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2月, 2018の投稿を表示しています

アンノック12年

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はアンノック12年を素人テイスティングです。 こちらのアンノックはノックデュー蒸留所で作られるウイスキー銘柄です。なぜ名前と蒸留所が違うのかと言うと、名前がノッカンドゥ等の他のウイスキーと紛らわしいとの事で、蒸留所近隣に広がる「黒い丘(ブラック・ヒル)」にちなんで、「小さな丘(アンノック)」と名付けられました。 ノックデューは1894年に今やウイスキー界の巨人と言っても過言ではない。ディアジオ社が初めて創業し、所有したモルト蒸留所です。残念ながら1983年に一度閉鎖されましたが、新たな所有者であるインヴァー・ハウス・ディスティラーズが6年後の1989年に操業を再開。インヴァー・ハウスはノックデュー本来の個性を最大限生かすために、木製ウォッシュバックと石造りの古いダンネージ式熟成庫を使い続けています。 蒸留器2基、スピリッツの年間生産量も90万リットルと、蒸留所の規模としてはけっして大きくはありません。また蒸留所の場所がハイランドとスペイサイドの丁度中間地点に位置しているため、人によりどちらに含めるか違うため両方のタグを付けさせて貰いました。 12年の個性は自分のような素人にも分かりやすく、入門用ウイスキーの1つとして名前が良く出るウイスキーでもあります。 香り ハチミツをたっぷりの掛けたフレンチトースト、レモン水、甘い木香。 味 香りと違い強いウッディな樽香と渋みが暴力的なまでに口に広がる。余韻は長く樽の渋味が抜けるとハチミツレモンに微かなスパイスの要素を感じます。 再テイスティング  ストレート  香り 優しい香り立ち、レモン水のような爽やかな柑橘系、人匙の蜂蜜、パンケーキ等を思わせる甘いモルティ、軽やかな青リンゴのフルーティー、それなりにアルコールの刺激もあります。 味 綺麗なフルーティー、王林や、柑橘系の爽やかさと甘さ、チリチリとしたスパイスの刺激、最後に樽の渋味、余韻にかけて優しい蜂蜜レモン水が感じられます ロック フルーティーさが比較的強くなりますが、アルコール感も強いです。 ハイボール フルーティーで美味しいハイボール 種別シングルモルト 構成原酒

エビス 格別の乾杯

今回はエビス格別の乾杯を素人テイスティングです。 「サッポロビール(株)は、2018年1月23日に「ヱビス with ジョエル・ロブション 格別の乾杯」を数量限定で発売します。  本商品は、120年以上の歴史を誇るビールブランドヱビスと、料理界を代表するフレンチの巨匠、ジョエル・ロブションとが手を組み、造り上げた、シャンパンのように華やかでフルーティーな香りが特長のビールです。  フランス・シャンパーニュ地方産の上質な淡色麦芽を使用し、ホップは「ネルソン・ソーヴィン」(注1)を主体に、華やかに香る「ハラタウブラン」(注2)をバランスよく組み合わせ、乾杯にふさわしい豊かでフルーティーな香りに仕上げました。  パッケージデザインは、国内外で活躍するデザイナー・森田恭通氏(注3)を起用。ロブションのメインカラーである赤と黒を基調とし、商品特長の豊かに香る清々しい味わいを表現しました。  当社はさらなる香りを極めた、ヱビスとジョエル・ロブションの自信作を皆様にお楽しみいただいきたいと思っています。    (注1)高級ワインでも名高いニュージーランド・ネルソン地方産の白ワインのような香り特長を有する品種。 (注2)白ブドウやグレープフルーツのような香り特長を有する品種。 (注3)株式会社グラマラス代表。 (サッポロ公式サイトより転載)」 香り それほど強い香りはなく、微かに果実香。 味 フルーティーで甘い口当たりに、麦の旨味。ポップの苦味と爽やかな香りが後を引き締めます。 香り★★★☆☆ 味★★★☆☆ のど越し★★☆☆☆ 総評★★★☆☆ 美味しいのですが、ん?と思ってしまいました。去年はもっと美味しかったような……と。このエビスの限定品とよなよなエールがきっかけであまり今まで飲んでなかったビールを飲むようになったのですが……。 それとネルソンポップはグランドキリンの白ワインのようなに比較するとこんなもんだったかなぁ……? ちょっと思い出補正でバイアス掛かってるかもしれませんf(^^; ともあれ、美味しいのは美味しいですよ。

メーカーズマークプライベートセレクトPBO限定ボトル

今回は仙台市のオーセンティクバーアンダンテさんでいただいた。メーカーズマークプライベートセレクトPBO限定ボトルを素人テイスティングです。 メーカーズマークと言えばプレミアバーボンの一つと知られ、トレードマークは赤い蝋燭でしょう。一つ一つ人の手によって蝋封されているので、一つ一つ形が違います。 そして、こちらのメーカーズマークプライベートセレクトはプロフェッショナル・バーテンダーズ機構メンバー向けに240本限定で発売されたボトルになります。 原酒にインナーステイブと呼ばれるオークの板を沈め、数ヵ月熟成させた特別なウイスキー。 原酒の選定はPBO洋酒博物館北村氏。バーバグース松本氏が現地赴き、数ある組み合わせの中から独自に選定したインナーステイブを使用し、後熟を施した世界に一樽しかない特別なメーカーズマークだそうです。 アルコール度数55,85%と高いのも特徴でしょう。 香り メープルシロップ、蜜入りりんご、とても甘い木香、干し草。 味 メープルシロップを思わせる甘い味わいと渋味を伴った熟成感を感じ、甘味を伴った干し草ような香りが鼻を抜けて行きます。 種別 シングルカスクバーボン 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★★(6) オススメ度B+ 正直バーボンに対してそこまでポジティブな印象を持っていませんでしたが、これは中々どうして旨いです。機会があればお試しください(*´ω`*)

ジェムソン・カスクメイツ

今回はスーパーでも買える有名アイリッシュウイスキーのジェムソンから、ジェムソンカスクメイツを素人テイスティングです。 こちらのジェムソン カスクメイツは、 ジェムソン ミドルトン蒸留所があるアイルランドのコークで人気のマイクロブルワリー「Franciscan Well(フランシスカン・ウェル)」とのコラボで誕生したウイスキーのようです。 元々 ジェムソンウイスキーの熟成に使用した樽を「Franciscan Well」に貸し出しアイリッシュスタウトを熟成してバレルエイジドビール(別名バーレイワイン。バーレイワインについてはバレルフカミダスの記事をよろしければお読みください)を造っていたようです。 ちなみに「フランシスカン・ウィル」で作られたそのバーレイワインはビールの国際的な品評会でゴールドを獲得しています。 返却されたビール熟成樽を見て「せや、これをジェムソンのフィニッシュに使ったらおもろいんちゃう?」とウイスキーのフィニッシュに使用。 ビール熟成樽由来の新しい味わいを造り出したようです。 ちょっと前にはあのベンチャーウイスキーで秩父IPAフィニッシュが発売されていましたね(*´ω`*) ちなみにカスクメイツが好調だったお陰か、IPA(通常の数倍のポップが使われたビールスタイル)樽フィニッシュも近々発売されるようですよ。 「『ジェムソン カスクメイツ』は、 「JAMESON」特有の3回蒸留によるなめらかさはそのままに、 スタウトビールの熟成樽でフィニッシュすることで、 カカオやコーヒー、 バタースコッチ、 微かなホップなどのフレーバーが加わった、 リッチで複雑な味わいです。  世界的なクラフトビールブームにも支えられ、 『ジェムソン カスクメイツ』は2015年のアメリカやカナダなど9カ国での先行発売以降、 大変好調な売れ行きで、 現在は50を越える国と地域で販売されています。 アイルランド発祥のエールビールであるスタウトを熟成した樽でフィニッシュした『ジェムソン カスクメイツ』は、 ウイスキードリンカーにもクラフトビールドリンカーにもおすすめの商品です。 ぜひ、 ビールとウイスキー造りに欠かせない樽(カスク)を共用するコラボレーション(メイツ – 仲間)から産まれる、 「JAMESON」の新しい味わいをお試しください(枠

サッポロ 月のキレイな夜に

今回は久々にビールを素人レビューです。 たまたま寄ったファミリーマートで見かけて、手に取ったのは「月のキレイな夜に」中々どうして惹かれるネーミングです。 調べるとペルジャンホワイトを参考にした新感覚(何が新感覚か不明)の発泡酒とのこと(日本の酒類別にはコリアンダーやピール等を加えているので発泡酒表記ですが、ビールのはずです) 香味付けに定番のコリアンダーやオレンジピール。またトロピカルでフルーティーなフレーバーポップを一部使っているそうです。 では飲んでみます。 グラスに鼻を近づけても特徴的な香りはなく、それほど香りは強くありません。口に含むと穏やかな麦の甘味と、清涼感のある香りが鼻孔を抜け、ピールのような苦味が余韻として残ります。 香り★★☆☆☆ 味★★★☆☆ のど越し★★☆☆☆ 悪くありませんがまた買うかと言われると、買いませんf(^^; 自分にはこれだ!という特徴が感じられなかったので、他のホワイトエール買えば良いかなぁ。 サッポロさんのサイトを見る限り、メインのターゲット層は女性。それも働く女性でしょうか。 うーんf(^^; 大手が水曜日のネコの二番煎じかよと、言い方は悪いですが思ってしまいます。

ニッカピュアモルトブラック

今回はニッカ ピュアモルトブラックを素人テイスティングです。 こちらのピュアモルトシリーズはレッドの方で記述した通り、二代目マスターブレンダー竹鶴威氏がブレンドしたブレンデッドピュアモルトになります。 レッドは宮城峡主体。ブラックは余市主体で、各蒸留所の特徴が良く現れていると評されるブレンド。 SMSでは限定品を出さなくて良いから、常時ブラックとレッドを買えるようにしてくれと言う方がいるほどに根強い人気があるようです(*´ω`*) ストレート スモーキーなピート、アルコール感、甘い樽香。口に含むとスモーキーな香りが一気に広がり、ドライなアルコール感と共に残ります。 ロック アルコール感を感じにくくなり、分かりやすい程にピートのスモーキーな香り、タンニンのような渋味を感じ、僅かな甘さも感じられます。 ハイボール スモーキーなハイボール。 種別 ピュアモルト(ブレンデッドモルト) 構成原酒 余市主体のモルト原酒 香り★★★ 味★★★★ 総評★★★☆ ストレート△ロック○ハイボール○ オススメ度B- 正直スモーキーさだけを味わいたい方以外だと微妙かもしれません。甘さが無いわけではないのですが、スモーキーさとドライな余韻が強いので加水しても、僕はその印象を強く感じ続けました(*´ω`*)

ニッカ ピュアモルトレッド

今回は二代目マスターブレンダーである竹鶴威氏がブレンドしたブレンデッドモルト ニッカピュアモルトレッドを素人テイスティングしたいと思います。 こちらのピュアモルトシリーズは発売当初は宮城峡主体のレッド。余市主体のブラック。そしてスモーキーなアイラタイプと言われていたホワイトの三種類が発売されていたそうなのですが……発売当初はアイラタイプのウイスキーを受け入れられる土壌が育っておらず、残念ながらホワイトは終売となっています。 一応蒸留所に行けばレッド、ブラック共に売っていますが、今は普通の酒屋ではあまり置いていないので地味レアウイスキーでもあります。 ストレート 原酒の若さからか、つんっとしたアルコール感、シェリー系のらしい甘い香りがするものの、まだフルーツやチョコやバニラに例える程ではないです。アルコール感と硫黄感の中に甘さを感じ、余韻に微さなピートを感じます。 ロック 甘みが全面に出て微かなスモーキーなピートとシェリー由来らしき苦味が後を引き締めます。 ハイボール 青りんごを思わせる爽やかさと甘さがあります。 種別 ピュアモルト(ヴァティングモルト) 構成原酒 宮城峡モルト原酒主体 ストレート△ロック○ハイボール○ 香り★★★★ 味★★★★ 総評★★★★ オススメ度B(A)ハイボールやロックであればAです。 ストレートでは正直微妙な感じでしたが、加水する事で真価を発揮するタイプウイスキーでしょうか。 開けて時間を置けば硫黄感が薄れ、また違った印象を受けるウイスキーかもしれません。 ちなみに一部のニッカ党は竹鶴をベースに、レッドやブラックをブレンド(遊んで)して楽しむそうなので、それはそれで面白いかもしれませんよw