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6月, 2020の投稿を表示しています

サントリー 横浜倶楽部

ストレート 香り サントリーらしい華やかなオーキー、メープルシロップ、白桃、熟した柿の果実感、微かに古い家具の埃ぽさ。全体的に古い響17年に似ている。 味 華やかなオーキー、メープルシロップ、弱めの古酒感、熟した洋梨、ミズナラの由来ぽいシルキーなミルク感、華やかな余韻が長く続く。 種別 ブレンデッド 構成原酒 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6ー7) おすすめ度A(ボトルとしては高騰ぷりを考えてBです。 ウイスキーブーム以前。記憶が確かなら冬の時代と言われる(消費者にとっては春)時に百貨店向けに作られたサントリーのブレンデッドウイスキー。 よく言えばどっしり。悪く言えば野暮ったさがあるものの、全体的に華やかさが際立ち、香味は響17年に勝るとも劣らないかと。 終売になった辺りの響17年と言うよりはゴールドラベルと言われる響に近い印象を受けました ボトリングからの時間経過、値段的にもかなりの高値になっていますので、どこかで安く飲めるようなら経験値として飲まれたら良いと思うボトルです。

宮城峡 シングルカスク10年(2005-2015)カスクナンバー63319

ストレート 香り 香り立ちは穏やか。徐々にメープル、甘栗のようにモルティな香ばしい甘さと甘酸っぱい果実感、弱めのアルコールの刺激、ホワイトペッパー、少しフローラル。 味 花のブーケのようなフローラルで華やかさが広がり、柔らかくモルティな甘栗の香ばしさ。スパイスの刺激、少し硫黄ぽいニュアンスの混ざった余韻が中程度続きます。 種別 シングルカスクストレングス 構成原酒 新樽 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6) おすすめ度B+ 残念なことに希少な宮城峽のシングルカスクストレングス。 華やかでモルティな甘みが魅力的なボトル。こういうの飲むと思うんですが、良質なシェリー樽入らない限りは宮城峽はシェリー入れなくて良いんじゃないかと。 硫黄をどうしても感じるんですよね(´;︵;`) どこかで見かけましたら経験値としてどうぞ。

シグナトリー レダイグ30年(1974)

ストレート 香り 陶酔するような最高級コニャックの熟成感を感じる香り立ち、非常に複雑、僅かな昆布出しと土ぽいピート、太い麦感の素晴らしい甘さ、梨、りんご、葡萄など様々なフルーティー、全体的に甘美で複層的。 味 甘いミックスフルーツキャンディ、ホワイトペッパー、出し昆布や土のピート、甘い麦感、少しのトロピカルぽいエキゾチックなフルーティー、少しの陶酔感を伴い複雑で深い余韻が長く続きます 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★★~★ 味★★★★★★★~★ 総評★★★★★★★~★(7−8) おすすめ度S 素晴らしいとしか言いようのないめちゃ旨レダイグ。個人的に60年代や70年代と聞くとついトロピカルフルーツを求めてしまうのですが、このレダイグはその先入観を見事に吹き飛ばしてくれました。 おそらくシェリー系の樽かと思うのですが、長熟のコニャックのような熟成感のある素晴らしい香りたちに、土ぽいピートや昆布出汁、エステリーなフルーツ香が複雑に絡み合い、太い麦感がそれを支えてくれています。 この年数になると心配になる枯れた木などを思わせる過熟感などもなく素晴らしいの一言。 どこかで見かけたらぜひ飲んでみていただきたいレダイグです!

イチローズモルト スケアクロウ

ストレート 香り オールドぽい金属やたくあんなどのひねを思わせる香り立ち、時間経過でそれほど気にならなくなります。シェリー樽らしきカカオ、黒蜜などを感じますが全体的に弱くオールドぽい香りが支配的。 味 アルコールなどの刺激は控えめで、年数以上の熟成感があります。強めのシェリー系を思わせる家具のタンニンなどの樽感などがあり、余韻も比較的長いですが、樽感が支配的です。 種別 ブレンデッドモルト 構成原酒 ハードチャー樽 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5-6) おすすめ度B+ 発売元は笹の川酒造さんですが、ブレンドはあの肥土伊知郎さんが担当したと言うことで、当時は5000円程だったらしいてすが、現在20倍近くの相当な値上がりをしているスケアクロウ(カカシ)です。 発売価格を考えると良く出来ており、数回使った樽の内面をもう一度焼いたハードチャー樽とおそらく当時としてはかなり実験的で、愛好家の皆さんの間ではなかなか話題になったのでは思います。 しかし‥‥‥正直5000円以上で買うボトルでは😇 経験値として、当時の販売価格ベースのお値段なら飲む価値ありかと思います! 今の相場なら‥‥‥?嗜好品なのでまぁ😇😇😇

茶葉と海藻 SMWS93.105(グレンスコシア7年)

ストレート 香り 力強い香りたち、僅かなダージリン、強いバーボン樽の影響を感じるエステル香、昆布出汁、バニラの甘い香りに、モルティな甘さが加わり、まるでマロングラッセを思わせます。 味 度数の強さを感じさせる強い刺激、落ち着いていくとバニラ、バーボン樽らしいエステル系(桃などを思わせる)の甘み、昆布を思わせる微かなスモーク、木の削りカス、絞った後の紅茶の茶葉、僅かな塩気の余韻が残ります。 種別 シングルカスクストレングス 構成原酒 1st Fill Barrel 香り★★★★★〜★ 味★★★★★〜★ 総評★★★★★〜★(5〜6) おすすめ度B+ ソサエティらしいしっかりとしたバーボン樽感が乗ってる美味しいグレンスコシア。 甘いエステル系の香りが印象的で、7年ですが未熟性感はかなり少なく、ボトルで抱えても変化が楽しめそうです。 スモークなどと言われるニュアンスもかなり少なく感じたので、アイラ系などが苦手な方にもおすすめです。 うーん。しかしソサエティさんのスコシアはハズレがない(某○ァークラスとは大違い) 公式テイスティングコメント (ノーズ]ジンジャーブレッドの柔らかな甘味とウッディさを超えてココナッツの殻、おがくず、サンダルウッド、クリーミーなココナッツオイルのミックスした香り。微かに緑茶のフローラルな香り、心地よいタンニンとペパーミントの香りに続き海岸で香る昆布と乾燥した海藻。 [パレット]味わいは甘味に包まれており、トフィとモルト、ファッジと果樹園のフルーツが心地よく融合している。統合されたスパイスがナツメグとクローブから暖かみのある味わいを作り出し、オレンジとみかん、乾燥した木材が見事に融合してフィニッシュ。

デザートの三連祭壇画:ペトリコールブリュレSMWS 1.219【グレンファークラス10年】

ストレート 香り 強い度数を思わせる強いアルコールのアタック、ニューポッティ、レーズンや木材、メープルなどの等の甘いシェリーの影響も感じられますが弱く、徐々にアメリカ産ネーブルオレンジのフルーティーを感じますが若さを強く感じます。 味 一瞬メープル系の甘味、次にニューポッティな麦汁の甘味、僅かなフルーティーさに強いアルコールのアタック、木材の余韻が残ります。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★ 味★★★★ 総評★★★★(4) オススメ度D 携帯が壊れたので写真は消えました‥‥‥。 ごめんなさい。正直これは買わなくて良いと思います。嗜好品なので好みに差はあれどこれは……ニューポッティ😇 酒質そのものは全然美味しいんですが、これはレベル1でラスボスと戦わせる(出荷)してる感が強いです。 何故まだ寝かせてやらなかった(遠い目 加水で多少美味しくはなりましたが……奇跡を信じる人以外は買わなくて良いかと思います……。バーで同じ年数でちゃんと熟成感のあ?128との飲み比べするのが一番じゃないでしょうか。 ちなみにSMWSさんのバーボン系の樽感は大好きです(媚び 公式テイスティング [ノーズ]ビターチョコレート、熟れたチェリー、砂糖コーティングジンジャー、コーヒーのオリ、黒葡萄、シェリービネガーとドライイチヂクの愛らしい香り。パンケーキでいっぱいのレザーバッグ、柔らかい土袋と葉の香り豊かな古いタバコ。加水するとメロンの甘味やミント、干し草、甘く香るアールグレイティー、カルバドスに漬けた焼きプルーンの興味深い香りを感じる。 [パレット]ジンジャー、バーズアイチリ、クローブ、シナモン、メンソールの冷たさとココナッツ。厚みがあり、濃いスパイスの塊、フルーツゼリーと湿ったタバコ。土の床のワインセラー。加水するとブラックフォレストケーキ、レッドカラントジャム、トーストしたヘーゼルナッツ、プルーンオードヴィー、甘いペストリーとワサビの味わいでフィニッシュへ。

KB ハイランドパーク26年 (1975)

ストレート 香り 少しの白桃を思わせるうっとりするようなフルーティーな香り立ち、複雑で優しい出汁系のピート感、とても優しくもしっかりした太い麦感、シルクのように滑らか、白桃などのフルーティー感もあります。こんな子と結婚したい……。 味 優しくも溢れるような和だし系ピートの旨味、白桃などのほんのりとしたフルーティーさ、しみじみ旨い。優しいピートや麦感に少しのフルーティー、非常長く素晴らしい余韻が残ります。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★★~ 味★★★★★★★~ 総評★★★★★★★~(7〜) おすすめ度A+ めちゃくちゃ美味しいキングスバリーかつての最高級レンジ ファイネスト レアレストのハイランドパーク。 うっとりするようなエステル系の白桃を思わせるフルーティーと出汁系のピート。そしてそれを支える太い麦感がなんとも魅力的なボトルかと思います。 ハイランドパークは美味しいとそれほど思ったことはなかったのですが、これは素晴らしいの一言でした。 ただ、開けたては相当なじゃじゃ馬だったそうなので瓶内変化による落ち着いたアルコール感がなせる絶妙な味わいかと思います。 どこかで見かけましたら是非!

SMWS 33. 139(アードベッグ12年)

ストレート 香り 麦やナッツなどを思わせる優しい燻製香、メープルシロップをかけたトースト、甘い燻製メープルアーモンド、ベリー系を思わせる少しのフルーティー、注ぎたては度数なりの強さを感じさせますが時間経過でほとんど気になりません。 味 燻製アーモンドを思わせるナッティな甘みや、ベリー系を思わせるフルーティー、魚介系の旨味、煤などが非常に豊かに広がり、長い余韻が残ります 種別 シングルカスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★〜 味★★★★★★〜 総評★★★★★★〜(6-) おすすめ度A(アードベッグ好きじゃなければB) 久しぶりに出たというSMWSのアイラフェス向けアードベッグ。 なんと3万超えと立派なお値段ですがアードベッグはボトラーズでも滅多にボトリングされない希少性や、アードベッグ ウガダールが好きな方には絶対に刺さる味と香りかと思います。 僕も好きな味です(なお価格 まぁ、買おうと思っても全世界振り分けで、日本に三十本も入ってないという話もあるので買えなくて仕方ないかと思いますが。 ハーフでも良いお値段すると思うのでそこまで推せないのですが、ウガダールの方はバーで見かけたら飲んでみてください。