サントリーが東京、武蔵野ブルワリーで醸造している東京クラフトシリーズから、今回は一番オーソドックスな青いラベルのペールエールを飲んでみます。
武蔵野ブルワリーと言えば、サントリー創業者である 鳥井信治郎氏 の息子さんである二代目社長 佐治敬三氏が、デンマークを視察に訪れ、微生物管理を徹底して東京武蔵野ブルワリーを1963年に完成させたそうです。
息子である二代目社長 佐治敬三氏にビール事業参入を相談された時、信治郎氏はこう言って背中を押しました。
「わてはこれまで、ウイスキーに命を賭けてきた。あんたはビールに賭けようと言うねんな。人生はとどのつまり賭けや。わしは何も言わん。やってみなはれ。」
開拓者たる覚悟と責任を問うこの言葉は、時代を超えてサントリーグループのDNAとなっているそうです。
ここら辺 ニッカの創業者である竹鶴政孝氏の息子さんである。竹鶴威氏が父の後を継いで、ブレンダーへ、そして、ニッカの新たな醸造所として、様々な土地を練り歩き、余市とは対象的な宮城蒸留所を開設するのですから、調べると面白いですね。
この東京クラフトは、当時通常の規模だと、仕込み量が大きく、製造後の販売を考えると、個性的なビールを作るのは難しいことでした。なので、武蔵野ブルワリー工場内に通常の20分の1の規模の[ミニブルワリー]で、個性的で品質と旨さを追及してビールを作って作成しているそうです。プレモルの前身である「モルツ・スーパープレミアム」もここで作られたそうです。
以下はサントリー東京クラフトのサイトからの転載になります。
東京・武蔵野ビールブルワリー。
1963年、サントリーのビールづくりへの
飽くなき挑戦はここから始まりました。
1963年、サントリーのビールづくりへの
飽くなき挑戦はここから始まりました。
醸造家たちの情熱は脈々と受け継がれ、
そして、今。
東京の地で、半世紀に渡って、
伝統と革新をテーマにビールづくりに挑戦し続けてきた私たちが、
伝統と革新が融合する街「TOKYO」に
愛着と敬意を込めて創りあげたもの。
そして、今。
東京の地で、半世紀に渡って、
伝統と革新をテーマにビールづくりに挑戦し続けてきた私たちが、
伝統と革新が融合する街「TOKYO」に
愛着と敬意を込めて創りあげたもの。
それは、めまぐるしく変化する現代社会に生き、
新しい道を切り開こうとする
全ての人々の感性を刺激する
都会的で洗練された味わいのビール。
新しい道を切り開こうとする
全ての人々の感性を刺激する
都会的で洗練された味わいのビール。
とのこと。
期待が高まります。
色は琥珀色。
フルーティーな香り。スッキリとした飲み口。スッキリとした飲み口に比べて、苦味は思いのほか残ります。個性的でありながら、根底には飲みやすさがあるビールでしょうか。
香り★★★☆☆
味★★☆☆☆
のど越し★★☆☆☆
コスパ★★☆☆☆
味★★☆☆☆
のど越し★★☆☆☆
コスパ★★☆☆☆
あえて父親は違う道を切り開き、ビール業界へ参入した佐治敬三氏へ思いをさせて味わってみてはいかがでしょうか?
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