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【サウンドオブアイラ】カリラ12年

 (上の画像はひとくちウイスキー様のご好意で提供していただきました)

今回は別名サウンドオブアイラとも言われるカリラの12年を素人テイスティングです。

ヘクター・ヘンダーソンによって1846年に創立されたカリラ蒸留所ですが、設立後僅かに6年後に海を隔ててすぐの場所にあるジェラ島のジェラ蒸留所の所有者であったノーマン・ブキャナンに、カリラを売却を余儀なくされた。

しかしわずか5年後にブキャナンがグラスゴーの大手ブレンダー、バロックレイドに身売り。バロックレイドが1879年に拡張をしたが、残念ながら1972年に取り壊された。

2年後に稼働を再開した時に、悲しいことに創業当時の建物は熟成庫のみだったそう。

アイラ島中でも生産規模は最大で、冷却水にスコットランドで唯一海水を使う(今は違う可能もあります)などユニークな点も持っていましたが、アードベック、ラフロイグ、ラガヴーリンの影に隠れ、シングルモルトとしてはそれほど注目されていませんでした。
1989に花と動物シリーズで出された12年のシングルモルトが発売されて注目されたようです。

人によっては昨今のアイラ人気でやっとその規模と味わいにふさわしい日の目を浴びたという方もいるようです。



ストレート

香り 浜辺に打ち上げられた海藻、海辺でのキャンプファイヤーを思わせる燻香、弱めの消毒液、スワリングしていると、徐々に麦の甘さと樽由来のバニラぽい甘さが感じられます。

味 ピートの燻香が広がりながら、微かに潮風、フランスパンの甘みと香ばしさ、微かにバニラアイスの後味に、チリチリとしたスパイシーさ、ピートの燻香が緩やかな余韻として残ります。

ロック ピートの燻香と麦の香ばしさ、甘味が強調されます。

ハイボール スモーキーでモルティな甘さと酸を抜いた酢昆布ぽさを味わえる美味しいハイボール

種別シングルモルト
構成原酒 バーボン樽
香り★★★★★
味★★★★★
総評★★★★★(5)
ストレート○ロック○ハイボール○
オススメ度A

これは美味しい。好きです。基本的にシェリーとバーボンをブレンドさせた複雑系が好きなのですが、カリラはいい意味で一本気な味わいです。

それと最近ウイスキー歴一年弱にして、やっとアイラに手を出し始めたのですが、アイラ系に限って言えばシェリー系ではなくバーボン系の方が自分は好きなようです(*´ω`*)

飲んだ事の無い方はひとくちウイスキーさんやカリラ12年、バーで是非!

……ちょっと金貯めて25年を買いたくなりました。

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