スキップしてメイン コンテンツに移動

トマーティンレガシー 旧ボトル


今回は歴史あるハイランドモルト、トマーティンから僕のようなビギナー向けのレガシーを飲みたいと思います。

こちらのトマーティン蒸留所の歴史は古く、正式な設立は1897年なものの、遡ればガロデンの戦いが行われた(1746年)からウイスキー造りが行われていたそうです。

元々トマーティン蒸留所のある場所は小規模な村だったそうです。良質な水が豊富で、インバネスの牛追い達が通る道沿いにあるため交通の便も良く、ウイスキー生産には格好の場所であり。

1974年にはスコットランド最大のモルトウイスキー所となり、現代に換算するとマッカラン、グレンフィディック、ザ・グレンリベットに匹敵(年純生産アルコール1,450万Lに相当)する量の規模であったとか。

1986年にトマーティン蒸留所は宝酒造に買収され、それをきっかけに量よりも質を重視するようになり、今では年間生産を2万Lに減らしたようです。

元々はブレンデッドウイスキー用の供給が主でしたが、今では数多くシングルモルトを世に出すようになっています。

そんな中でレガシーは前述したようにビギナー向けなのですが、蒸留所長であるグレアム氏がセレクトした樽から、六種類のレシピが考案され、さらに4種類のレシピ絞りこまれ、蒸留所で働くスタッフの投票により決まるそうです。

ただ、僕の飲んだトマーティンレガシーは少し古いものになりますので、グレアム氏が関わっているか、少し不明瞭な所がありますf(^^;


ストレート つんとしたアルコール感、芳ばしいモルティさ、ココア、メープル。
ミント等のハーブ系を思わせる爽やかさとシトラス系のホップを思わせる苦味。芳ばしさを感じ、爽やかな余韻の中にメープルを感じる事が出来る。

ロック ハーブ系とシトラスを思わせるホップの爽やかな香りが強く出る。

ハイボール 非常に爽やかな味わい

種別 シングルモルト
構成原酒 バーボン樽原酒とアメリカン・ヴァージンオーク樽原酒をバッティング

香り★★★★
味★★★★
総評★★★★~★(4ー5)
ストレート△ロック○ハイボール○

オススメ度B-

かなり爽やかさが特徴的なウイスキー。ビールで言うなら、僕は越後ビールのフライングドラゴンIPAとちょっと似た印象を感じました。

悪くはないのですが、デイリーハイボール用としては微妙に高く、またストレートでじっくり味わう感じかと言うと……うーんf(^^;

シトラス系ホップを使ったビールが好きな方ならハマるかもしれません。

数ヶ月前にラベルチェンジしてので、旧ボトル表記にしてあります(´・ω・`)

コメント

このブログの人気の投稿

ミサゴウイスキー

今回は一時期にコスパが良いとTwitterのウイスキー界隈で話題になったミサゴウイスキーを素人テイスティングです。 こちらのミサゴウイスキーは、自分の行動範囲内ですと、イオンでだけ置いているウイスキーになります。 製造元が山梨県にある南ワインビバレッチという会社で、主に輸入ワインや委託ボトリング、PB商品の委託等の業務中心にしており、安ウイスキー(600円)のハチクマの販売もしてもいるようです。 ホームページを見る限り蒸留設備もなく、ミサゴウイスキーに関する記載も無いことから、イオンから委託されたPB商品と僕としては予想してますがさてはて(*´ω`*) ストレート アルコール感、黒蜜、ミートソース、クッキー。ミルキーな口当たり、和三盆のような上品な甘さ、ピールのような苦味が残る。 ロック甘味が一気に開く。 ハイボール 甘くすっきりとした味わい。 種別 ブレンデッド 構成原酒 輸入のモルトとグレーン 香り★★★★ 味★★★ 総評★★★★(4) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度A 一応製造免許と設備を有する甲州やグリーンフォレストを発売するサン・フーズと違い、輸入ワイン等の販売等が主な会社のようなので、先ず間違いなくバルク原酒(輸入原酒)が使われています。 しかしながら、この値段ならば悪くないと思わせるブレンドの出来で、Twitterでも全体的に高評価でした。 ハイボールにするのなら、角よりもコスパも良くオススメ出来る味わいです(´・ω・`)

サントリー AGEING15(エイジング15年)

今回はサントリーのオールドブレンデッドである ストレート 香り コルク臭が若干ついているものの、サントリーらしい非常に華やかな香り立ち、溶剤、湿った木、燃やした割りばし、等のウッディさに、バニラ、完熟果実(強いていえばメロン)の甘い香り。 味 口に含んだ瞬間、深い森林で深呼吸したかのようなウッディさが広がり、革、弱めのピートのスモークが混ざり合い、長い余韻が続く。 ロック コルク臭とひねが強調されてしまう。ウッディさも出る模様。 ハイボール コルク臭が残念でならないが、美味しいハイボール。 種別ブレンデッド 構成原酒 山崎パンチョンやミズナラ中心? 香り★★★★★★☆ 味★★★★★☆ 総評★★★★★~★☆(5ー6)状態が良ければ6ないし、6ー7 オススメ度A 山崎好きならば一度は飲んでもらいたいサントリーのウッディさが凝縮されたウイスキー。 サントリーのオールドボトル系でコスパの良いボトルと言うと、いくつものブログ等で紹介されているように、ローヤル15年でしょうがこれも負けていません! むしろ良くも悪くもウッディな要素は強いと思います。

グリーンフォレストウイスキー

今回はミニストップで、最近見かける梟のラベルが可愛いグリーンフォレストウイスキーを飲みたいと思います。 こちらのウイスキー……インターネットで調べても、製造会社、販売会社、両方のサイトに記載もなく何も出てきませんf(^^; 一応製造会社は酒屋で見かける安ウイスキー甲州や、自社モルト使って無さそうなのに富士山と言う名前を使ったウイスキー作っているサン・フーズさんでございます。 では飲んでみます。 ストレート 食パン、メープル、樽感があり、比較的アルコール感、えぐみを感じる苦味が強いです。良く言えば樽感強い……というべきでしょうかf(^^; ロック 微かに果実を感じるものの、苦味をやはり強く感じます。 ハイボール 甘さが出て来て、苦味が味を引き締めてくれますので、悪くはありません。 種別 ブレンデッド 構成原酒 輸入のモルトとグレーン (星5が平均です) 香り★★★★ 味★★ 総評★★★☆ ストレート△ロック△ハイボール○ オススメ度C- 値段的にハイボール用と割りきれば、悪くはないと感じました。開けたては一瞬ですが、富士山麓を思わせる樽熟香がしたほどです。 が、値段的にあかしを買えますし、700㎜に直すと富士山麓等が買える値段で、あえて買うほどの魅力が備わっているかと言うと……正直ないです。 この値段帯なら僕は富士山麓を買いますし、他に充分魅力的な選択肢があるかなー?とf(^^; 同じように自社モルト混ざってなさそうなウイスキーでも、ミサゴは悪くないんですけどね……。