ストレート
香り 穏やかで軽い香りたち、天津甘栗を思わせるほっこりとしたモルティな香ばしさ、メープルシロップ、軽く植物を燃やした香ばしいピート香。
味 天津甘栗の香ばしさとホッコリ感、りんご系のフルーティーさ、エステルフルーツとライトなピートの余韻が残ります。
種別シングルモルト
構成原酒
香り★★★★★〜★
味★★★★★〜★
総評★★★★★〜★(5〜6)
おすすめ度B−(ボトルはC−
毎年秋頃にリリースされるニッカの限定品。こちらは宮城峡の限定品である宮城峡ピーテッドです。
ピート感は海岸系と言うよりはいわゆるスペイサイドやハイランド系と言われる内陸系の焦がしたようなニュアンスが強いかと思います。
第一印象から飲み終わったあと含めて、バー向けだな……と。と言うのが個人的な感想です。
バーで通常の宮城峡などと飲み比べる分には楽しめると思いますが、なかなか高額なお値段を考えると家にボトル欲しいかと言われると……同系統ならベンロマックで良いのでは?と言うのが正直なところです。
気になる方はどこかでお飲みになって見てください。
以下公式コメント。
宮城峡モルトの知られざる魅力をお届けするというテーマにふさわしい原酒として選んだのは、ヘビーピートタイプのモルト。宮城峡らしさを備えつつしっかりピートを主張するこの希少な原酒を使いながら、かつてない「シングルモルト宮城峡」をつくりあげようと考えました。
上向きのラインアームを持つポットスチルで焚く宮城峡のヘビーピート原酒は、ピートをしっかり主張しつつ、エレガントさも併せ持っています。この個性を生かすため、ブレンドの骨格はライトピート原酒で組み立てました。原酒ごとに異なるピートの強弱を見極め、バランスを取りながら調整を繰り返し、宮城峡らしさとピートとの豊かな調和にたどり着きました。
立ち上がりは、熟した果実のような香りとウッディな樽の香り。ピーテッドと銘打つ割にピート感は抑えめかと思わせながら、口に含むと甘さとともにピートが広がります。余韻はきりっと引き締まったピートと、ビターチョコのようなほろ苦さ。トップから余韻まで流れるような抑揚があり、全体の印象はあくまでエレガントです。
ストレートで味わった後は、ぜひトゥワイスアップを。フルーティーな華やかさが開き、樽のビターも楽しめます。ドライフルーツのような甘さが際立ち、ピートの余韻が濃く感じられるロックもおすすめです。
コメント
コメントを投稿