール刺激が収まると徐々にミルキーな余韻に変わり、長く続く。 ロック 全体的に柔らかくなり、悪くありません。 ハイボール ミルク感とフルーティーさ、ハーブ感が後を引き締めます。 種別 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★ オススメ度B+ 注ぎたては接着剤系の香りが目立ちますが、徐々にバニラやパンナコッタのような甘い香りに、味はカスクストレングスらしいアタックの強さがありますが、余韻も長く魅力的かと思います。 ベンリネスはベンネヴィスと似た名前で、自分もたまに間違えるのですが、何度か飲んで話題に上ることは少ないですが、確かな魅力を持つ佳酒だと思います。 値段も有名どころよりは安いですし(ぼそっ 気になる方は飲んでみてください。

キングスバリー グレンギリー23年[1990]

ストレート 香り どこか籠った香り立ち、獣脂、微かに接着剤、バニラ、内陸系の穏やかなピート、モルティな甘味も感じられる。 味 スパイス、バニラの甘味、ザクザクしたクッキーのモルティ、ハイランドモルトらしい内陸系のピートのスモークが抜け、モルト感とピートの余韻が続く。 ロック フローラル、モルティ、バニラの甘味に内陸系ピートのスモークが感じられ悪くないです。 ハイボール バニラ、モルティ、軽いスモークのハイボール。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★~★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) オススメ度B+ 穏やかな香り立ちながら、内陸系の貝殻等の海を連想させる要素のないピートのスモーキーさと、バニラ感が魅力的な一本です。 ただ、自分はどちらかと言うとオフィシャル12年(襲売)のような複雑系が好きなので、このギリーはというと……これはこれで好きです( ̄ー ̄) リリースは結構前で、ボトルは残っていないと思いますので、気になる方はバーなどで見かけたら飲んでみてください。

ウォードヘッド20年(1997)クーパーズチョイス

ストレート 香り 華やかなバニラの香り立ち、焼きたてのパンケーキ、バニラアイス、少し青さが残るメロン、洋梨のフルーティー、ほんの少し清涼感のあるハーブ感が涼しげな印象。 味 バニラの華やかな香りが広がり、青っぽいメロン、粉っぽさ、微かなアルコールの刺激、悪くなった卵ぽいネガティブな生木感、微かににフェンネルのような爽やかな余韻が残ります。 種別 ティースプーンモルト 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6) オススメ度B 華やかなバニラの香りが何よりも魅力的なウォードヘッド(グレンフィ◯ィック)です。 全体的に僕はフィディックに粉っぽさを感じてしまう性質で、そこは良いのですが、後半の方で感じたネガティブな樽感が自分には少しネックでした(^^; 美味しいのは美味しいんですけどね。 ただ値段を考えると……正直飲んで気に入ったら買うのが無難かと思います……。

グレンマレイ21年 ディステラリーズコレクション トーステッド

ストレート 香り 濃厚でメローな高級バーボンのような豊かな香り立ち、メープルフレンチトースト、バニラアイス、とろとろに似た桃のコンポート、ミントのアクセント、ドライプルーン、木を焦がした甘い香り。 味 ウッディさが広がり、甘いメープルフレンチトースト、バニラ、カラメル、微かにネガティブな生木感、少しドライ、ウッディでメローな余韻が続く。 香り★★★★★★~☆ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~(6~) オススメ度B+(経験としてはA+) こちらのウイスキーは原酒を貯蔵する前に一度樽の中を再チャーしてるようなのですが、その影響か色も濃く、味もブラインドで出されたらバーボンと答えそうな香りをしています。(手法としてはバランタイン ハード ファイヤーと同じ感じでしょうか?) 美味しいのは美味しいのですが、美味しい依りも先に面白さが先に来るウイスキーかと思います。 白ワイン樽など面白い試みをするグレンマレイの酒質の良さもあるのでしょうが、バーボンのような濃厚な甘くメローな香りにシングルモルトらしい厚みと、フルーティーさもあり、コスパ的にボトル買いを強く進めるような物ではないですが、経験としては飲んでみるのはとても面白いと思います! 気になる方はバーやサケトライさんでサンプルをとって試してください。

ホームブランド35年[1980]ウィルソン&モーガン

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) ストレート 香り アンティークの家具のような古いニュアンス含んだウッディを主軸に、甘いカラメル、メープル、枝つきレーズン、ブリオッシュが感じられ、アルマコニャックのような熟成感のあるフルーティーさが感じられます。 味 枝つきレーズン、コニャックのような熟成感のあるフルーティー、少しだけネガティブな生木、微かにグレーンのドライさか、瞬間燻製ようなスモークが抜け、古いオーク材を思わせるウッディな余韻が柔らかく残ります。 ロック 隠れていた硫黄や、生木のニュアンスといったネガティブな要素が全面に出てくるのでオススメしません。 ハイボール 不味くはないですが、意味がありません。 種別 シングルカスクブレンデット 構成原酒 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6~7) ストレート◎ロック×ハイボール× オススメ度A 比較的新興のボトラーズであるウィルソン&モーガンの長熟シングルカスクブレンデットウイスキー。 全くの余談ですが、会社が出来たのは僕の生まれ年だったりします。 こちらのボトル……本来ブレンデットウイスキーは熟成したものを数種~数十種の原酒をブレンドするものですが、シングルカスク(単一の樽)ブレンデットと言うことから、恐らくは樽詰の段階から混ぜて35年という年月熟成させた稀有なスペックを持っています。 長熟シェリー系ウイスキーらしく、古いオーク材やコニャックのようなフルーティーな熟成感のあるニュアンスが感じられるのが魅力だと思います。 好みはどうあれ、シェリー系ウイスキーの高騰や日本の市場状況を考えると経験として飲んでみるのも良いと思います(もちろん美味しいですよー こちらは2015年に発売されたもので、残念ながらネット在庫は皆無ですので、気になる方は是非 ひとくちウイスキー さんで!!! 今なら(3月6日時点)プレゼントキャンペーンで一定額以上買うとおまけで、なんと…長熟ウイスキーの代表格とも言える バレンタイン30年!!! を付けてくれるので長熟ウイスキーの飲み比べなんて、ゴージャスな事が出来ますよー(*´∀`)

オールドプルトニー11年(2006) ファイネスト・コレクション

ストレート 香り 度数の強さと若さを感じさせるアタックの強い香り立ち。徐々に弱めのミルククッキー、少しの蜂蜜、磯が感じられ、雨に濡れた夏のコンクリートぽい感じがあります。 味 香ばしいモルティさ、ハイランドらしい強い焦げ感のある田んぼの焚き火のようなピートに、潮気や、少しだけフルーツが顔を出して焦げた余韻が長く続きます。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★(5) オススメ度B- 個人的にプルトニーの魅力はミルク感、蜂蜜、潮気、フルーツだと思っているのですがこちらは潮気とモルティさが強く出ているタイプで、ハイランド系モルトに感じられる藁を焼いているようなピート感が強く感じました。 基本的にプルトニーは原酒の力強さがそうさせるのか、比較的若くても旨いものが多い印象ですが、こちらは自分の好みでは残念ながらなかったです。 それでも磯と香ばしいモルト、焦げたピート感が好きな方には良いかと思います。 ……ただ、総じてプルトニーって短熟でも高いんですよね(^^; 気になる方はおそらくサケトライさんで、まだサンプルが取れると思いますし、都内の方は板橋のテイスティングルームさんで、飲んでみてくださいー。