スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2019の投稿を表示しています

カリラ14年 ウイスキーマガジン(1992-2006)

ストレート 香り 穏やかなスモークを感じる香り立ち、少しの燻製ベーコン、優しいバニラと甘い麦感が感じられ、どこか少しフルーティーさもあります。 味 度数と年数とは裏腹に優しく穏やかなバニラの甘味とスモークが鼻を抜けます。燻製バニラアイスクリームのような余韻が残ります。 種別 シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★ オススメ度B+ ウイスキーマガジンが出したカリラ。こう言っては言葉足らずになるかもしれませんが、ああ……美味しいカリラ。と思える本当にカリラらしいバニラ&スモーキーなやつです。 ボトリングから時間が経ってるからか。度数の強さやアルコール感もほとんど感じず柔らかいので、カリラ好きは是非京都の美味しい珈琲屋さんで飲んでみてください。

ボウモア1969

ストレート 香り 深く柔らかい非常に明確なパッションフルーツ、マンゴーなどの上品なトロピカルフルーツと、素晴らしい熟成感がグラスから溢れ、微かに香茸や香木のニュアンスが混ざるおそらくランシオ香もあり、複雑で奥深い、ずっと嗅いでいたいような陶酔感も素晴らしく。言語の限界を感じる。 味 口に入れた瞬間に陶酔感を伴う素晴らしいパッションフルーツやマンゴーのトロピカル感が広がり、凄まじく長く素晴らしい余韻が残ります。言語の限界。 種別 構成原酒 香り★★★★★★★★★ 味★★★★★★★★★ 総評★★★★★★★★★☆(9~) オススメ度X ある方に特別な機会をいただき飲ませていただいた素晴らしいボウモア。 自分の世代……二十代ではなかなか飲む機会もなく、上の世代の方々が言うボウモアのトロピカルとか陶酔感って何?状態をハンマーでぶん殴るように理解させてくれるウイスキーです。 こんな素晴らしいものを飲ませていただき感謝しかないです。この場で改めてお礼を。ありがとうございます。 正直、このレベルだと表現とかテイスティングとか野暮というか言語の限界を感じますね(^^; 何時間でもグラスを嗅いでいたくなります。 是非飲んでみて欲しい所ですが、このレベルだと状態やそもそも置いてあるバー、金額などハードルが高いのでオススメ度はXとさせていただきました。 一応★9にしてますが、間違いなく自分の飲んだウイスキーで一番美味しいです。★10ですがこれ以上もあるとのことだったので、出会うことを祈り9.9としました。

ピティヴァイク28年 (ディアジオスペシャルリリース)

ストレート 香り 華やかで熟成感の感じられる香り立ち、立ち上がりは穏やか。徐々にフライパンでバターを溶かしているようなミルキーで非常にバターのオイリーな香り、パンケーキの生地をフライパンに流し入れて、焼いているようなモルティな甘い香り、最後に洋梨のソースと皮付きの角切りリンゴをトッピング。 味 刺激のない熟成感の感じる口当たり、洋梨のピューレ、角切りリンゴのフルーティーさが広がり、バターをたっぷり染み込ませたパンケーキを口の中に頬張ったようなモルティな甘味を伴ったバターが広がり、余韻にかけてはバターに最初に感じたフルーティーさが再び顔を覗かせ、長い余韻が続きます。 種別 カスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6~7) オススメ度A 1975年にダフタウン蒸留所の増設目的で稼働し、保有会社が買収された1993年に近年に出来た蒸留所ながら、不要とされすでに閉鎖され、ピティヴァイク蒸留所のスペシャルリリースです。 印象としてはまさにバタースコッチの言葉が似合うウイスキーかと思います。酒質としてそうなのかはピティヴァイクの経験が浅すぎて分からないです(^^; これを飲んだバーには花と動物もまだ残っていたのですが、マスターいわく、ガチガチのシェリー系で酒質は分からないとのことでした。 まだボトルも買えますが、値段的にボトル買いはなかなか覚悟が必要だと思うので、バーなどで是非お楽しみください!

スリーリバースダイナソー ウィリアムソン(ラフロイグ)13年(2005)

ストレート 香り 明確な甘いスモーキーな香り立ち、炭火焼きのような強いスモーク、黄色い沢庵、レモンキャンディのフルーティーさが感じられます。 味 香りよりも優しいスモークと甘味が広がり、徐々にレモンキャンディの甘さとフルーティーに変化していきます。余韻にかけて強烈な炭火焼きのスモークが残ります。 種別 シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5~6) おすすめ度B+ 精力的にリリースを行い日本の会社としてはおそらく極少ないボトラーズ【スリーリバース】のダイナソーシリーズ第13弾です。 気になるその味と香りですが……後ろラベルに書かれたテイスティングコメントまんまの印象を受けました。 僕のテイスティングはいらないですね(笑) コスパが~とか、めちゃめちゃ美味しいとは言いませんが、素直に香り、味共にラフロイグだ!と思える美味しいラフロイグでした。 ラフロイグ好きでしたら、バーで飲んでみてください。

BBRダルユーイン22年(1992)信濃屋ボトリング

ストレート 香り 華やかで甘い香り立ち、高級洋菓子店に入ったような焼き菓子や上品なバニラが顔を覗かせ、徐々に明確な高級なマスクメロンを思わせるフルーティーさを伴うクリーム、僅かにパイナップルやのようなニュアンスも感じられます。明確なトロピカル……ではないですね。 味 度数相当のスパイスの刺激、華かなバニラと洋菓子的な甘味が広がり、少しオイリー、上品なマスクメロンのようなクリーミーなフルーティーの余韻が長く素晴らしい。 種別 シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★~ 味★★★★★★~ 総評★★★★★★~(6~) オススメ度A+ ダルユーインの当たり年と呼ばれる1992(と言っても僕が飲んだことのあるのはこれだけですが(^^; BBRダルユーイン信濃屋ボトルです。 全体的に甘く華かなバニラ、高級洋菓子を感じられ、青っぽい瓜系の感じ方によってはネガティブに捉えられかねない嫌みな要素が全く皆無で、オイリーさも感じられ、高級なマスクメロンのようなジューシーでクリーミィさが感じられるフルーティーさが素晴らしく、時間経過でパイナップルぽさも出てくるので、余韻にかけては6-7としたいボトルです! まぁ、明確なトロピカルとはとても言えませんが(^^; バー等で見かけましたら、お試しください。 生まれ年なので、これは欲しかった……。

アフロ田中 シークレットスペイサイド22年(1996)

ストレート 香り 甘く上品な香り立ち、甘めのバニラ、パリブレスト、マカロン等のアーモンド菓子を思わせるナッティに、ジェノワーズ生地のモルティさが主軸。リッチで、フルーティーも感じられますが淡い印象です。 味 爽やかな印象のリンゴや洋梨のフルーティー、アーモンドパウダーたっぷりのリッチな焼き菓子、パティスリーの上品で甘いジェノワーズ生地のモルティさを主軸に、バニラクリーム、フルーティーさの混ざった余韻が長く続きます。 種別 シングルカスク 構成原酒 バレル? 香り★★★★★★~ 味★★★★★★~ 総評★★★★★★~☆(6~7) おすすめ度A+ 侮れないリリースの多い小学館からアフロ田中ラベルのシークレットスペイサイド22年。 フルーティー、リッチなアーモンドのようなナッティ、上品なモルティさが素晴らしく美味しい偉大な某ロールスロイスです。 これ、値段と蒸留所を考えればめちゃ買いでしたね。麦旨ナッティ系が家にないので、無理してでも買っておけば良かったと思うほどウイスキーです(^^; 余談ですが、マスターがラベルをギャグ漫画と聞いて驚いていました(笑) シークレットと言え、蒸留所がラベルについて知っているのか聞いてみたいですね(*´∀`) バー等で機会があれば飲んでみてください。オススメです。