今回は大阪遠征の際に、某量り売り店で購入したハイランドパーク18年を素人テイスティングです。
ハイランドパーク18年といえば、かつて一万円で買えるオススメウイスキーで必ず名前が上がった銘酒です。今では実売価格13000円程に上がりましたが、それでも評価は高いですね。
ハイランドパーク12年で主な成り立ちついて等は書きましたので、こちらでは蒸留所の特徴を書きたいと思います。
1 硬水を使用
ウイスキー問わず多くの酒造りでは軟水が使われるのですが、ハイランドパークでは珍しく硬水を使用しているそうです。まだ勉強不足であれなのですが、栄養(ミネラル分)豊富な硬水を使うと酵母が活発に働くため、フルーティーな原酒が産み出されるようです。
有名どころではグレンモーレンジ等も硬水を使っているようです。
2 オークニーのピート
常に強い風が吹き、樹木がそれほど育たないオークニー諸島ではヘザーという低木が数千年をかけ、他の地域とは違う化石燃料である泥炭(ピート)になるようで、ハイランドパークの特徴であるヘザーハニー(煙さと蜂蜜)を生み出しています。
3 フロアモルティング
オークニーのピートを焚いた製造に使う約20%のモルトを大麦を発芽させ、それを止めて、乾燥させるフロアモルティングを行っています。かなりの重労働で繊細さも求められるため、スコットランドでもハイランドパーク含め両手で数えられる程(ボウモアやスプリングバンク等)しか行っていません。
ストレート
香り メープル、熟しかけのプラム、焼きたての食パンのような甘い香りと香ばしさ、極微かに溶剤の香りも感じますが気にならないレベル。12年に感じたスモーキーな要素も多少は感じるものの、強くは感じません。
味 メープル、焼きたてのパンような甘さと麦芽の香ばしさ、それほど主張の強くない上品なスモーキーさが抜けて、コーヒ豆チョコのような風味とともに緩やかな余韻を与えてくれます。
ロック プラムのようなフルーティーで甘い香りと、焼きたての食パンのような香ばしさ、スモーキーな香り。
ハイボール 普通に美味しいですが、良さが消えるようです。もったいない。
種別 シングルモルト
構成原酒シェリー樽原酒等
構成原酒シェリー樽原酒等
香り★★★★★★
味★★★★★★
総評★★★★★★(6)
味★★★★★★
総評★★★★★★(6)
ストレート◎ロック○ハイボール△
オススメ度A
素晴らしいの一言。多くの根強いファンがいるのがよく分かる素晴らしいウイスキーです。
しかし……値段が値段なので一本買いとなるとなかなか……f(^^;
これが一万円以下とかスゲー時代があったものだと思います。
バー等で見かけたら一度は飲んでみて欲しいウイスキーです。
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