スキップしてメイン コンテンツに移動

ティーチャーズ セレクト


今回は南米で良く飲まれているというティーチャーズブランドから、コンビニで限定発売されたティーチャーズセレクトを素人テイスティングです。

ティーチャーズブランドの歴史は多くのウイスキー起業家達と同じく創業者のウィリアム・ティーチャーが1830年に開いた食料品店まで遡ります。

ティーチャーもスピリッツのブレンディング事業を始め、のちに息子が事業を引き出し、ますますブレンディングに力を注ぐようになります。そして1884年に「ティーチャーズ・ハイランドクリーム」を商標登録すると、ウイスキー造りが完全な本業になります。

傘下にはハイランドで唯一ピーティなウイスキーを今でも造り続けるアードモアとアサヒさんが正規輸入代理店となったグレンロドナックがあり、ブランドのキーモルトとして使われています。


ストレート

香り アルコール感と共にモルティな甘い香りと香ばしさ、微かにピートとニューポットに似た若さを感じます。

味 ピートとウッディな苦味を感じた後に甘栗等を思わせるほくほくした甘味と香ばしさを
感じ、スモーキーな香りの余韻が少し残ります。

ロック スモーキーさと樽由来と思わしきウッディなえぐみ、そして生焼けの卵菓子のような嫌なグレーン感が出てきます。

ハイボール モルティな甘味と香ばしさ、スモーキーさも感じられ美味しいです。


種別 ブレンデッド
構成原酒 アードモア、グレンロドナック等

ストレート△ロックハイボール◎

香り★★
味★★★
総評★★★(3)ハイボールに限り★4

オススメ度Bただしハイボールに限れば(A)

ハイボール押しの割にはストレートも悪くはありませんが、ロックはネガティブな要素が強く、ハイボールにすると不思議な程に美味しいです。

ブレンダーの技ですねぇ。

暑い夏に向けてハイボール用に買う分にはコスパの良いウイスキーだと思います(*´ω`*)

あっ、もちろんスモーキーな香りが苦手な方には勧めませんが、ヨード系の要素はないのでスモーキーフレーバー入門にちょうど良いかもです。

コメント

このブログの人気の投稿

ミサゴウイスキー

今回は一時期にコスパが良いとTwitterのウイスキー界隈で話題になったミサゴウイスキーを素人テイスティングです。 こちらのミサゴウイスキーは、自分の行動範囲内ですと、イオンでだけ置いているウイスキーになります。 製造元が山梨県にある南ワインビバレッチという会社で、主に輸入ワインや委託ボトリング、PB商品の委託等の業務中心にしており、安ウイスキー(600円)のハチクマの販売もしてもいるようです。 ホームページを見る限り蒸留設備もなく、ミサゴウイスキーに関する記載も無いことから、イオンから委託されたPB商品と僕としては予想してますがさてはて(*´ω`*) ストレート アルコール感、黒蜜、ミートソース、クッキー。ミルキーな口当たり、和三盆のような上品な甘さ、ピールのような苦味が残る。 ロック甘味が一気に開く。 ハイボール 甘くすっきりとした味わい。 種別 ブレンデッド 構成原酒 輸入のモルトとグレーン 香り★★★★ 味★★★ 総評★★★★(4) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度A 一応製造免許と設備を有する甲州やグリーンフォレストを発売するサン・フーズと違い、輸入ワイン等の販売等が主な会社のようなので、先ず間違いなくバルク原酒(輸入原酒)が使われています。 しかしながら、この値段ならば悪くないと思わせるブレンドの出来で、Twitterでも全体的に高評価でした。 ハイボールにするのなら、角よりもコスパも良くオススメ出来る味わいです(´・ω・`)

グリーンフォレストウイスキー

今回はミニストップで、最近見かける梟のラベルが可愛いグリーンフォレストウイスキーを飲みたいと思います。 こちらのウイスキー……インターネットで調べても、製造会社、販売会社、両方のサイトに記載もなく何も出てきませんf(^^; 一応製造会社は酒屋で見かける安ウイスキー甲州や、自社モルト使って無さそうなのに富士山と言う名前を使ったウイスキー作っているサン・フーズさんでございます。 では飲んでみます。 ストレート 食パン、メープル、樽感があり、比較的アルコール感、えぐみを感じる苦味が強いです。良く言えば樽感強い……というべきでしょうかf(^^; ロック 微かに果実を感じるものの、苦味をやはり強く感じます。 ハイボール 甘さが出て来て、苦味が味を引き締めてくれますので、悪くはありません。 種別 ブレンデッド 構成原酒 輸入のモルトとグレーン (星5が平均です) 香り★★★★ 味★★ 総評★★★☆ ストレート△ロック△ハイボール○ オススメ度C- 値段的にハイボール用と割りきれば、悪くはないと感じました。開けたては一瞬ですが、富士山麓を思わせる樽熟香がしたほどです。 が、値段的にあかしを買えますし、700㎜に直すと富士山麓等が買える値段で、あえて買うほどの魅力が備わっているかと言うと……正直ないです。 この値段帯なら僕は富士山麓を買いますし、他に充分魅力的な選択肢があるかなー?とf(^^; 同じように自社モルト混ざってなさそうなウイスキーでも、ミサゴは悪くないんですけどね……。

サントリー AGEING15(エイジング15年)

今回はサントリーのオールドブレンデッドである ストレート 香り コルク臭が若干ついているものの、サントリーらしい非常に華やかな香り立ち、溶剤、湿った木、燃やした割りばし、等のウッディさに、バニラ、完熟果実(強いていえばメロン)の甘い香り。 味 口に含んだ瞬間、深い森林で深呼吸したかのようなウッディさが広がり、革、弱めのピートのスモークが混ざり合い、長い余韻が続く。 ロック コルク臭とひねが強調されてしまう。ウッディさも出る模様。 ハイボール コルク臭が残念でならないが、美味しいハイボール。 種別ブレンデッド 構成原酒 山崎パンチョンやミズナラ中心? 香り★★★★★★☆ 味★★★★★☆ 総評★★★★★~★☆(5ー6)状態が良ければ6ないし、6ー7 オススメ度A 山崎好きならば一度は飲んでもらいたいサントリーのウッディさが凝縮されたウイスキー。 サントリーのオールドボトル系でコスパの良いボトルと言うと、いくつものブログ等で紹介されているように、ローヤル15年でしょうがこれも負けていません! むしろ良くも悪くもウッディな要素は強いと思います。