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1月, 2019の投稿を表示しています

ブレンデッドアイラモルト 18年[1997]ヘンプ・スパロー

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) ストレート 香り 穏やかな香り立ち。潮気、塩キャラメルと焼きたての菓子パンの甘い香り、 苺のヘタ、ピーナッツ、微かにミントのアクセント、甘いピートのスモーク。 味 濃煙なスモーク、メープルシロップをかけたホットケーキ、まだ熟してない苺、プラリネクリーム、湿布のようなヨード、香ばしいモルトスナックのスモーキーな余韻が甘味を残しながら続く。 ロック スモーク、潮気、麦芽の甘味と微かなナッティ ハイボール 甘味とスモークを楽しめるハイボール。 種別ブレンデッドモルト 構成原酒 シェリー 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★~★ 評価★★★★★★~★(6ー7) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度B+ 販売するや即売する大人気のヘンプスパローシリーズのブレンデッドアイラモルト。 こちらはほぼひとつのアイラモルトに、少し他のアイラモルト。計2つの蒸留所のモルトをブレンドしたようで……おそらく大半はアード○ックかと個人的には思います(*´∀`) 他は……ラフかなぁ……。 注ぎたては穏やかで、どちらかと言うとスモークが目立ちますがスワリングしながら飲んでいくとキャラメルや、プラリネのような甘い香りと味が感じやすくなります。 不思議とアードベックウガダール好きでしたら、気に入ると思いますねぇ。ええっ!不思議と。 ウガダール好きでしたら是非一度 ひとくちウイスキー さんなどで、飲んでみてください!っ!

カスクストレングスコレクション グレンエルギン25年[1990]

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) ストレート 香り 甘くクリーミーな香り立ち、バニラ、メープルクリーム、煮りんごを思わせる凝縮した果実感、微かに接着剤、貸すかにハーブのような清涼感も感じられる。 味 甘いメープルクリーム、フジりんご、煮りんごの果実感が続き、フェンネルのような清涼感あるハーブ、微かに接着剤、フルーティーさとクリームにハーブの清涼感を感じられる余韻が続く。 ロック 接着剤ぽい香りが全面に出るものの、フルーティーさもあるので悪くありません。 ハイボール 果実感と清涼感のあるハイボール 種別カスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~☆(6~) ストレート○ロック○ハイボール○ おすすめ度A ホワイトホースの核を成すと入れるであろう3つのキーモルトのひとつ、グレンエルギン。比較的感と安価に入手できるボトラーズのひとつケイデンヘッドの25年。 甘いクリームとフルーティーが心地良く、アクセントにハーブのような清涼感が感じられる美味しいエルギンでした! グレンエルギンはそれほど経験を積んでる訳ではありませんが、共通して甘く華やかでフルーティーさと少しのクリームが感じられるスペイサイド佳酒かと思います。 気になる方は ひとくちウイスキー 等で試されてみてください!

グレングラント22年 ディスティラーズコレクション

今回はスコッチモルト販売さんの主力ボトラーズブランド。ディスティラーズコレクションから、グレングラント22年を素人テイスティングです。 ストレート 香り 華やか香り立ち、甘いミルククリーム、蜜入りりんご、白桃のコンフィチュールのフルーティー、微かにハチミツ、オーク、ミルク龍角散が感じられる。 味 蜜入りフジりんごを皮ごとかじりついたような溢れる果汁感、ミルククリーム、微かなハチミツ、弱めの樽感とハーブがアクセントとなり、フルーティーな余韻が続く。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 ホッグスヘッド 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~★(6ー7) おすすめ度B+ 実はこれ、池袋の某有名店で飲んだのですが、タバコの匂いと体調的にそれほどテイスティング出来ず(^^; また飲んでみたいと思っていたウイスキーなのですが、年末だからか、サケトライさんでサンプルが復活していたので飲みました。 上のテイスティング通り、 グラスに注ぐと華やかで蜜入りのフジりんごを思わせる果実等が感じられ、クリーム感等のホッグスヘッドだからこその程よい熟成感があり美味しいウイスキーです! 購入する資金さえはあればボトルで欲しいですね……。 気になる方は試してみてください!残ってる所にはまだ在庫あるようなのでー。

ファミリー・シルバー29年(1988)クーパーズチョイス

ストレート 香り 比較的濃いシェリー感と確かな硫黄感を感じる香り立ち、カラメル、レーズン、焦げたチョコレート、生姜、奥にフルーツ感を感じ……なくもない。スワリングで、硫黄感は多少弱まります。 味 硫黄感と確かなシェリー感、レーズン、生木、生姜のスパイス、余韻にかけての硫黄が熟してない洋梨、プラカップのような味に感じます……。人によってはブドウのフルーティーにかんじられるでしょうか。 種別ブレンデッドモルト 構成原酒 某有名スペイサイドモルトにティースプーンモルト 香り★★★★★~★ 味 ★★★★★ 総評★★★★★~★(5ー6) おすすめ度C スコッチモルト販売さんで話題となったディスティラーズコレクション(中身がほぼマッ○ラン)と同士気にリリースされ、ほぼ売り切れているスペックだけみるとお買い得な一本。 ……あまり強く言うのもあれですが、はっきり言って猿いるし、余韻に硫黄がプラカップような嫌な感じに自分は感じたので、個人的には一万円でも購入しません。 スペックだけ見れば、中身はほぼスペイサイドの某有名家族蒸留所との事ですので、かなりのお買い得に感じるでしょうが……これはブレンデッドモルトで出すにしても微かにアクセントして加えるべきで、ほぼほぼシングルで出せる出来ではないと思います。 これを買うつもりなら短熟ですが、同じシェリー樽熟成で、モルトヤマさんのプライベートボトルのアードモア5年を2、3本買うことを強くおすすめしたいです……。 リッチなシェリー感と程よいスモークが心地良い佳酒ですので。 これなら宮城峡シェリーの方が良いです(硫黄感は宮城峡の方が強いですが、まだプラスチックのような感じはしないので) 好みは人それぞれなのは承知ですが、自分には少なくとも合わないウイスキーでした(^^;

グレンギリー20年(1997)Amazon限定

ストレート 香り 花屋の前にいるような様々な花のフローラル、マシュマロやクリームを思わせる甘さ、熟れたプラム、缶詰の桃やマスカットを思わせるフルーティー、スポンジケーキ、青いりんごやフェンネルぽい清涼感も感じられます。 味 甘いマシュマロ、クリーム、カンパーニュのような麦の旨味、マスカットや缶詰の桃のフルーティー、カスクらしいアルコールの刺激、樽感の渋味、それらを伴うドライな余韻が中程度続きます。 ロック 甘いクリーム感と缶詰のフルーツを思わせるフルーティーさが感じられ、意外なほど美味しいです。 ハイボール  花のブーケとフルーティーさが立つハイボール。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 ストレート○ロック○ハイボール○ 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★☆(6~) オススメ度B- 日本のAmazonにて限定発売された再稼働後の1997ヴィンテージとしては最長となるグレンギリー20年のシングルカスク。 サントリー傘下にも関わらず、悲しい事にグレンギリーは年数表記のないファウンダーリザーブとたまに平行で、ルネサンスシリーズ等が少量入荷するのみで、シングルカスクストレングスはかなりのレア! (ちなみに海外の免税店等では実験的、意欲的な評価の良いシングルカスクが売られてるらしいです……なんでやねん!サントリー!) そして……気になるそのお味でしたが、美味しいです。間違いなく。 ……ただ、三万はとても高い。高いっす(  ;∀;) でも、そのままだと少しアルコールの強さを感じましたが、フローラルでフルーティー、僅かですがクリームもあり、美味しいのは間違いないです(大事なので2度言いました その上ロックやハイボールが美味しい事から少量加水で、バランスが取れフローラルやフルーティー等が全面に出る感じもあるので、敏内変化で★6ー7ないし、7になってくれればと個人的には願ってます。 ちなみに経験豊富なウイスキー飲みの先輩的には内容的には二万前後妥当らしいので、悲しいかなコスパは良くないです……。

ケイデンヘッド ストラスアイラ19年[1997]スモールバッチ

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) ストレート 香り 甘く酸も感じる香り立ち、ミルクキャンディ、完熟フジリンゴ、食パンの白い部分、クレームブリュレ、焼きたてクッキー、アロンアルファのつんとしたアルコール感もある。 味 ミルクキャンディ、香ばしいクッキー、刺激を伴うアルコール感、リンゴのフルーティーとミルキーな余韻が続きます。 ロック ミルクキャンディとフルーティーさを感じて悪くありませんが、アルコール感も立ちます。 ハイボール フルーティーさとミルキーを感じるハイボール。 種別カスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~☆(6) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度A+ 個人的ストラスアイラの個性だと思っているペコちゃんのミルクキャンディ感が感じられ、匂いでこれ美味しいと分かるウイスキーです。 まだ開けたばかりのはずなのでアルコール感があれですが、敏内変化で良い感じにアルコールが落ち着けば更に美味しくなりそうな気がします。 欲しくなったので、在庫だけ確認しようとしたら残念ながらどこも置いてませんでした悲しみ(´д`|||) フルーティー&ミルキーで、人によってはアルコールの強さが気になるかもですが、美味しいストラスアイラだと思います。 気になる方は ひとくちウイスキー さゆ等で是非飲んでみてください。

シグナトリーアンチルフィルタード フェッターケアン19年[1997]

 (上の ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はハイランドモルトのフェッターケアンを素人テイスティングです。 ストレート 香り 甘くミルキーさを感じる香り立ち、クレームダマンド、バニラクッキー、葡萄や桃を思わせるフルーティー、ミルクキャンディ、微かにアルコール感もありますが気になりません。 味 フルーティーな甘味が広がると、揮発性のある接着剤ぽいアルコール感、徐々にシフォンケーキ、ナッティなクリームの余韻となり続きます。 ロック クリーミーさを感じやすくなるものの、アルコール感も強く感じます。 ハイボール クリームとフルーツを感じられるハイボール 種別シングルモルト 構成原酒 ストレート○ロック△ハイボール○ 香り★★★★★★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★★(6) オススメ度A フェッターケアンはこれを含め2本目。しかもユニコーンガンダムみたいなロゴが目印のオフィシャルは飲んだ事がないので、なんとも言えませんが……らしいクリーム系の甘い香りにフルーティーさも感じられ、内容、熟成年数共に考えてコスパは高いと思います。 ただ、値段を考えると贅沢ですが……(^^; 香りは良いのですが、口に含んだ時に若干アルコール感を強く感じたので、味は★5-6にしました。 気になる方は ひとくちウイスキー さんで、試されるのはもちろん。ボトル買いもありかと思います。

アードモア5年 アスタモリス モルトヤマ

今回はハイランドモルト中でスモーキーなウイスキー作り続けるアードモアから、アスタモリス モルトヤマさんのプライベートボトルを素人テイスティングです。 ストレート 香り 炭ぽいスモーク、甘いバニラ、焼いたオーク材、オールドシェリーのような濃く甘いカラメル、枝付きレーズン、シナモン等のチャイ系のスパイス、5年熟成なのにそれほどアルコール刺激は感じません。 味 枝付きレーズン、カラメルプリンの柔らかい甘味、アルコール刺激、炭のような内陸のピートのスモーク、シナモン、微かに生木ぽさ。スモークとしっかりとリッチなシェリー感のある余韻が残ります。 ロックレーズン感が強く出ますが、ロックにしても味はほぼ崩れません。 ハイボール レーズンとスモーク感じるハイボール 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 シェリー樽 ストレート○ロック○ハイボール△ 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) オススメ度B+ ぶっちゃけ短熟を舐めてました。予想以上に美味しいです。そして、モルトヤマの店主。下野さんのテイスティング通りなのでぶっちゃけ俺のテイスティング何かいらないんじゃね?と思いました( ̄ー ̄) もちろん多少はアルコールの刺激もあるのですが、スモーキーさが上手いことカバーしているのでそれほど気になりませんし、リッチなシェリー感も感じられ、シェリースモーキー好きならば買って間違いのないボトルかと思います。 ただ……出来ではなくスペックだけ見るとどうしても高く感じてしまいますが(^^; まだ在庫残ってるようですし、名古屋ラバーズでは無料で振る舞ってくれるそうなので気になる方は是非っ! それと悪くはないですが、ハイボールは勧めません(^^;

ソサエティ 130.2(秩父)

今回はソサエティの秩父をテイスティングです。 ストレート 香り 非常に華やかなバーボン樽らしい香り立ち、高級なミルクキャンディ、超一流ホテルのバナナブレッドを思わせるフルーティーが感じられる。 味 バナナを思わせる非常にトロピカルなフルーティーで綺麗な味わい、バナナブレッドの菓子感、心地よいタンニンの渋みとモカコーヒーのような余韻が長く続く。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 ファーストバーボン樽? 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) オススメ度B(ただし非常に綺麗な出来なので、バー等で飲まれる分にはA+としてオススメします) これが出るからと転売目的のソサエティ会員が激増したという、ある種のレアボトル(^^; 非常に綺麗なバーボン樽熟成ウイスキーで、バナナのフルーティーやミルクキャンディぽさが感じられる美味しい秩父です。 ただ、美味しいのは間違いないのですが三万と考えると……買えたとしても自分は他のものか、良さげな一万円中頃のボトルを2本買います。 秩父としては希少な長熟の8年とは分かるのですが(^^; ……一万円中頃だったらなぁ……。

モートラック20年[1995]セレブレーションカスク

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はモリソン&マッカイのハイレンジブランド セレブレーションオブカスクから、ダフタウンの野獣との異名を持つモートラックの20年をテイスティングです。 ストレート 香り 揮発性のあるアルコール感、柑橘系とキウイフルーツの酸、奥にバニラやミルクキャンディ、麦菓子、鉛筆の削り滓、微かに桃のフルーティーも感じられる。 味 キウイフルーツやリンゴの皮のフルーティーな甘味、唐辛子のような刺激を伴うアルコール、熟成年数のわりに荒々しさを感じますが余韻は長く、タンニンの渋みが収まるとフルーティーさが感じられます ロック 全体的に鉛筆の削り滓や樽のタンニンが表に出てきますが、余韻にかけてはフルーティーが分かりやすいかもしれません。 ハイボール キウイフルーツのフルーティーさが全面に出るハイボール。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 ホグスヘッド  香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★☆(6) オススメ度B+ キウイフルーツのフルーティーが魅力的な美味しいウイスキーです! 何気にウイスキーでキウイフルーツ感じたのは始めてかもしれません(探せなかっただけの可能性もありますが…… こちらは未開栓のもので、ほぼ開けたて。まだ荒々しさがありますが、敏内変化でアルコール感が落ち着き、フルーティーさが出れば全面に出てくれば更に美味しくなりそうな予感があります。 気になる方は ひとくちウイスキー 等で飲んでみてください(*´∀`)

オーヘントッシャン17年 ケイデンヘッドスモールバッチ

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回は数少ないローランドモルトの一つ、オーヘントッシャンのケイデンヘッド17年をテイスティングです。 ストレート 香り 廃油、蝋のようなオーヘントッシャンらしい独特な香り立ち、度数相応のアタック、アーモンドの香ばしさ、オレンジオイルのような柑橘系のフルーティー、微かにバニラの甘さも感じられます。 味 らしい蝋が溢れ、バニラの甘味、柑橘系のフルーティー、アーモンド、オレンジ、蝋、アーモンドの余韻が続く。 ロック 悪くはないですが、全体的にぼやけた印象になります。 ハイボール オレンジぽい柑橘系のフルーティーに、アーモンドを感じれるハイボール。 種別カスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★~★(5ー6) オススメ度B オーヘントッシャンのオフィシャルを好きかどうかで、評価が別れそうなボトルです。 廃油や蝋ぽい香りはどちらかと言うと苦手なので、個人的には5でしょうか。ただ、ナッツやオレンジ系のフルーティーは間違いなく魅力的だと思います。 それと偶然アールグレイのクッキーを飲みながら食べたのですが、めちゃ合いました。 オレンジとアーモンド感がベストマッチ。オーヘントッシャンは紅茶系のお菓子と合わせると最強かもしれません。 気になる方はひとくちウイスキーさん オーヘントッシャン17年 ケイデンヘッド 等でお試しくださいー。

ウエストポート21年[1995] セレブレーションカスク

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はモリソン&マッカイのプレミアムレンジブランドのセレブレーションカスクから、ティースプーンモルトのウエストポート21年をテイスティングです。 ストレート 香り 溢れるようなミルクキャンディとフルーツキャンディの甘い香り立ち、完熟フジりんごや桃缶のようなフルーティー、ミルクセーキ、ハチミツクッキー、弱くフェンネルの爽やかさも感じます。 味 ミルクキャンディの甘味、弱めの桃缶と完熟フジりんごフルーティー、ハチミツクッキー、フェンネルの爽やかがそのまま余韻となりゆったりと続き、最後に桃のフルーティーを感じられます。 ロック フルーティーさとミルクキャンディの甘味を感じやすくなります。 ハイボール 全体的にぼやけ、悪くはないですがオススメしません。 種別シングルカスクストレングス 構成原酒 ストレート○ロック○ハイボール△ 香り★★★★★★★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6ー7) オススメ度A+ 驚くような要素があるわけではありませんが、ゆったりと飲みたい美味しいウイスキーです。 ミルクキャンディのような甘味に、りんごや桃缶のフルーティー、ハチミツクッキー、フェンネルの爽やかさが良く纏まっており、余韻にかけては桃のフルーティーも感じられる。特長として不思議と……本当に不思議な事にモーレンジィにとても似た特長が感じられるので、値段を考えればお得感があると思います。 いや~でも何でこんなにモーレンジィの印象受けるのか?不思議だなぁ……(棒 気になる方は ひとくちウイスキー さん等でお試しください。

サントリー 北社12年

今回は既に終売となっている北社12年をテイスティングです。 香り 瑞々しい若葉が成る森林を思わせるオーキー、微かなスモーク、メープルシロップの甘い香り、弱めの柔らかいバニラも感じられる。 味 瑞々しい若葉の柔らかいオーキー、軽いスモーク、弱めの樽の渋み、微かにミルクと森林ぽいオーキーな余韻が感じられます。 種別ブレンデッドモルト 構成原酒 白州 香り★★★★★~☆ 味★★★★★☆ 総評★★★★★~☆(5) オススメ度B(元値ならA+) 元々の値段が2500円であることを考えると、白州らしさが充分にあり、年数も12年以上と買わない理由が思い付かないウイスキーです。 が、今のネット相場ですと安くて10000円ほど。 元々香りが繊細で、ボトルの年数経過もあると思いますが、正直NA白州や、白州12年の方が美味しく思いました(値段がそもそも違いますが おそらく値段的にも竹鶴12年の対抗酒として作られたものかと思います。 定価であればコスパ良いですし、買うと思いますが……現行相場ですと選択肢はいくらでもあると思います。 飲んだ事のない方は良心的バーで試されてみてください。

プルトニー15年(2001) カスクストレングス

今回は二、三年前にオフィシャルとして発売していたというプルトニー15年を素人テイスティングです。 ストレート 香り プルトニーらしい優しい塩気、甘いタバコ、上品なハチミツ菓子、甘いミルク、白桃を思わせる上品なフルーティー、香ばしい麦感、カスクらしい強さはあるものの、敏内変化か柔らかい。 味 白桃のフルーティー、上品なハチミツ、ミルク感、カスクらしい刺激、バニラなどを伴う塩気のあと、白桃のような上品なフルーティーな余韻が長く続く。 種別カスクストレングス 構成原酒 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6ー7) オススメ度A+ 正にプルトニーらしいミルク感と塩気ある素敵プルトニーです。美味しい。間違いありません! これが三年前くらいには普通に売っていたんですね……羨ましい。 飲めるところも少ないと思いますが、プルトニー好きでしたら是非飲んでみてください!

サントリー 響12年

今回は残念ながらすでに終売となっている響12年をテイスティングです。 響12年の最大特長と言えば、間違いなく梅酒樽で熟成された長期熟成原酒(30年)がブレンドされていることでしょう。 ストレート 香り サントリーらしい華やかなオーキー、ハチミツ、梅や杏を思わせる酸、柿等の熟した果実感、プラム、ミズナラ感、全体的に12年以上の熟成感が感じられる。 味 香りで想像した通りの華やかなオーキー、微かにミルク、ハチミツ、グレーンのタンニン感、余韻の最後に梅酒のような要素感じます。 種別ブレンデッド 構成原酒 梅酒樽貯蔵モルトや、長期熟成原酒も使用。 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★~★(5-6) オススメ度B(現相場だとB、定価であればA+) らしさのある華やかさ。梅酒樽由来と思わしきフルーティーな酸。ミズナラ感(と自分が思っている要素)が感じられ、定価(約五千円)で売っていれば借金してでも買うと思います。 響ブレンドを決定的な物にしたというのが頷ける正に素晴らしいジャパニーズウイスキーです。 ……ただ、近年の相場は二万ほど。美味しいですし、素晴らしいウイスキーなのは確かですがその値段で買うかと言われれば首を横に振ります。 ただそれでも自分のように最近ウイスキーを飲み初めて飲まれた事のない方は、飲んでみる価値は充分あると思いますので、比較的安く出してくれるバー等で飲んでみてください。

クライヌリッシュ36年年[1972]ケルティックラベル

新年一発目のテイスティングは、かつてG&M(ゴードンマクファイル)が出していた最高峰ブランド。ケルティックラベルのクライヌリッシュ36年を素人テイスティングです。 まぁ、かつてと言っても最近ケルティックラベルは復活したのですが、ボトルはおろか、お値段的にハーフすら頼むのは資金が必要です(^^; こちらは昔の定価を元にお値段設定されているバーで飲みましたので、高いけど激安でした。 香り 花のブーケを思わせる非常に華やかでフローラルな香り立ち、浅間白桃、シャインマスカット等の上品な高級フルーツ、ハチミツ、クリーミーを伴う麦感、柔らかい塩気、 味 花のブーケを思わせるフローラル、フルーツ、ヌリッシュらしい塩気、クリーミーな麦感と上品なフルーティーを感じる非常に複雑で纏まりある素晴らしい余韻が陶酔感を伴って続く。 香り★★★★★★★★ 味★★★★★★★★ 総評★★★★★★★~★(8ー9) オススメ度SSS 持てる限りのテイスティング能力を駆使してみましたが、一言。 うめぇええええええっ!!!!! なにこれ?なにこれ?とニヤニヤ笑いながら無意識に笑いながら飲んでしまう。 美酒とはこういうレベルのかと思うウイスキーでした。 これを飲む機会があるのなら、旨い以外の言葉は要らないし、ただただこのウイスキーを飲んで、鼻と舌から伝わる情報を震えながら脳髄に染み込ませてください。 ウイスキーを官能的、陶酔感と表現するのが分かります。 このブログを見ることはないとは思いますが、こんな貴重なモルトを若輩に出してくれたマスターとバーを教えてくださったモルト飲みの先輩に心よりの感謝を。

グレンモーレンジィ19年

今回は最近になって免税店向けに発売されたというグレンモーレンジの19年を素人テイスティングです。 香り ミルクキャンディを思わせる甘い香り立ち、桃キャンディ、白いフルーツ、弱めの香ばしい麦感、モーレンジィらしいバーボン樽由来の綺麗なフルーティー。 味 綺麗な白いフルーティー、フルーツキャンディ、麦菓子、クリーム、微かに南国フルーツぽいフルーツクリームの余韻が長く。 構成原酒 おそらくバーボン樽オンリー? 種別シングルモルト 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~☆(6) オススメ度S 麦感と言うよりは、これはモーレンジの酒質とバーボン樽由来だと思われるフルーティーさが非常に魅力的な一本かと思います。 シェリー樽の要素が混ざった18年の延長と言うより、純然たるオフィシャル10年の延長上と感じました。 残念ながらまだ日本にはあまり入ってキテないようですが、こちらの方で発売されるのが待ち遠しいボトルです! バーにはちらほらと置いてる所もあるようなので、是非モーレンジ好きならば飲んでみてください。