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アベワラー アブーナ バッチ58

(上の画像はひとくちウイスキー様のご好意でいただきました)

今回は12年16年に続きアベワラーのシングルカスクであるアベワラーアブーナを素人テイスティングです。

ちなみにアブーナとはゲール語で起源という意味で、創業者であるジェームス・フレミングをはじめとした先人たちに敬意を表し、創業当時の19世紀と同じ製法で作られているそうです。

通常ウイスキーは樽から出した後に水を加え、アルコール度数を調整するのですが、こちらは加水無しの単一の樽から出した原酒をそのままボトル詰めしたシングルカスクストレングスになります。

そのために樽毎に微妙な味の違いが出ますので、いつも以上にほほーん……とご覧下さい(^^;


 ストレート

香り メープル、レーズン、王林等を思わせるとてもエステリーでカスクストレンレングスらしい力強い香り立ち、極微かな硫黄、スパイスのニュアンスも感じられる。

味 パワフルな口当たり、レーズン、甘くウッディな味わいが広がり、僅かなスモーキーさと共に鼻を抜けていく。刺激的なスパイスとアルコールの刺激とドライフルーツの余韻が長く続きます。

ロック シェリー樽らしい甘くウッディな味とエステリーな余韻。

ハイボール ウッディでエステリーなハイボール。

種別シングルモルト
構成原酒
香り★★★★★★
味★★★★★
総評★★★★★~★(5ー6)

オススメ度A

ストレート○ロック○ハイボール○

第一印象としてはどこかキリンの富士山麓マチェを思い浮かべました。ブラインドしたらかなり惑わされそうですf(^^;

もちろん原酒の個性、グレーンの有無、バーボン樽比重の富士山麓とシェリー樽のニュアンスが拾えるかなど明確な違いがあります。

自分の印象としては富士山麓のエステリーさにシェリー感とウッディさをプラスしたものとなっていますので、それをイメージしてもらうと想像しやすいかも?……しれません。

様々な個性を見せてくれるアベワラー蒸留所。安くはありませんが、是非アベワラーセット3ピース等で飲んでみてください。

ちなみにアブーナが一番のお気に入りでした(*´ω`*)

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