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11月, 2022の投稿を表示しています

ワイルドターキー12年

ストレート 香り キャラメル菓子を思わせる甘くメローな香りたち、少し青さの残る牧草と奥から溢れるように焼きパイナップルのフルーティ。バナナのエステルフルーツ、焦がした樽のウッディネス。 味 メープルシロップを思わせる甘さに牧草と焼きパイナップル、少しのバナナのエステリー。焼きパイナップルと牧草の余韻が続きます。 種別 バーボン 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) オススメ度A 甘い香りと焼きパイナップルを思わせるエステルフルーツ!はい美味しい! 惜しまれながらも終売し、ついに復活を遂げた101プルーフのワイルドターキー12年。 内容も素晴らしいのはもちろん。現状、バーボンも高騰してる中でこの度数、年数で出せるのは凄い事だと思います。 そして一応通常品なので、どこかで試して自分の味覚にあったら試せるのも嬉しいところ。是非どこかで飲んでみてください。 公式テイスティング

安積 カベルネ・ソーヴィニヨン

ストレート 香り 華やかな香りたち、時間経過でマスカットやキャンベルなどの華やかなぶどう香、少しのぶどう味のハイチュウとラムぽい青っぽいバナナ。 味 ぶどうの華やかな甘みと少しの青っぽいバナナのフルーティ、年数、度数相応のアルコール感と少しぶどうの皮のタンニンと青っぽいバナナを思わせる余韻が続きます。 種別 シングルカスクストレングス 構成原酒 単一カベルネ・ソーヴィニヨン樽 香り★★★★★〜★ 味★★★★★ 総評★★★★★〜★(5〜) オススメ度B バーのみA+ 主に福島県の飲食店向けに出回っているという。カベルネ・ソーヴィニヨン樽で熟成された安積。 この手のワインカスクだとホッグスヘッドや2ndバーボン樽のフィニッシュに使われることの多い印章で、バランスがチグハグでそれほど美味しかった記憶もないのですが…… これ良いです! さらに 面白いのがカベルネ・ソーヴィニヨン単体ということ。 個人的には秩父の特徴だとも思っているバナナぽいフルーティさに、本当に、綺麗に、ぶどうのニュアンスが乗っています。 ワイン樽の可能性。安積の将来性に期待するような面白い一杯でした。

SMWS 112.102 【さりげなくエキゾチック】インチマリン21年 2000年

ストレート 香り 非常に華やかな香りたち、優しいバニラ香を主軸にハイチュウマンゴー味、パパイヤ、少し青さの残るマンゴー、僅かなバルサミコ酢、ホームランメロン、奥からは濡れたダンボールを思わせるらしい紙感。 味 バニラクリーム、ココナッツファイン、ドライマンゴー、間違いなくケミカルなトロピカルの余韻が続きます。  種別 構成原酒 1st Fill Barrique / Sauternes 香り★★★★★★ 味★★★★★★〜★ 総評★★★★★★〜★(6〜7) オススメ度A+ 俺史上インチマリンの最高値 間違いなくトロピカルを求める方にはマストだったボトル(なお売り切れ) 贅沢ですが余韻の長さがあれば7つけても良いと思えるボトルでした。 公式テイスティング [香り]ハチミツをぬった焼きたてのブラウンブレッド、エキゾチックなフルーツサラダジュース、甘く煮詰められたオリーブオイル、香ばしさとフルーティーバランス良い素晴らしい香り。加水すると、ミネラルオイル、キャンバス、エキゾチックな広葉樹の樹脂、ミントの葉の香りが現れる。 [味わい]トロピカルジュース!マンゴーのピューレ、エキゾチックな柑橘類、ホワイトラムのエステル、このメーカーによく見られるオールドスタイルのアイリッシュウィスキーの力強い印象を感じる。ドライマンゴー、削ったココナッツ、パイナップルジュース、ジューシーなフルーツチューイングガム、若々しいデザートワインを垂らして飲むのがおすすめだ。まったくもって素晴らしい。 bourbon hogsheadで17年熟成した後、1st fill ex-Sauternes barriqueに移し替え。

SMWS 35.310 【マーマレードで熟成したコニャック】 グレンマレイ20年 2001年

ストレート 香り 綺麗な香りたち、焼き立てのパンケーキにたっぷりのメープルシロップ、ミルクチョコレート、ドライプルーンやカシス、アンティーク家具、奥から少しの硫黄、綺麗で濃いシェリーの影響を強く感じます。 味 強いタンニン、メープルシロップ、プルーン、枝付きレーズン、エスプレッソ、高カカオ、アンティーク家具を思わせる強いタンニンの長い余韻。 種別カスクストレングス 構成原酒1st fill puncheon / Heavy char #4+ 香り★★★★★★〜★ 味★★★★★〜★ 総評★★★★★★〜(6〜) おすすめ度B 比較的珍しいと思われるSMWSの濃いシェリーグレンマレイ。 香りが硫黄感のほとんどない綺麗なシェリー感でマジで良い! と思えるのですが……口に含んだ時のタンニンの強さが気になるといえば気になります。香りは素晴らしいと思いました。 公式テイスティング [香り]ママレード、缶詰のフルーツサラダ、フルーツローフに紅茶、熟成したコニャック、トーストしたオークについた蜜蝋が混ざり合った複雑香り。 [味わい]リッチで複雑、シェリー香、クランベリー、アーモンド、ヘーゼルナッツが混ざり合い、マッチ箱の香りがねっとりとしたキャラメル交わっている。加水すると、コニャック香が強調され、イチジク、クルミ、クリスマスプディングのアロマが加わる。ハーブ、チョコレート、熟したバナナ、メロン、オークのタンニン、木材の艶材のニュアンスも感じる。タンニン感が続き、加えてオレンジピール、クランベリーソース、コーラ、温かみのあるスパイスとエスプレッソコーヒー、チャーした樽、ローストした鹿肉、マッチ棒と混ざり合う。 17年間ex-oloroso buttで熟成した後、heavily charred first fill puncheonに移し替え。

SMWS 24.150 口の中がパーティー マッカラン12年 2008

ストレート 香り 非常に濃厚な香りたち、硫黄、濃い樹液や少しの黒糖を思わせるシェリー感、枝付きのレーズンやアンティーク家具のタンニン。リッチ。時間経過でオレンジぽいニュアンスも。 味 リッチな高カカオ感、枝付きのレーズンやアンティーク家具を思わせるタンニン、コーヒー豆、非常に濃い余韻が残ります。 種別カスクストレングス 構成原酒 1st fill hogshead / American oak PX 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) おすすめ度B 一体何リリースあるのか謎のSMWSのマッカランタンク混ぜシリーズ。 非常に濃厚なマッカラン。正直好きかと言うと硫黄が苦手な僕には一本家で飲み切るのはしんどいですが、ハーフなら美味しく飲めました。 OBカスクストレングス版的な香味で、現行のOB12年が好きなら確実に刺さると思います。 あと一体何リリース出るんだ。このシリーズ……。 公式テイスティング 松ぼっくりを燃やしてバーベキューを始めたり、スパイスの効いた赤ワインで煮込む洋ナシを準備するところがイメージに浮かぶ、感覚を魅了し引き込まれる一杯。辛くてスパイシーなシナモン風味のビッグレッドガムを一度に3つ噛むようなすごくスパイシーで息を吞むような味わい。いったん味わいが引き、加水した後もまだスパイシー感は残っているが、トルココーヒーとフィロ生地、溶かしたチョコレートチップ、刻んだクルミ、シナモン、レモンジュース、蜂蜜で出来たバクラヴァの甘さが現れる。2018年に厳選されたオロロソバット樽を組み合わせた後、異なるカスクに戻してさらに追熟。これはそれらのカスクの1つ。

SMWS 66.207 甘くジューシーなスモーク アードモア23年 1997

ストレート 香り 穏やかな香りたち、経年劣化したようなこなれた麦感、少しのホットミルク、腐葉土やダンネージ式倉庫などを思わせる内陸系ライトスモークが続き、少しの金属的なミネラル感も感じます。 味 ホットミルク、オールドを彷彿とさせるこなれた麦感、ダンネージ式倉庫、腐葉土や僅かな葛根湯、僅かな金属ミネラリー、味の抜けたおしゃぶり昆布、昆布、麦と内陸系ピートの長い余韻が続きます。 種別 カスクストレングス 構成原酒 1st Fill Barrique / Shave Toast Re-Char Oloroso 香り★★★★★★〜 味★★★★★★〜 総評★★★★★★〜(6〜) おすすめ度B バーのみならA SMWSのアードモア。前回のSMWS試飲会に出てきたアードモアが開けたてもあるのでしょうが金属感をかなり感じるボトルで、微妙な苦手意識とともに飲んでみたこちら………。 複雑さはないものの、しみじみと旨いアードモア!!! レアモルト系やグレンリベットの80年代などのこなれた麦感やライト内陸ピートが好きな人には確実に刺さるであろうアードモアでした。 ただお値段がお値段なのでバーのみ推奨です。 公式テイスティング 1967年製ジャガー420コンパクト・サルーンを運転し、太陽と暖かさに包まれて窓を全開にすると、ピートの火で焼かれたロブスター肉とオレンジの甘い煙が風に乗って流れてるイメージが浮かぶ。立ち止まり、奇跡的なメイラード反応を起こしたロブスターの肉の奥深い味わいを堪能する。ほんの一滴加水すると、フライパンで焼いたパンチェッタ、ビーフ・オー・ジュー、スモークしたサンファイア、小枝の焼けた匂い、フィニッシュにはベーコンとメープルシロップをかけたパンケーキ。 ex-bourbon hogsheadで21年間熟成させた後、1st fill shaved, toasted and re-charred Oloroso barriqueに移し替え。