今回はニッカのシングルモルト余市を素人テイスティングしたいと思います。
日本のウイスキー作りの父竹鶴政孝氏がサントリーを退社したあと、己の理想とするウイスキー作りの地として選んだのが、清々しく、時に荒々しく、吹き抜ける潮風が感じられ、泥炭(ピート)も採取できるハイランドに似た気候を持つ北海道余市でした。
余市蒸留所の一番の特徴は、世界的にも稀有だという石炭直火蒸留とストレートヘッド型ポットスチルによる力強い味わいでしょうか。
ストレート 力強いピート、オーク樽の甘い香り、 モルトの甘さと芳ばしさ、奥底に果実を思わせる香り、アイラのように強烈ではないものの、確かな力強さを感じさせるピート、モルトとオーク由来と思われる甘さがあり、炭火で焼いた焼き魚の芳ばしさ、柑橘系のピールを思わせるピートの苦味が残る。
ロック ピートが感じ難くなることで、モルトの甘さと芳ばしさ、奥底に感じられる果実感が前に出てくる。
ハイボール ピートと芳ばしさを強く感じ、どこか駄菓子的な甘さを感じる。
種別 シングルモルト
構成原酒 余市蒸留所単一原酒、ヘビーピート原酒、新樽原酒、シェリー原酒で構成。
構成原酒 余市蒸留所単一原酒、ヘビーピート原酒、新樽原酒、シェリー原酒で構成。
香り★★★★★
味★★★★★
総評★★★★★~★
ストレート○ロック○ハイボール○
オススメ度A
正直ここまで旨いのか……と驚きました。多少は経験値を積み上げたお陰か。ウイスキー飲み初めの頃ならあまり感じられなかったかもしれない確かな個性!素晴らしいの一言です。
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