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8月, 2018の投稿を表示しています

ピーツビースト カスクストレングス PXシェリーフィニッシュ

 (上の画像は ひとくちウイスキー さんのご好意でいただきました) 今回はピーツビーストをペドロヒメネス樽でフィニッシュしたピーツビーストPXカスクストレングスを素人テイスティングです。 ストレート 香り カスクストレングスらしく香り立ちはパワフルで刺激を感じる。ヨードを伴ないハムぽいピートのスモークに、フルーティーさも感じられ、微かに硫黄、ドライフルーツ等のシェリーの影響を感じられはするが、弱く。注意深く探らないと分からない。 味 最初はフルーティーさとモルティな甘味を感じますが、唐辛子のような刺激と共にすぐに煙が抜け、チリチリと舌を刺激する。ピートのほろ苦さが徐々に感じられるが、余韻は短い。 ロック 甘味を強く感じます。 ハイボール 甘味を感じられるスモーキーなハイボール。 種別カスクストレングス 構成原酒 香り★★★★ 味★★★★ 総評★★★★(4) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度B 通常のピーツビーストカスクストレングスに比べ、確かにシェリーの影響を感じるものの、正直前情報無しでテイスティングしたら分かる自信が僕にはないです(^^; ウイスキー自体は悪くないですが、濃いシェリーの影響を期待して飲むと期待はずれになってしまうと思います。 それとこの値段の差ですと、僕としては通常のピーツビーストカスクストレングスの方を勧めたいところです。 何はともあれ飲んでみてください!バーやひとくちウイスキーさんにて ピーツビーストPXシェリーカスクストレングス をどうぞー。

ピーツビースト カスクストレングス

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回は洒落たラベルと正体不明のピーティーウイスキーとして知られるピーツビーストカスクストレングスを素人テイスティングです。 この目を引くラベルのデザインは世界的に有名なアーティスト。ダグ・アルベスの手によってデザインされました(寡聞にして私は知りませんが……)樽が集まって出来たようなピーツビーストが火を吐いて、ラベルを焦がしたような加工がされており、随分オシャレなのでウイスキー棚に飾りたいですね(ノ´∀`*)。 中身はフェノール値35のスモーキーウイスキーだそうですが、正体は不明です。 ストレート 香り 軽いピートのスモークにフルーティー、梅干しのような酸のある香りに、若々しいモルティな甘味が感じられる。 味 焚き火の煙、荒々しくも若々しいアあルコールの刺激に、少しフルーティーさが混じったモルティな甘さが広がり、ピートを焚き込んだモルトの苦味、焚き火の煙が抜けていく。余韻はそれほど長くない。 ロック モルティな甘味を最初感じやすくなり、後に煙が来ます。 ハイボール 甘味があるものの、焚き火のような煙が強いハイボール。 種別カスクストレングス 構成原酒 ロングモーンと関わりあるベの付く蒸留所? 香り★★★★ 味★★★★ 総評★★★★(4) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度B ピーツビーストの名に恥じぬ、かなりスモーキー。しかしアイラモルトと言われればそう感じてしまうのですが……ヨード感が一切ないですよね。これ。 で、真偽は不確かながら、調べたところあるバーのブログで、ベが付くロングモーンと関わり深い蒸留所の5年ものとの情報が……(;゜∇゜) 僕としてはそちらを推したいです。 まぁ、正体についてはご自分の舌で確かめて見てください! バーや、ひとくちウイスキーさんの カスクストレングスセット5ピース とかどうぞー。

ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフェル

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意で提供していただきました) 今回はザ・グレンリベットから元々は免税店向けとして発売されましたが、今では国内発売を始めたナデューラシリーズのファーストフェルを素人テイスティングです。 ナデューラとはゲール語ナチュラルを意味し、19世紀の伝統的な製法と限定した樽熟成のキャラクターを最大限引き出し、ナチュラルな味わいにこだわったというナデューラシリーズ。 こちらはアメリカンホワイトオークのファーストフェルで熟成し、カスクストレングスでボトリングされています。 ストレート 香り カスクストレングスらしいパワフルなアルコールの揮発、パイナップルの缶詰を思わせるフルーティー、バニラ、飴、奥に微かな麦芽の甘い香ばしさも感じられる。 味 バニラの甘味とパイナップルのシロップのフルーティー、高いアルコール度数の刺激は思ったよりも少なく、中盤でモルティさを感じるが、余韻は短い。 ロック バニラの甘味とフルーティーさが強く感じられます。 ハイボール フルーティーで美味しいハイボール。 種別カスクストレングス 構成原酒 ファーストフェルバーボン 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★~★(5ー6) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度A 旨いです。 昨今のウイスキー相場を考えれば、カスクストレングスを6000円前後で買えるとのはお得ですし、バーボン樽熟成の特徴であるフルーティーさとバニラ感があり、バーボン樽熟成のおさらいという意味で飲んでみるのもありなのかなー?と思うボトルです。(ウイスキー歴一年が偉そうにしております( ^∀^) それと注ぎたてはアルコールの揮発が強いので、少しスワリングして落ち着かせてから飲むのをオススメしておきます。 ロックやハイボールも美味しく、ボトル買いして変化を楽しむのも面白そうな美味しいウイスキーです。 気になる方は是非バーや ひとくちウイスキー さんでどうぞー(*´ω`*)

シーバスリーガル エクストラ

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はシーバスリーガルの免税店向けのシーバスリーガルエクストラを素人テイスティングです。 こちらの商品はスパニッシュオークシェリー樽でフィニッシュした商品らしいのですが……どの機会追熟したかは不明となっています(^^; 免税店向けですが、ちらほらと輸入品が入って来てるようでインターネットで買えます。 ストレート 香り アルコールの揮発、若干の硫黄に微かなメープル、青リンゴのフルーティーに、麦芽の甘味も感じられますが、シェリー感が強いかと言うと……うーん。 味 青リンゴの爽やかなフルーティー、若干の硫黄とチョコ、メープル、麩菓子、ウッディな渋味とピリピリとしたスパイスの余韻が残ります。 ロック フルーティーさが出るものの、硫黄感が邪魔します。 ハイボール フルーティーなものの……シェリー感が微妙です。 種別ブレンデッド 構成原酒 香り★★★★ 味★★★★ 総評★★★★(4) ストレート○ロック△ハイボール△ オススメ度B- フルーティーさと確かにシェリーも感じられる悪くないブレンデッドなのですが、値段的にはミズナラと18年の中盤の4000円程(場所によっては6000円)。 ストレート等でじっくり楽しむなら少し値は張りますが、汎用性の高い18年。 ハイボールなら12年で充分。 値段と立ち位置を考えると微妙と言わざる得ないです。そもそもこの値段帯のシェリーですとコスパの良いの評価の高いファークラスの105があるんですよね……(;゜∇゜) ボトル買いはあえて勧めませんので、気になる方はバーや ひとくちウイスキー さんでどうぞー。

シーバスリーガル アルティス

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はシーバスリーガル初のブレンデッドモルト。アルティスを素人テイスティングです。 今のシーバスリーガルブランドを築いた5人のマスターブレンダーの功績と栄誉称え、5人のブレンダーをオマージュしたブランドだそうで、公式サイトに行くとメーカーの気合いがはいった説明文が見れます。 5人のブレンダーと言うことで、原酒は5つの蒸留所が使われています。 キーモルトであるストラスアイラ蒸留所、ロングモーン蒸留所、トーモア蒸留所、アルタベーン蒸留所、ブレイヴァル蒸留所。 あれ、グレンキースは?と思いましたが諸事情あるのでしょう。 ちなみに商品名のアルティスは英語の究極とラテン語の力を掛け合わせた造語で究極の力を意味するそうですよ。 ストレート 香り 注ぎたてはアルコールの揮発感が強いが、次第に華やかな香り立ちに、ハチミツ、煮たりんご、香ばしいビスケット等の甘い香りに、木の香りと微かな香辛料を感じられ、多彩。 味 柔らかいモルティな甘さ、微かなフルーティー、ウッディな渋みに、ドライな余韻の中に時折ハチミツや香ばしいビスケットが感じられます。 ロック モルティな甘さが多少強くなりますが、ウッディな渋みも強くなります。 ハイボール ドライなハイボール。 種別ブレンデッドモルト 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★~★(5ー6) ストレート○ロック△ハイボール× オススメ度B+ 多彩な香りが上手く纏まった疲れた時に、ゆっくりと飲みたい優しいウイスキー。 しかしながら、逆を言えば突出したものがなく、香りからは想像出来ないドライさもあるので、そこで大きく評価が別れそうです。 それとロックは良さが消え、ハイボールに関しては18年。それこそデュワーズ等の方が美味しいと思うのでオススメしません(^^; ボトル買いは好みがあるのであえて勧めませんが、バーや、 ひとくちウイスキー にてちょっとひとくち飲んで試してみてください(ノ´∀`*)

ニッカ 余市 15年

香り 熟した甘酸っぱい果実を思わせる果実感と上品なバニラの甘い香り、上品なスモークと革ぽい硫黄感、全体的に素晴らしい熟成感を感じさせてくれる。 味 上品なマダガスカル産最高級バニラと、熟成した果実感の甘味に、瞬間薫製のような上品なスモークと革、麦の香ばしさが加わり長く深い余韻が続く。 香り★★★★★★ 味★★★★★★~★ 総評★★★★★★~★(6ー7) オススメ度A

オールドプルトニー21年

今回は量り売りで購入したオールドプルトニーの21年を素人テイスティングです。 ウイスキー界隈では知らない人はいないんじゃないかと言うほど有名なジム・マーレイーの「ウイスキーバイブル2012」にて最高点97,5点を獲得し、間違いなく偉大なウイスキーの一つと言われた事でも有名かと思います。 ストレート 香り 中熟以上によく感じられる溶剤ぽい香り立ちに、完熟したプラムのような甘酸っぱいフルーティー、ハチミツ、塩キャラメルの甘い香り。 味 プラムのフルーティー、ハチミツの甘さ、思ったよりもタンニンを感じさせるウッディな渋みと深い木の香り、スパイスのような刺激に、プルトニー独特のミルキー、ウッディさとハチミツの甘い余韻が長く続き、モルティな香ばしさも微かに混ざります。 ロック ハチミツやフルーティーな甘さが際立ち、デザートモルト。これはこれで好きです。 ハイボール フルーティーな甘さとどこかミルキーさが楽しめるハイボール。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~★(6ー7) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度A これを飲んで美味しくないという人はいないんじゃないかという美味しい甘口モルト。 ハイボールも悪くないですが、値段を考えるとあえてオススメはしません(^^; コアなファンが居るのが頷ける素晴らしい味わいのウイスキーなのですが……残念ながら今現在は終売となりました。 悪いことだけではなく、17年と21年の代わりに近々15年と18年のニューリリースがあるようなので、そちらに期待です! 飲みたい方はバー。もしくは ひとくちウイスキー さんで取り扱いを始めたようなので、ひとくちいかがでしょうか?

【雑感&暫定】ヘーゼルバーン13年

今回は某有名バーでいただいたウイスキーの雑感です。 隣でタバコを吸ってる方がおり、尚且つコンディションが(^^; 香り コーヒーのような麦の香ばしさ、焼いたパン等の麦芽の香ばしさが主体微かなものの桃のフルーティーが感じられる。 味 麦の香ばしさの中にドライフルーツのような酸味を感じられ、シェリーの影響が感じられる。余韻はコーヒーぽい香ばしさがゆっくりと残りながらも微かに桃のフルーティーが現れる。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★☆(5,5)暫定 オススメ度B+ 最初は一万近くでこんなものかと……?と失礼ながら首を傾げましたが、スワリングして探って行くと、弱いながらも桃を思わせるフルーティーさが出てきたので、おっ……と思える要素も確かにあります。 コンディションと環境を整えてその内再度飲もうと思います。

ザ・グレンリベット18年

(上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はシングルモルトの中でも高コスパとして知られるザ・グレンリベットの18年を素人テイスティングです。 ストレート 香り 熟成感のある華やかな香り立ちに、スミレの花、ハチミツ入りの飴を思わせる甘い香り、プラム等の甘酸っぱい果実のフルーティーも僅かに感じられる。 味 シェリーやフルーティーさを感じられる甘味、モルティな香ばしさが感じられ、スパイスの刺激に、ナッツ、ハチミツ、ウッディな余韻となだらかに続く。 ロック 甘味とミルキーさが立ち、タンニンのようなウッディな渋みがアクセントになる。 ハイボール 甘く、花やフルーツを感じられる美味しいハイボール。勘違いぽいですが、微かにドライプルーンの後味。 種別シングルモルト 構成原酒ファースト、セカンドのアメリカンオーク、シェリー樽原酒 香り★★★★★~★ 味★★★★★~★ 総評★★★★★★(6) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度S 調べればいくらでもブログでテイスティングが出てくる言わずと知れた銘酒。正直どんなもんだろと思ってましたが……美味しいです。 原酒や樽不足が叫ばれる昨今。18年のシングルモルトが実売6000円~7000円で買えるのは破格のコスパかと思います。 その上オフィシャルボトル。加水しても崩れないので、万能な飲み方が楽しめるとあれば言うことはありません!  バーやひとくちウイスキーさん ザ・グレンリベット3ピースセット で試してみるのも良いですが、気になる方は是非ボトル買いをオススメします。 ……アホみたいな値段で転売されてる白州や山崎買うならこっちを買うのじゃ(ノ´∀`*)

ザ・グレンリベット12年 70年代流通

今回は京都にあるお酒の美術館さんでいただいたザ・グレンリベット12年の70年代を素人テイスティングです。 香り 穏やかな内陸系ピートが主体ながら、モルティ甘さを感じさせる甘い香り、スリリングする毎に、華やかなフルーツ香があり、奥に微かに溶接剤のようなアルコール感が微かに感じられます。 味 ピートの穏やかな燻香が広がり、モルティな甘さと香ばしさ、一瞬果実香がしたあとミルクキャンディのようなミルキーな余韻が中盤まで続き、最後ピートが顔を出して消えて行きます。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) オススメ度A かつてスペイサイドやハイランドではピートを炊き込んだ麦芽が使われていた……。 その情報自体は知っていても、実際にフルーティーピートを味わうと現行品との違いに驚きます。 ……まぁ、これ飲んだときって、まだ現行品のリベット飲んでないんですけどね(てへぺろ といっても近年スペイサイドに出来たベンロマック等はピートをアクセントにしたフルーティーピートウイスキーを作ってたりしますし、限定品でピートを聞かせたウイスキー出してる所もありますので、それを飲んでみても良いかと思います。 ちなみに年代の見分け方については分かりやすく、かつ詳しく某方が書いてますので、そちらを是非ご覧ください。 しかし信頼出来るバーでお手頃に楽しめるなら、一度は飲んでみて欲しい70年代リベットですね(*´ω`*) ちなみにヤフオク等では7000円か一万円位が相場です。リスクを考えると……うーん。あえてオールドボトルガチャは勧めないでおきます。

サントリー AGEING15(エイジング15年)

今回はサントリーのオールドブレンデッドである ストレート 香り コルク臭が若干ついているものの、サントリーらしい非常に華やかな香り立ち、溶剤、湿った木、燃やした割りばし、等のウッディさに、バニラ、完熟果実(強いていえばメロン)の甘い香り。 味 口に含んだ瞬間、深い森林で深呼吸したかのようなウッディさが広がり、革、弱めのピートのスモークが混ざり合い、長い余韻が続く。 ロック コルク臭とひねが強調されてしまう。ウッディさも出る模様。 ハイボール コルク臭が残念でならないが、美味しいハイボール。 種別ブレンデッド 構成原酒 山崎パンチョンやミズナラ中心? 香り★★★★★★☆ 味★★★★★☆ 総評★★★★★~★☆(5ー6)状態が良ければ6ないし、6ー7 オススメ度A 山崎好きならば一度は飲んでもらいたいサントリーのウッディさが凝縮されたウイスキー。 サントリーのオールドボトル系でコスパの良いボトルと言うと、いくつものブログ等で紹介されているように、ローヤル15年でしょうがこれも負けていません! むしろ良くも悪くもウッディな要素は強いと思います。

ザ・グレンリベット15年フレンチオークリザーブ

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意で提供していただきました) ストレート 香り 花のようなフローラルで華やかさ香り立ち、ナッツ、モルティな甘みと微かに蜂蜜も感じられる。 味 まず甘味が感じられ、タンニンのような渋み、そのあとナッツとモルティさが感じられ、ナッツとどこか葡萄のような余韻が残ります。 ロック フローラルさとナッティさが強調され、悪くありません。 ハイボール フローラルさの中にフルーツも感じられ、美味しいです。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★(5) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度B ザ・グレンリベット15年

グレンリベット ファウンダーズリザーブ

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意で提供していただきました) 今回はザ・グレンリベットのファウンダーリザーブを素人テイスティングです。 ストレート 香り つんとしたアルコール感の中から、モルティな甘さとりんごや洋梨を思わせるフルーティーさ、トーストのような香ばしさも感じられる。 味 アルコールの刺激のあとにモルティな甘味が広がり、フルーティーさ、バニラぽい甘みと香ばしい余韻が残ります。 ロック 微かにフルーティーさを感じられながらもモルティな甘みと香ばしさが感じ安くなります。 ハイボール フルーティーさとモルティな甘み、花ぽい要素も感じられる飲みやすいハイボール。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★ 味★★★★ 総評★★★★(4) オススメ度B ストレート△ロック○ハイボール○ 海外では12年が消えて、その後続品となるのでは言われているようです。 しかしながらストレートでは完成度の高い12年に軍配が上がりますが、加水前提ならば、香味が分かりやすくスッキリとしたこちらの方が美味しい印象を受けました。 値段帯的に安いとは言えませんが手の届かないものではないと思いますので、バーや ひとくちウイスキー さんで試してみて気に入ったら一本買いも良いかと思います(*´ω`*)

アデルフィ グレンギリー26年 1988年

4月に京都を訪れた際に帰りに寄ったウイスキーを量り売りしてくれるモルトハウスさんにて、詰めていただいた高品質ボトラーズとして名高いアデルフィのグレンギリーを素人テイスティングです。 ……家で4ヶ月貯蔵してます(^^; ストレート 香り  柔らかいスモークと甘く香ばしいナッツクッキー、レモンオイル、バニラ、それほど香り立ちは強くないが複層的。 味 バニラクッキーの甘さ、炭火焼きサバ、オーク、柔らかく上品なピートのスモークがモルティな甘さと共に消えていく。 ロック 甘いスモークとどこか炭火焼きサバぽいが強めに出ます。 ハイボール 甘味とスモークが感じられ美味しいです。 香り★★★★★ 味★★★★★★☆ 総評★★★★★★(6) オススメ度A 甘さとピートスモークのバランスが美味しいグレンギリーです。個人的にピートの利いたギリーは初体験。 コアなファンが多いのも頷けます。そして、これはブラインドで出されたらカリラとか言う自信もあります(^^; だって、ギリーにピートのイメージにないんですもん。 グレンギリーはオールドがとても人気がありますが、近年も3つの時代に別れるようで……。 パフューム臭が付き多くの人にとっては魔の時代と言われるモリソン・ボウモア時代の80年代。 サントリーへ所有者が移り、パフュームが消え、まだピート麦芽で仕込んでいたスモークギリー好きには当たり年とされる90年代前半。 そして、1997年に再稼働した近年のグレンギリーの別れるようです。 嗜好品である以上、好みは人それぞれですが、ウイスキーマニア達からの評価の高いスモークギリーを試せるボトルかと思いますので、バーで見かけた際は飲んでみてください(*´ω`*)

ニッカ 余市10年

今回はシングルモルト余市の10年を素人テイスティングです。 ストレート 香り 微かなレザーぽいを伴う硫黄感、奥から力強いバニラ、熟した果実感とハニー。 味 ハチミツやバニラを思わせる甘味に、通常ならマイナス要素になりそうな革のような硫黄感が重厚なピートのスモーキーさと共にアクセントとなって感じれ、ピートの麦の香ばしさが余韻としてゆっくり残る。 香り★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★(6) オススメ度A 素晴らしい。これが数年前まで三千円前後で買えたとか意味がわかりません! 余市の魅力を知る上で一度は飲んで欲しい素晴らしいウイスキーです。 しかしながら、最近は値段の高騰が著しく……自分が伺うバーは発売していた時の値段設定で出してくれるとてもありがたいバーなのですが、場所によってはワンショット5000円の所もあるとか(;゜∇゜) 一本買いしようとすれば三万とかになる高額ウイスキーとなってしまいましたが、安く飲める機会があれば是非飲んでいただきたいウイスキーです。

【シングルモルトの原点】ザ・グレンリベット12年

(上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はシングルモルトの原点にして基軸とされる、グレンリベットの12年を素人テイスティングです。 酒税がまだ導入されていなかった19世紀初頭。スペイサイドのグレンリベット(ゲール語で静かな谷の意味)では密造酒が盛んに作られていました。 当時、グレンリベットでは二百以上の非合法な蒸留所が存在していたという記録もあるようです。 グレンリベットの創業者として知られるジョージ・スミスもそんな密造人の一人であり、アッパー・ドラミン農場で、酒を密造していたそうで。 しかしながら1824年に同地に合法の蒸留所としてグレンリベットを設立。裏切り者として、同業者の不興を買ったジョージ・スミスは命を狙われ、身の安全を守るために拳銃を持ち歩かざるを得なくなったのは有名なエピソードでしょうか。 創業後、スミスはエディンバラのウイスキー商アンドリュー・アッシャーに原酒の供給を開始。アッシャーがこの原酒を使って1853年に造った「オールド・ヴァッンデッド・グレンリベット」が世界初のブレンドとされています。 その後、19世紀末になってブレンドスコッチウイスキーの人気が高まると、グレンリベットスタイルの原酒の需要が急増。その結果、スペイ川沿いの蒸留所の多くが自分達の造った原酒に「グレンリベット」の名を冠して、ブレンダー向けの販売増を図ったようです。 今でもたまにオークション等でグレンリベット表記のトミントールが、売られていますねぇ(*´ω`*) ポットスチルはランタン型で、仕込み水はミネラル豊富な硬水はウイスキー作りに向かないという風評を裏切り、麦芽の糖化に多大なる好影響を与えているそうです。 グレングランドや、ロングモーン等と合併を繰り返し、今はカナダの大企業シーグラム社からペルノリカールへ所有者が移っています。 ペルノリカール社に移ってから「世界でもっとも売れているシングルモルト」のステータスをグレンフィディックから奪取するため、シングルモルトや品揃えの拡大や、見直し、生産の増大や、評判の良いカスクストレングスの「ザ・グレンリベットナデューラ」等の新製品開発を行ったのは我々のような消費者にとっては嬉しいことです。 ちなみに2014年にシングルモ...

【サウンドオブアイラ】カリラ12年

 (上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意で提供していただきました) 今回は別名サウンドオブアイラとも言われるカリラの12年を素人テイスティングです。 ヘクター・ヘンダーソンによって1846年に創立されたカリラ蒸留所ですが、設立後僅かに6年後に海を隔ててすぐの場所にあるジェラ島のジェラ蒸留所の所有者であったノーマン・ブキャナンに、カリラを売却を余儀なくされた。 しかしわずか5年後にブキャナンがグラスゴーの大手ブレンダー、バロックレイドに身売り。バロックレイドが1879年に拡張をしたが、残念ながら1972年に取り壊された。 2年後に稼働を再開した時に、悲しいことに創業当時の建物は熟成庫のみだったそう。 アイラ島中でも生産規模は最大で、冷却水にスコットランドで唯一海水を使う(今は違う可能もあります)などユニークな点も持っていましたが、アードベック、ラフロイグ、ラガヴーリンの影に隠れ、シングルモルトとしてはそれほど注目されていませんでした。 1989に花と動物シリーズで出された12年のシングルモルトが発売されて注目されたようです。 人によっては昨今のアイラ人気でやっとその規模と味わいにふさわしい日の目を浴びたという方もいるようです。 ストレート 香り 浜辺に打ち上げられた海藻、海辺でのキャンプファイヤーを思わせる燻香、弱めの消毒液、スワリングしていると、徐々に麦の甘さと樽由来のバニラぽい甘さが感じられます。 味 ピートの燻香が広がりながら、微かに潮風、フランスパンの甘みと香ばしさ、微かにバニラアイスの後味に、チリチリとしたスパイシーさ、ピートの燻香が緩やかな余韻として残ります。 ロック ピートの燻香と麦の香ばしさ、甘味が強調されます。 ハイボール スモーキーでモルティな甘さと酸を抜いた酢昆布ぽさを味わえる美味しいハイボール 種別シングルモルト 構成原酒 バーボン樽 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★(5) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度A これは美味しい。好きです。基本的にシェリーとバーボンをブレンドさせた複雑系が好きなのですが、カリラはいい意味で一本気な味わいです。 それと最近ウイスキー歴一年弱にして、やっとアイラに手を出し始めたのですが、アイ...

アベワラー アブーナ バッチ58

(上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回は12年16年に続きアベワラーのシングルカスクであるアベワラーアブーナを素人テイスティングです。 ちなみにアブーナとはゲール語で起源という意味で、創業者であるジェームス・フレミングをはじめとした先人たちに敬意を表し、創業当時の19世紀と同じ製法で作られているそうです。 通常ウイスキーは樽から出した後に水を加え、アルコール度数を調整するのですが、こちらは加水無しの単一の樽から出した原酒をそのままボトル詰めしたシングルカスクストレングスになります。 そのために樽毎に微妙な味の違いが出ますので、いつも以上にほほーん……とご覧下さい(^^;  ストレート 香り メープル、レーズン、王林等を思わせるとてもエステリーでカスクストレンレングスらしい力強い香り立ち、極微かな硫黄、スパイスのニュアンスも感じられる。 味 パワフルな口当たり、レーズン、甘くウッディな味わいが広がり、僅かなスモーキーさと共に鼻を抜けていく。刺激的なスパイスとアルコールの刺激とドライフルーツの余韻が長く続きます。 ロック シェリー樽らしい甘くウッディな味とエステリーな余韻。 ハイボール ウッディでエステリーなハイボール。 種別シングルモルト 構成原酒 香り★★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★~★(5ー6) オススメ度A ストレート○ロック○ハイボール○ 第一印象としてはどこかキリンの富士山麓マチェを思い浮かべました。ブラインドしたらかなり惑わされそうですf(^^; もちろん原酒の個性、グレーンの有無、バーボン樽比重の富士山麓とシェリー樽のニュアンスが拾えるかなど明確な違いがあります。 自分の印象としては富士山麓のエステリーさにシェリー感とウッディさをプラスしたものとなっていますので、それをイメージしてもらうと想像しやすいかも?……しれません。 様々な個性を見せてくれるアベワラー蒸留所。安くはありませんが、是非 アベワラーセット3ピース 等で飲んでみてください。 ちなみにアブーナが一番のお気に入りでした(*´ω`*)

サントリー 白州18年

今回は今年の春に山崎蒸留所にて飲んで来た白州18年を素人テイスティングです。 香り 初夏に森林の近くを通りかかったようなウッディで爽やかな木の香り、メープル、白檀、微かな燻香、完熟した洋梨やフジりんごを思わせるフルーティーな香り。 味 ピートの燻香が広がり、白檀等を思わせるウッディな味わいと微かに梨やりんごを思わせるフルーティー風味とピートが緩やかに続いていきます。 種別シングルモルト 構成原酒アメリカンホワイトオーク等 香り★★★★★★~★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~★(6ー7) オススメ度A 間違いなく美味しいです。しかし、山崎18年でも書きましたが去年(2017年)の方がフルーティーで美味しかったような……経験の違いや、バッチの違いと言えばそれまでですが(^^; 白州12年の煽りを受けてか、ほぼ定価(税込27000)で見かける機会がありませたが高値が付いてしまったボトルでもあります。 経済的、家の環境的にまだ手を出せるボトルではありませんが、いつかは家の酒棚に置きたいボトルですねぇ(*´ω`*) 機会があれば是非飲んでみてください!

アベワラー16年 ダブルカスクマチェアード

(上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意いただきました) 今回は12年に続いてアベワラーの16年を素人テイスティングです。 ストレート 香り メープル、ドライフルーツ、シェリー系の甘い香りに黒胡椒のようなスパイスの刺激、極微かに硫黄、牛乳のようなミルク感も僅かに感じられる。 味 シェリー系のドライフルーツ、嫌味のない硫黄感の酸味、ふわりとしたスモーキー、オークのウッディさとスパイスを伴った余韻が続く。 ロック 円やかさの中にスパイスとオークが感じられ、花ぽいフローラルも感じられます。 ハイボール ラベンダーのようなフローラル、スパイス、微かに葡萄感が感じられるハイボール。 種別シングルモルト 構成原酒バーボン樽原酒シェリー樽原酒 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★~☆(5) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度B+ 12年に比べると、シェリー樽の影響を色濃く感じられ、甘いシェリー系のウイスキーであるものの、甘々系ではなく嫌味のない硫黄感とスパイスとオークを感じられる複雑さを増したウイスキーになっています。 好きな人は16年が好きと言うと思いますが、多くの人に進めるなら分かりやすく飲みやすい12年を勧めたいですね。 逆にアベワラーのハウススタイルと言われる甘くスパイシーなウイスキーという特徴が、12年16年アブーナと飲んだ中で一番出てると自分の中で、分かりやすかったのはこの16年でした。 値段的に気軽に買えるものではないので、バーやひとくちウイスキーさんの アベワラーセット3ピース を試して気に入ったら、是非買ってみてください。 開けてからの変化をじっくりと楽しむのも、ウイスキーの贅沢な楽しみ方の一つだと思いますので(*´ω`*)

サントリー 山崎18年

今回は山崎蒸留所で飲んで来た山崎18年を素人テイスティングです。 香り コクと香ばしさが感じられる高級チョコレート、ドライフルーツ、白檀や湿った木。思わせるウッディ、イチゴミルク、プルーン、巨峰、最高級バニラ。 味 シェリーらしいビターチョコレートのような苦味に僅かにウッディな要素が感じられ、果汁をじっくりと煮詰めたような濃密な果実感、ミルキーでいて巨峰等のフルーティーさを伴った余韻が長く残ります。 種別シングルモルト 構成原酒アメリカンオーク、スパニッシュオークシェリー、ミズナラ 香り★★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~★(6ー7) オススメ度A スコットランドと違い、ブレンデッドウイスキーを作る際に他の蒸留所のモルトやグレーン等を購入したりせず、自社で賄うのがジャパニーズウイスキーの特徴とも言えるそうで、そのために多様性のある原酒を作る必要があり、特に山崎蒸留所では(マッシュタン、ポットスチル、ミズナラ、シェリー、ホワイトオーク、ワイン樽)等で違いを生み出し、豊富な(と言っても原酒不足らしいですが)種類なウイスキーを生み出しています。 人によっては薄くなったという方も居ますが、間違いなく通常手に入る(と言っても定価27000円転売や投機商品となり実売六万越え)ジャパニーズウイスキーの最高峰の一つだと思いますので、懐具合や、体調等色々な条件満たしたらバーなどで体験して欲しい味わいです。  しかしながら、山崎18年は分からなかったですが、白州18年は去年飲んだのはフルーティーさとスモーキーさのバランスが良く美味しさに驚いた記憶があるものの、今年の春飲んだものは美味しいけど……あれ?と首をひねった記憶があります。 そもそもバッチの違いや、多少経験を積んだために相対的にそれほど驚きがなかっただけかもですが……(*´ω`*)

アベワラー12年 ダブルカスクマチェアード

(上の画像は ひとくちウイスキー 様のご好意でいただきました) 今回はスコットランドよりもフランスで人気というアベワラーの12年を素人テイスティングです。 アベワラーの村に蒸留所自体が作られたのは1826年。 ジェームス・ゴードンとピーター・ウィアーが大通り沿いに建設し、50年ほど操業したものの……のちに火事で消失。現在広く知られるアベワラー蒸留所はダルユーインの所有者でもあるジェームス・フレミングが1879年にスペイ川から数キロの上流に設立したものではなく……地域的に火事が多いのか。はたまたイフリートやドラゴンでも怒らせたのか、1898年にも大火事で消失したため、名人と呼ばれるチャールズ・ドイクが再現したヴィクトリアン様式の美しい建物が現在のアベワラー蒸留所となってそうです。 歴史があるというキャンベルディスティラーズの傘下であり、1975年にペルノリカールが親会社になってからは半分をブレンド用モルトとして供給しながらも、半分は様々な熟成年数(12年16年18年シングルカスクのアブーナ等)と味わいのシングルモルトをボトリングしています。 水源はベンネリスの山から取水。蒸留器は2ペアのストレートヘッド型蒸留器で、年間の生産量は350万リットルほどで、熟成にはバーボン樽とシェリー樽の両方が使われています。 ストレート 香り バニラ、完熟バナナ、溶剤、ドライマンゴー、キャラメルポップコーンを思わせる甘く香ばしい香り立ちで、表記年数以上の熟成感を感じられる。 味 完熟したバナナ等のようなつんとした甘味に、麦の香ばしさ、ドライマンゴー、バナナを食べたような渋み、余韻はどこかドライ。 ロック 麦の香ばしさや甘味が感じやすくなります、 ハイボール 微かにドライマンゴーが感じられる甘いハイボール。 種別 シングルモルト 構成原酒バーボン樽シェリー樽 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★~☆(5ー6) ストレート○ロック○ハイボール○ オススメ度A- 実売価格四千円中頃と決して安くはありませんが、サルファリー(硫黄系)の嫌な香りもなく、甘く飲みやすいので、万人向けのウイスキーかと思います。 結構好きなので常備ボトル候補の一つですね。 価格的にも同じくらいの値段なので、山崎難民にも良いかも知れませ...