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12月, 2018の投稿を表示しています

アラン21年[1996]MSS(武川蒸留酒販売)プライベートボトル

今回はMさんにいただいたサンプルから、アラン21年[1996]をテイスティングです。 香り とても綺麗な香り立ち、塩キャラメル、メープル、オーガニックレーズン、白桃、マスカット、微かにマンゴー等のシェリー樽ウイスキーの甘い香りにフルーティー香りが纏まり良く感じられる。 味 メープルの甘味に、マスカットや白桃系のフルーティーさが広がり、生木等(自分は嫌な生焼けの卵蒸しパンぽく感じる)の嫌な樽感が多少あるものの、そこまでは気になりません。最後にマンゴーを思わせるトロピカルを伴う余韻が心地よく続く。 ロック アイランズらしい塩気、マスカットのフルーティーが感じられますが、最後に嫌な樽感を少し感じてしまいます。 ハイボール 微かな塩気とフルーティーさが美味しいハイボール 種別シングルカスクストレングス 構成原酒シェリーパンチョン ストレート○ロック△ハイボール○ 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6ー7) オススメ度S こう言うのもなんですが……値段を考えるとあり得ない美味しさです!!! ただ、このサンプルをいただいた森子さんの言う生木感(自分は生焼けの卵菓子)があるので、そこがなければ★7でも良いのではと思います。 MPが回復した頃にまだあれば買いたいと思います(;´∀`)

クライヌリッシュ20年 (1995)シグナトリー カスクストレングスコレクション

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回もシグナトリーから、カスクストレングスコレクションのクライヌリッシュ20年[1995]を素人テイスティングです。 ストレート 香り シロップ付けの白桃を思わせる甘くフルーティーな香り立ち、マスカット、和梨、微かに溶剤、麦の甘味、奥にメープルや茸の生えた木、微かに香茸ぽさ、塩気もどことなく感じます。 味 カスクストレングスならではのスパイスの刺激、刺激が弱まると弱めの塩キャラメル、マスカットや白桃のシロップ付けのフルーティー、塩辛さ、オイリーでクリーミーな余韻に、時々フルーティーさが顔を覗かせ消えて行きます。 ロック フルーティーさはなりを潜め、塩辛く、オイリーな味わい。後味でフルーツが少し顔を出す。 ハイボール 塩気とフルーツ、オイリーなウイスキー。微かに樽の渋みを感じます。 種別カスクストレングス 構成原酒 ストレート○ロック○ハイボール○ 香り★★★★★★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6ー7)開けば確実に★7 オススメ度A(ヌリッシュ好きならばS ひとくちウイスキーの店主である滝さんが、Twitterで行っているテイスティングにて、絶品とのコメントをされていたのでかなり期待していたヌリッシュ。 一言で言えば期待通り、いえ期待以上の旨ヌリッシュでした。 ……気がつけば買ってましたよね。(だって美味しいんですもの…… 方向性としてオフィシャルスタンダードである14年の延長上にあるヌリッシュだと思いますので、間違いなくヌリッシュが好きなら美味しいと思うはずです。 なんというか、綺麗な娘だけど、数年後はもっと綺麗なんだろうなぁ……と言う期待通りの成長を見せてくれたような喜びがあるボトルです。 ヌリッシュ好きの方ならば ひとくちウイスキー で試されてみるのもよしっ!買うのも良しなナイスヌリッシュかと思います!

クライヌリッシュ20年(1996年)シグナトリーアンチルフィルタードコレクション

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はシグナトリーアンチルフィルタードから、我らがクライヌリッシュを素人テイスティングです。 ストレート 香り シロップ浸けの果物を思わせるフルーティーな香り立ち、奥にアルコール感と微かな塩気、食パンのような甘さを感じるが、全体的にオフィシャルと比べ単調で水ぽく感じる。 味 塩気とマスタード等を思わせる強めアルコールの刺激、刺激が和らぐとタンニンぽい渋みがあり、微かにフルーティーさも感じられる。 ロック 微かにフルーティーや塩気も感じますが、タンニンの渋みを強く感じます。 ハイボール フルーティーさなどもあるのですが全体的に薄いです 種別シングルモルト 構成原酒 ストレート○ロック△ハイボール△ 香り★★★★★ 味★★★★ 総評★★★★★(5) オススメ度B- 愛するクライヌリッシュ。ついつい期待して飲みましたが、これは正直……微妙。不味いとかではないのです。 ヌリッシュらしいフルーティーとブリニーがちゃんと居ますから。ただ、オフィシャルに比べて全体的に薄く、かつ単調に感じてしまい自分はちょっとガッカリでした。 これならオフィシャルの方が何倍も良いと思いましたね。 まぁ、オフィシャルの完成度が高いと言うのもあるのでしょうが(^^; 気になる方は ひとくちウイスキー さんや、バー等で試されてみてください。

クライヌリッシュ14年

(上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はハイランドにある銘酒。クライヌリッシュ14年を素人テイスティングです。 創業は1819年。スタンフォード公爵の農場で取れる大麦を活用するために建設されました。 蒸留所のある東サザーランドは厚いピート層、潤沢な石炭、豊富な水源とウイスキー蒸留に極めて適した地の利が揃っているようです。 1925年に他の蒸留所メーカーの手に渡り一時閉鎖。1967年に元からあった蒸留所に隣接する形で、現在のクライヌリッシュ蒸留所が新設。 元からあった蒸留所はピートを炊き込みジョニー・ウォーカー等に原酒を供給し、愛好家から「北のラガヴーリン」の評価を受け、一時はオールド・クライヌリッシュ。今ではモルト飲みの憧れブローラと改名し、新旧合わせて稼働していましたが、1983年に残念ながら稼働率悪さからブローラは閉鎖され、クライヌリッシュ蒸留所だけが今は稼働しています。 ストレート 香り 注ぎ立ては刺激を伴う強いアルコール感と塩気を感じる香り立ち、徐々にバニラやメープルシロップの甘い香りに、シロップ浸けの桃や葡萄、クリームを思わせるフルーツショートケーキ、焼きたてのトーストのような香ばしさも時々感じられる。 味 強い塩気を伴ったアルコールがスパイスと言うより、ワサビやマスタードのように刺激する。塩気と刺激が弱まると香りと同様の甘さと微かなクリームが感じられ、フルーティー&ブリニーな余韻が時折表情を変えながら長く続きます。 ロック アルコール感と共に塩気が強く出ます。悪くはありませんが、フルーティーさがかなり弱くなります。 ハイボール フルーティーさと塩気が感じられる美味しいハイボール。 種別 シングルモルト 構成原酒 ストレート○ロック○ハイボール○ 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(6)個人的には★7。付けたい オススメ度S 旨い。これ以上の言葉が必要かと思える素晴らしいウイスキーです。 ぶっちゃけこれが5000円で買えるなら、買わない理由が何かあるのかと声を大にして言いたいっ!!! ……と言っても、ブリニー&フルーティーで美味しい反面、刺激も強

アベワラー 19年[1994] ディスティラリー・コレクション

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回は「決して、裏切らない。決して、飽きさせない」を信条としたスコッチモルト販売の主力ブランドの一つ、ディスティラリー・コレクションからアベワラー19年[1994]を素人テイスティングです。 ストレート 香り 甘い麦菓子のような香り立ち、パイナップルの缶詰、リンゴ、バニラ、ホットミルク、ごく微かに籠った熔接剤、とても綺麗なイメージ。 味 ミルククリームの甘味、リンゴのフルーティー、クラッカー、カスクらしい刺激とアベワラーらしいスパイス感の後に、バニラアイスぽい余韻が静かに続きます。 ロック フルーティーさや甘味も感じますが、カスクストレングスのアルコール感が強くなります。 ハイボール 弱めのパイナップルのフルーティーさを感じられます。 種別 カスクストレングス 構成原酒 バーボン? 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度B+ とても綺麗なイメージのおそらくバーボン系の樽で熟成させた美味しいウイスキーです。 フルーティーさと甘味のバランスもよく、加水すると、若干ながらパイナップルぽいトロピカルが出てくるのも魅力ですね。 少なくともネット在庫はないので、飲んでみたい方は ひとくちウイスキー さんや、ボトラーズ系が豊富なバーでお試しください!

ボウモア ホワイトサンズ 17年

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はブラックロック、ゴールドリーフに引き続き免税店向けに作られたボウモア ホワイトサンズ17年を素人テイスティングです。 ストレート 香り 穏やかな香り立ち、ホワイトグレープフルーツを思わせる柑橘系のフルーティー、弱めのパッションフルーツ、バニラ、カラメルを掛けたカスタードプリン、パンのようなモルティも感じられる。 味 柔らかい口当たり、弱くバニラ、グレープフルーツの皮や綿を感じさせるほろ苦さ、弱めのパッションフルーツのフルーティー、優しいスモークの余韻がその印象のままに抜けていきます。 ロック フルーティーさもありますが、ほろ苦い樽感も強調されます。 ハイボール 不味くはありませんが個性が全て薄まり勿体ないです。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★★(6) ストレート○ロック△ハイボール△ オススメ度A 弱めながらパッションフルーツのトロピカルが感じれるボウモアです。噂でしか聞いた事のないボウモアトロピカルを7000円未満で体験出来るとなれば、買う価値は充分かと思います。 しかし、ロックやハイボールは味が薄まったりしますので、オススメはしません。飲むときは是非ともストレートで! ちなみにこちらはテレビでしか拝んだことのない70年代?80年代?のボウモアの伝説的シリーズブラック、ホワイト、ゴールドへのオマージュになっているそうです。 さらに免税店向けは新しい物に切り替わっているようなので、気に入ったら確保しておいた方が良いかもしれません。 ひとくちウイスキーさんの ボウモア3ピースセットB 等で試されてみてください(´・ω・`)

ボウモア ゴールドリーフ

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はボウモアブラックロックに続き、ボウモアゴールドリーフを素人テイスティングです。 こちらも2014年に免税店向けに発売された3種の内の一つで、ブラックロックがスパニッシュシェリーオークが使われているのに対して、こちらのゴールドリーフはバーボン樽原酒がメイン。加えるシェリー樽原酒もバーボン樽でフィニッシュをかけるなど、バーボン樽の特徴を全面に出したボウモアです。 バーボン樽の後にシェリーでフィニッシュはともかく逆は珍しいのではないでしょうか。 ストレート 香り バニラ、ミルクキャンディ、メープルの甘い香り、昆布等の海草を思わせる磯、穏やかなスモーク、ごく微かにメンソールの清涼感も感じます。 味 バニラプリン、モルティな甘味、昆布ぽい磯、ピートのほろ苦さ、スモークの余韻が緩やかに続く。 ロック バニラ感もありますが、ほろ苦さも強調されます。 ハイボール バニラ、昆布ぽい磯、穏やかなスモークが感じられる。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6)個人的には6 ストレート○ロック△ハイボール○ オススメ度A 嫌みな要素が少なく、バーボン樽由と思わしきバニラ系の甘味と穏やかなスモークが感じられ、価格を考慮すればホワイトサンズと共にマストバイボウモアだと個人的には思います。 もちろん熟成度含め、完成度言う点では新しくなり美味しくなったという18年や、ホワイトサンズ17年には劣ると思いますが……免税店向けと言うこともあり、販売店にもよると思いますが、一リットルで6000円はお手軽で良いと思います。 気になる方はひとくちウイスキーさんの ボウモア3ピースセットB 等で試されてみてください(^-^) ……ちなみにホワイトチョコでムースや、ガナッシュを作る際に入れると美味しくなるので、試す機会があれば是非とも試してみてください!!!

宮城峡シングルカスク17年[1989]

宮城峡シングルカスク10年に引き続き、今回は宮城峡シングルカスク17年[1989]を素人テイスティングです。 ストレート 香り 10年に比べて香り立ちは意外と大人しい、鞣し革、黒糖菓子、レーズン、すみれの花のフローラル、熟したバナナ、クリーミーさも感じられる。 味 クリーミー、熟した果実感、マドレーヌ、白胡椒、バタートースト、熟成感があり、アルコールの強さを感じない、果実感とクリーミーな長い余韻が続きます。 種別シングルカスク 構成原酒 シェリー樽 香り★★★★★★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★☆(6,5) オススメ度A+ これも美味しいです……ただ熟成感を感じる反面、10年に感じられたシェリーの濃厚なレーズンやメープルシロップのニュアンスが弱めです。その分硫黄感も弱いのですが……どちらを進めるかと言えば、残量が少ないですがシングルカスク10年[2003]を進めたいです。 確かに二千円という額面を見ると高いと思いますが、相場を考えれば激安ですので機会があれば是非飲んでみてください!

宮城峡シングルカスク10年[2003]

今回はたまたま倉庫から見つかったという宮城峡シングルカスク10年[2003]を素人テイスティングです。 ストレート 香り 濃密なメープルシロップの気品すら感じられる甘い香り、高級な巨峰のレーズンの奥には熟成した果実も感じられ、あえて言うならパイナップル、クリーム、麦菓子、10年とは思えない熟成感がある。微かに硫黄を感じなくもないが気にならない。 味メープルシロップ、濃密なされた巨峰のレーズンのような果実感、酸味が感じられ、チリペッパーのような刺激があるが同時にまろやか、麦菓子のような香ばしさ、確かにシェリー特有の硫黄もいるが、素晴らしい余韻が長く続く。 種別シングルカスク 構成原酒シェリー原酒 香り★★★★★★★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6ー7)ほぼ7 オススメ度S これはとても美味しいです!素晴らしい……残量が少ないので、宮城峡蒸留所へ行く機会があれば是非行かれてくださいっ!!!

シグナトリー アンチルフィルタードコレクション グレンロッシー20年[1997]

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はボトラーズであるシグナトリーから、ディンブル等の主要原酒であるグレンロッシーアンチルフィルタードを素人テイスティングです。 香り 微かに栄養ドリンクを感じさせる香り立ち、甘いバニラプリン、焼きたてのスポンジケーキ、篭った溶接剤ぽいアルコール、青リンゴの酸と爽やかさを感じる。 味 甘いバニラプリン、焼きたてのスポンジケーキと香りで感じた通りの甘味、チリペッパーのようなアルコールの刺激、ほんの少しのクリーム、リンゴぽいフルーティーさ感じるドライな余韻。 ロック 甘味と微かなクリーム、アルコールの刺激と悪くありません。 ハイボール 爽やかなフルーティーと甘味を感じるハイボール。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度B+ 最近思います。ロッシーとかベンネリス(ベンネベェスじゃないよっ!)とかのあんまり高名じゃないけど、美味しいウイスキーを狙った方が幸せになれるのでは……と。 まぁ、そんな戯言はともかく…… バニラの甘さとリンゴのフルーティーさのバランスが良いロッシーです。 口当たりは甘く、スパイスとかでよく表現される弱冠のアルコールのピリつきがありますが、ネガティブな樽の渋味が出てるわけでもないので、年数や価格を見れば中々良いと思います。 気になる方は ひとくちウイスキー さん等で試されて見てください(* ̄∇ ̄)ノ ……同じシグナトリーでもアンチルフィルタードの方が美味しく感じる(ぼそっ