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【シングルモルトのパイオニア】グレンフィディック12年

 (上の画像はひとくちウイスキー様のご好意でいただきました)
今回はグレンフィディック12年を素人テイスティングです。

スーパーなどでも置いているシングルモルトの一つであり、かつては世界で一番飲まれているシングルモルトでした(2014年にグレンリベット首位を明け渡しています)。

その歴史は古く創業者のウィリアム・グランドが16年間勤めたモートラック蒸留所を辞め、退社した1886年まで遡ります。

年収100ポンド+聖歌隊員として受け取る7ポンドで、9人の子供と妻を養いながら節約に努め、資金を募り、同年ついにはグレンフィディック設立しています。

資金を少しで浮かすために家族総出でフィディック川の川床の等を使った建物を建て、近隣のジョニ黒の原酒の一つとして知られるカードゥから譲り受けた蒸留器を使い、グレンフィディック蒸留所で最初のスピリッツが作られたのは翌年の1887年のクリスマスだったそうです。






シングルモルトの原点がグレンリベットであるなら、シングルモルトを初めて大々的に売り出し(グレングランド等も売り出していたもののそれほど売れていなかったそう)成功を納めたグレンフィディックは言うなればシングルモルトのパイオニアと言えるのではないでしょうか(*´ω`*)



ストレート
香り 熟してない洋梨、レモン水、バニラ、生クリーム、フルーティーでバニラ系の甘い香りが感じられ、時間経過と共に甘い香り比較的強く出てきます。
味 バニラ系の甘み、洋梨、レモン水等のフルーティーさも感じられ、アルコール感があるものの気にならないレベル。余韻にかけてウッディさが感じられますが、短いです。
ロック アルコール感が多少立つものの、クリーム感が感じやすくなります
ハイボール 洋梨の皮、紅茶感等が感じられ、フルーティーなハイボール。
種別シングルモルト
構成原酒
香り★★★★
味★★★★
総評★★★★(4)
ストレート○ロック△ハイボール△
オススメ度B

ウイスキー歴一年になりますが、入門用ウイスキーの一つとして必ず名前が上がるこれを初めて飲みました。

値段帯的に思った以上に悪くなく、洋梨よりもバニラ系の甘い香りが楽しめるウイスキーなのですが……どうにも自分としては微妙な位置のウイスキーとなりましたf(^^;

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