スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

10月, 2017の投稿を表示しています

ヤッホーブルーイング 僕ビール君ビール ミッドナイト星人

今回はヤッホーブルーイングさんとローソンさんの共同開発商品 僕ビール君ビールミッドナイト星人を飲んでみたいと思います! 「 ■「ビール離れ」の若者世代に新しいビール体験 ヤッホーブルーイングは2014年よりローソンと共同開発し たオリジナルクラフトビール「僕ビール、君ビール。」シ リーズを販売しています。思わずハッとする個性的な味わいと香りで、普段ビールを飲まない20代・30代の若い世代 に新しいビール体験を提供することを目指したビールです。 ■ 「あなたの知らないビールの世界」を表現 コンセプトは「あなたの知らないビールの世界がもっとあ る」です。パッケージデザインには、シリーズのキャラク ターであり、“楽しいことを知っている友だち”の象徴として描いたカエルが登場します。定番製品の「僕ビール、君 ビール。」とは違い、トレンチコートを身にまとったカエ ルは、「友だちの知られざる意外な一面」を表しています。 ■落ち着いた琥珀の色合いとフレッシュな桃を思わせる香りのギャップ 今回のビアスタイルは「ホッピーアンバー」 です。日本ではまだあまり知られていないこのビアスタイ ルの大きな特徴は、色合いと香りの意外性。コンセプトは「あなたの知らないビールの世界がもっとある」です。パッケージデザインには、シリーズのキャラクターであり、“楽しいことを知っている友だち”の象徴とし て描いたカエルが登場します。定番製品の「僕ビール、君 ビール。」とは違い、トレンチコートを身にまとったカエ ルは、「友だちの知られざる意外な一面」を表しています。落ち着いた琥珀の色合いからは想像がつかないほど鮮烈なホップの香りは、あまくフレッシュな桃を想起させます。軽やかな飲み口ながら、口に含むと大胆なホップの香りを支える麦芽の存在を感じることができます。(公式サイトより転載)」 アンバースタイルは芳ばしいモルト感が、特徴のビアスタイル(確か) 僕が今まで飲んだビールだとオリオンさんの琉球マイルドや、ブリュワーズ・バーの琥珀の時間。もしくはエチゴビールのレッドエール近いのかなー?と予想しますが、さてはて。 なにせ、ホッピーアンバーを調べても出てくるのはミッドナイト星人ばかり……アンバーという要素しか予想が付きません。ミッドナイト星人の陰謀です! では飲んでみ

キリン 富士山麓シグネチャーブレンド

今回は黒いラベルがちょっと高級感のある富士山麓シグネクチャーブレンドを飲みたいと思います。 こちらのシグネクチャーブレンドはドリンクス限定販売で今年(2017年)の4月から、キリンの公式通販サイトドリンクスにて、限定販売されています(蒸留所でも売ってますよ) 「富士のふもとに眠る多彩な原酒の中から、熟成のピーク(マチュレーションピーク)を迎えた原酒を厳選しブレンドした「富士山麓」の自信作。 原酒の熟成状態をブレンダーが見守り、“熟成年数”に捉われることなく、それぞれの原酒が個性を発揮したタイミングを見極めて絶妙なバランスでブレンド。 富士御殿場蒸溜所のウイスキーづくりのこだわりがつまった逸品です。 表情豊かな原酒が織りなすハーモニーと、複層的で奥深く円熟した味わいを、ぜひお愉しみ下さい。 マチュレーションピークとは? それぞれのウイスキー原酒が本来持つ香味的特長/個性が最も良く表れている状態(円熟期)を指します。 樽熟成させる前の蒸留液の性状、熟成させる樽の種類、温湿度環境によって、熟成のピークに達するタイミングは異なり、原酒がたどる熟成の軌道に違いが生まれます。 味や香りについて 洋梨やパイナップル、そしてオレンジピールを想わせるフルーティで華やかな果実香が立ちのぼり、黒糖や焼き菓子のような甘く芳ばしい風味が織り重なる、複層的で円熟した味わいが特長です。 ほのかに感じるピートフレーバーも味わいに深みを与え、気品のある熟成香と共に、複雑で奥深い余韻が心地よく続きます。(公式サイトドリンクスより引用)」 一応、富士御殿場蒸留所見学時へいった際に、何年程の原酒を使っているか聞いたのですが……樽ごとのマチュレーションピークは異なるので、何年とは言えないとのことでしたf(^^; 勉強させていたただいてる、某氏のブログでは8~10年位の予想でしたが、さてさて。 では飲んでみます。 ストレート 洋梨、メープルとバニラの甘く華やかな香り。ウッディな香りの後に焼き菓子(フィナンシェ)カカオや焦げた樽の苦味が残る。年数のおかげか、えぐみ等は感じない。 ロック 氷で甘い香りは隠れ、ウッディさが全面に出てくる。苦味も若干薄れるが、時間が立つとむしろストレートより苦味を感じる。 ハイボール 和梨のような瑞々しく甘い味わい。非常に美

ニッカ モスカテルウッドフィニッシュ宮城挟

今回はこの前に各3500本限定発売されたニッカ モスカテルフィニッシュの宮城峡を蒸留所で飲んで来たので、ご紹介したいと思います。 「シングルモルト宮城峡モスカテルウッドフィニッシュ」は、華やかで軽やかな味わいの「シングルモルト宮城峡」を、ポルトガル産モスカテル種でつくられた酒精強化ワインの樽でさらに熟成させることで、爽やかな甘さとビターな樽香が調和した味わいを実現しました。マスカットを思わせるフレッシュな香りとモルトの香ばしさ、樽の香りと調和したフルーティーな味わいに加えて、樽のビターさと甘くコクのある長い余韻が特長です。(公式サイトより引用)」 香り メープルシロップのような甘い香り。 味 口に含むと樽香がかなり強調されていて、ウッディさとカカオのような苦味を強く感じます。若干の硫黄、ドライフルーツ的な甘味、モルティな天津栗ぽいホクホクとした芳ばしさ。そして、余韻は非常に長いです。 種別シングルモルト 構成原酒 モスカテル樽にてフィニッシュ 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★~★ オススメ度B 通常の宮城峡に比べて、かなりウッディさが強調されています。人によってはえぐみを感じ、宮城峡シェリー原酒の硫黄感がほとんど消されている印象でした。 でも、自分は逆に隠れた硫黄臭を時々感じて気になりましたf(^^; 通常の宮城峡シングルモルトは硫黄臭含めて、若々しさが魅力の一つだと思うんですが、それが損なわれている気がします。 原酒選択を含めて、ブレンド比率を変えれば面白いのかなー?と初心者なりに思います。 しかし、限定品価格と分かっててもコスパ良くないです……f(^^;

ニッカ モスカテルウッドフィニッシュ 余市

今回は発売直後に蒸留所にて、試飲出来るとの情報を入手して、試飲してきた余市モスカテルフィニッシュを紹介したいと思います。 「ポルトガル南部のセトゥーバル地区で栽培されたぶどう品種・モスカテル種でつくられた酒精強化ワイン (※3) の樽に、余市・宮城峡それぞれのシングルモルトウイスキーを詰め、さらに約1年間貯蔵・熟成させて仕上げました。モスカテル樽由来の甘美でフルーティーな味わいが付与されたシングルモルトウイスキーです。豊かで複雑な味わいを楽しんでいただくため、冷却ろ過を行わずにボトリングしています。 ・「シングルモルト余市モスカテルウッドフィニッシュ」は、力強く厚みのある味わいの「シングルモルト余市」を、ポルトガル産モスカテル種でつくられた酒精強化ワインの樽でさらに熟成させることで、芳醇な甘さとピートのコクが調和した味わいを実現しました。レーズンのような甘さとモルトの香ばしさ、蜂蜜を思わせる甘いコクと果実味あふれる味わいに加えて、樽のビターさとピートの長い余韻が特長です。(公式サイトより引用)」 調べてみると、モスカテルは日本ではマスカット・アレキサンドリアという名前の方が有名とのこと。確かに果物屋さんで贈呈用の箱に入ったのを見かけます。もしかしたら、シャインマスカットの親と言った方が、今はピンっと来る方かいるかも知れません。 香り カラメル思わせる甘い香り。 味 塩キャラメル、ビターチョコ、海藻のニュアンスがあり、ピートがモスカルテウッドで柔らかく包まれてる為か。優しくもウッディさが強調された味になっています。ビターな余韻と伸びやかなピートが残ります。 種別 シングルモルト 構成原酒 余市をモスカテル樽でフィニッシュ 香り★★★★★ 味★★★★★ 総評★★★★★~★ オススメ度B(A) 美味しいですし、個人的にはモスカテル樽とキャラクターが似てると思われる宮城峡モスカテルフィニッシュよりも、違う個性を組み合わせた余市モスカテルフィニッシュの方が面白いと感じました。 しかし、バー等でボトルが合ったら飲んで良いと思いますが……一万五千円。正直、限定品と言うことを加味しても、買うのは高いと思います。 まぁ、ニッカさんの場合はシングルモルトの限定品はそれなりに高く、代わりにブレンデッドの限定品はお手頃に……というのがあるかもしれないです

キリン 富士御殿場蒸留所 バレルセレクション 薫風2016

今回飲むのは東海地方でチェーン展開する酒屋「酒ゃビック」を運営する藤桂京伊と、キリンディスティラリーが共同で企画したプライベートブランド。 薫風は東海地区限定販売だそうです。何故か、仙台の酒屋にあったので買ってみました。本当に何でだろうf(^^; 調べてみると三年契約の為に2015バージョン,今回飲む2016バレルセレクション,黒いラベルになった2017があるようです。 うーん、2015年は諦めるにしても今年の黒ラベルは飲んでみたいですねぇ(*´ω`*) バレルセレクションとの名前通り、2つの樽からモルト原酒を選び、それにグレーン原酒足したブレンデッドになります。 では飲んでみます。 ストレート 富士山麓を思わせるエステリーさがあるものの、富士山麓に比べて甘い感じがなくなり、シャープになっているように感じます。塩気とアルコールの刺々しさ、ゴム感とカカオ感があり、微かなピートを感じます。 ロック 塩気と弱めのスモーキーな香りが全面に出てきます。ゴム感を感じなくなるので、非常に飲みやすくやります。 ハイボール ゴムぽさと甘味が全面に出てくるものの、後味は非常にビターな苦味が残ります。 種別 ブレンデッド 構成原酒 二種のモルト原酒(ラベルの左下が樽の識別番号だと思われます。)グレーン原酒 香り★★★★ 味★★★★ 総評★★★★(4) オススメ度C(富士山麓が好きならばB) ストレート△ ロック ○水割り○ハイボール○ ストレートで楽しめるボトルではないかなーと言った印象です。あえてオススメはしませんが、富士山麓好きならば話の種に買っても良いかも知れません。

エチゴビール レッドエール

今回は地ビール第一号であるエチゴエールから、レッドエールを飲んでみたいと思います。 このレッドエールはペールエールなので、ペールエール好きの僕としては期待大です。 しかし、エチゴエールは情報が少ないf(^^; 公式サイトに使用ホップとか書いてあると嬉しいのですが…… では飲んでみます。 フルーティー香りと、アンバー色の通り、麦の芳ばしさ。苦味は少なく、酸味や甘味を強く感じ、後味はワインを思わせる……と思いきや、苦味が残ります。 香り★★★☆☆ 味★★★~★☆ のど越し★★☆☆☆ コスパ★★★~★☆ 美味しいです。なんというか、甘味を強めに感じて、ホップの苦味が渋みに、そしてフルーティーな香りがワインを思わせるのでしょうか。 飲んだ方はどのように感じたか、聞かせていただけると嬉しいです(*´ω`*)

エチゴビール ピルスナー

今回は地ビール第一号であるエチゴビールを飲みたいと思います。 ピルスナーのオリジナル品種と言われるザーツ産ザーツホップを使ったのがこのビールです。 ザーツホップは日本の大手ビール会社でも良く使われているようで、それこそプレモル等でも使われているので、かなり馴染み深いホップではないでしょうか。 では飲んでみます。 少しアルコール感があるものの、柔らかい口当たり。苦味は弱く、若干の酸味。微かにフルーティーな甘味があり、じんわりとした苦味が舌に残ります。 香り★★☆☆☆ 味★★★☆☆ のど越し★★☆☆☆ コスパ★★~★☆☆ 美味しゅうございます。ただ……自分の好みからは外れますねf(^^; ピルスナー系は飲みやすくて食中酒としては良いんですが、どうしてもペールエール好きとしては、物足りなさを感じてしまいます。

ヤッホーブルーイング よなよなエール(新)

今回は20年の節目を迎え、リニューアルしたよなよなエールを飲んで見たいと思います。 「あたらしい味で、クラフトビールの真ん中へ。 「毎晩でも楽しめる、本格的なクラフトビールを日本に広めたい」 誕生から二十年。変わらぬ願いをかなえるために、よなよなエールは生まれ変わります。 たくさんの個性なビールがある今だからこそ、「これぞ、クラフトビール」と誰もが認める味を。 世界をめざして技術を磨いてきたからこそ、「こんなビールがあるんだ」と感動してもらえる味を。 あたらしいよなよなエールには、そんな私たちの夢がこめられています。 クラフトビールの可能性は、もっと広げることができる。あなたも、この味で、試してみてください。(公式サイトより引用)」 リニューアルしたよなよなエールは、よなよなエールの個性的な香りと味のキーモルトならぬ、キーホップであるアメリカンホップの代表ホップ。「カスケードホップ」(シトラホップ等も使用)の香りをより引き出すために、ホップの増量や、レシピの改良。 更に新レシピは口の中にホップ香が残り、喉を通った後も香りが心地好く残り、ゆったりとした余韻が楽しめるように醸造しているそうです。 ただでさえ、最高のコスパと美味しいを誇るよなよなエールがどう変わったのか。楽しみでなりません。では飲んでみます。 非常に甘く華やかな香り。グレープフルーツ。それも白ではなく、赤。強めの苦味。甘く華やかな香りが口に残り、苦味と一一緒に息を吸うと華やかな香り鼻を駆け抜け、名残惜しくも消えていきます。まるで旨いウイスキー飲んだような余韻。 香り★★★★★ 味★★★★☆ のど越し★★★☆☆ コスパ★★★★★ さすがはよなよなエール。さすがはヤッホーブルーイング。これほど美味しいビールをこの値段買えるのは脱帽です。 是非是非!新しくなった「よなよなエール」をお試しあれ!

富士御殿場蒸留所シングルモルト:17年

今回は富士御殿場蒸留場で試飲した富士御殿場シングルモルト17年をご紹介したいと思います。 「 デリケートで雑味のない、クリーン&エステリーな、シングルモルトウイスキー。富士御殿場蒸溜所のモルト原酒の特長である清らかで華やぎのある香りが広がります。 17年以上の歳月にわたり、じっくり丁寧に樽熟成させた円熟した味わいをお愉しみください。 味や香りについて 華やかな香りと円熟した味わい。洋梨やカリン様のやわらかなフルーツ香と共に白い可憐な花を想わせる香りがふわっと立ち上がり、メープルや黒糖のような芳ばしくて深みのある味わいが感じられます。 【トップノート】 洋ナシやカリンのような香り、花を想わせる香り 【パレート】 洋ナシやカリン様の香味が広がり、そのあとにはメープルや黒糖のような芳ばしい香味も感じられる。 【フィニッシュ】 穏やかで繊細な香味の余韻が長く続く。(公式サイトドリンクスより引用)」 香り 黒糖やメープルを思わせるコク深い甘い香り。 味 洋梨、溶剤、僅かなスモーキーさと芳ばしいさ、カラメルのような多少の酸味がありながら、余韻は穀物の優しい甘さが残る。 このウイスキーは、可愛い普通の女の子かと思いきや、奥底には様々な魅力があり、会うたびに違う魅力で魅了してくれる。そんな味わいです(クレイジージャニー田中さんとアルコールの影響でポエムってます) 種別 シングルモルト 構成原酒 バーボンバレル? 香り★★★★★★ 味★★★★★★ 総評★★★★★★~★ オススメ度A 富士御殿場蒸留所へ見学へ。もしくはバー見かけた際は飲んでみてください

富士御殿場蒸留所シングルグレーン25年

今回もまたまた富士御殿場蒸留所で、試飲してきたウイスキーの紹介になります。長期熟成もののグレーンウイスキーは中々お目にかかる事はないので、面白い経験になりました。 「富士御殿場蒸溜所の特長である「ケトル」と呼ばれる独自のバッチ式蒸留器で仕込みました。バッチ式ならではの香味豊かな蒸留液を25年以上の歳月にわたり、古樽でじっくり熟成させた、リッチタイプのグレーンウイスキーです。完熟バナナやプルーンなどのフルーツ香にウッディさが加わります。濃厚ながらさらりと甘い香味をお愉しみください。 味や香りについて 香味豊かな原酒を25年以上じっくり熟成させることにより、完熟バナナやプルーンなどのフルーツ香が楽しめます。黒蜜やメープルシロップを想わせる、濃厚ながらもさらりとした甘い香味が感じられます。 【トップノート】 完熟した果実を想わせる香りと黒蜜やメープルシロップのような甘く芳ばしい香り 【パレート】 柔らかく丸みがあり、濃厚な味わい。同時に、さらりとした印象もありながらほのかなウッディさが後味をひきしめる。 【フィニッシュ】 長期熟成グレーン独特の複雑な香味の余韻が長く続く。 World Whiskies Awards 2017 世界最高賞受賞 グレーンウイスキーカテゴリーで2年連続 富士御殿場蒸溜所が、1973年に富士のふもとで操業を始めて以来、ずっとつくり続けてきたグレーンウイスキー。 その結晶である「富士御殿場蒸溜所シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH」が昨年に引き続きワールド・ウイスキー・アワード2017において「ワールド・ベスト・グレーンウイスキー」を受賞できたこと、とても光栄です。これまでキリンウイスキーを応援して下さってきた皆様とこの喜びを共に分かち合いたいと思います。「富士御殿場蒸溜所シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH」は世界的にも珍しい、バッチ式蒸留による香味リッチなタイプのグレーンウイスキーです。世界的にグレーンウイスキーが注目されつつある中、キリンのグレーンウイスキーの品質の高さが世界からも賞賛いただけたこと、富士御殿場蒸溜所関係者一同にとって大きな励みとなっております。これまで以上に、「おいしい!」と言っていただけるよう、ウイスキづくりに励んで参りますの

富士御殿場蒸留所シングルモルト12年 赤ワインフィニッシュ

今回は富士御殿場蒸留場で試飲した富士御殿場蒸留場シングルモルト12年赤ワインカスクフィニッシュを紹介したいと思います。 こちらのウイスキーはキリンウイスキーマスターブレンダーの田中氏が、ウイスキーアワードIOW2017で世界一に選出されたことを記念に、4樽製造するうちの初めの1樽のテイスティングになります(公式サイト引用説明文は2樽の説明)。 「 商品について 富士御殿場蒸溜所の10年熟成ピーテッドモルト原酒を、シャトー・メルシャンのフレンチオークの赤ワイン樽で2年追加熟成させたシングルモルトウイスキーです。 シングルカスク(※1)、カスクストレングス(※2)、ノンチルフィルタード(※3)のため、原酒そのままの味わいをお愉しみいただけます。樽毎にボトリングできる本数も異なり、数量限定発売となります。 赤ワイン樽で後熟させているため、ワイン色のニュアンスを含んだ琥珀色に仕上がっています。 ボトルの底には富士山の彫刻を施してあり、ウイスキーの色が写りこむ様はさながら”赤富士”。ボトルの表情もあわせてお愉しみいただけます。 ※1 シングルカスク:1本の樽から取り出したままのウイスキー。他の樽などとブレンドを行っていない。 ※2 カスクストレングス:樽から取り出した原酒を直接瓶詰するもの。通常アルコール度数は樽ごとに異なり、一定になることは少ない。 ※3 ノンチルフィルタード:冷却濾過を行っていない商品。通常、樽で熟成したウイスキー原酒は温度が低くなると白濁するため、それを防ぐため冷却して濾過を行っている。 樽について この赤ワインカスクフィニッシュは、世界的なウイスキー・アワードであるアイコンズ・オブ・ウイスキー2017の、「マスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」に、富士御殿場蒸溜所のマスターブレンダーである田中城太が選ばれたことを記念して、特別に4樽製造するうちのひとつになります。樽にはひとつひとつ番号が付けられており、今回の樽番号は、「No.3 H117」。 シャトー・メルシャンから、『桔梗ヶ原メルロー』などを育成した樽を譲り受け、その樽で2年間追加熟成。富士御殿場蒸溜所の華やかな酒質にワインの香味が重なり、とても上品に仕上がっています。 シングルカスクであるため、ひと樽ごとに香りや味わいも異なり

キリン 富士御殿場蒸留所 富士山麓樽熟50゜

今回はたまたま酒屋に残っていたのを発見した、富士山麓の旧ボトルを飲みたいと思います。 飲みやすいハイボールの一般普及やマッサンの放送以降。日本のウイスキーブームのみならず、新興国の経済発展によるウイスキー消費量の増加。 更にウイスキー氷河期の減少生産の影響で、サントリーやニッカ等は原酒不足に陥り、数々の銘柄が年数表記がなくなり、更にブレンドを一新する必要がありました。 昔の方が良かったという声が多い中で、ネットの評価でむしろ味が良くなったと言われるのが、この富士山麓です。 さてさて、どのようなウイスキーなのか。飲んでみたいと思います。 ストレート つんっとしたアルコール臭の後に、メープルフレンチトーストのような甘い香り。口に含むとすっきりとしながらも甘味があり、その後にバーボン樽由来の苦味と木のえぐみが残る。余韻は食パンを食べたよう。 ロック リンゴのようなエステリーさが顔を出すが、苦味が残る。 ハイボール 僅かな甘さと青リンゴのような爽やかな味わいの果物を思わせる。えぐみは薄れてウッディな余韻。 種別 ブレンデッド 構成原酒 ? (10段階評価星5が平均です) 香り★★★★☆ 味★★★☆☆ 総評★★★★~☆ ストレート○ロック○水割り○ハイボール○ オススメ度B これはこれで美味しく、高いコスパだと思いますが、現行品に比べると甘い香りが強く、一般受けする印象です。対して現行品は富士山麓の個性を際立たせたウイスキーに仕上がっている印象です。 僕としても現行品の方が好みですね。 しかし……このボトル、まんまピュアモルトに流用してるんだなぁ( ̄▽ ̄;)

サンクトガーレン パイナップルエール

今回飲むのはサンクトガーレンさんから、春夏限定のパイナップルエールを肌寒くなってきた秋口の今飲みたいと思います。 「 600Kgのゴールデンパイン使用 ほのかに甘い泡までジューシー! 約600Kgのゴールデンパインを使用した夏季限定のフルーツビールです。果実はビールが発酵する前の麦汁(ばくじゅう)に投入。果実と麦汁を一緒に発酵させることで、泡までほんのり甘いパイナップル風味のビールになっています。 パイナップルは手作業で切ったものを使用。機械でストレスを与えながら切るのと、手で丁寧に切るのとでは、香りの瑞々しさが違います。濃縮果汁や香料などの人工物は一切使用していません。 2014年リニューアル デルモンテのゴールデンパイン100%使用 使用しているのはデルモンテの管理農園で栽培され、横浜の工場で手切りされたゴールデンパインです。(公式サイトより引用)」 初めてのフルーツビール。ドキワクしながら飲んでみます。 すっきりしながらもジューシーな飲み口。甘さを想像していましたが、それほど甘味はなく、思いの外強いホップの苦味があり、ほのかにパインの余韻が残ります。 美味しいですが、予想とは全然違いましたf(^^; 香り★★★★☆☆ 味★★★☆☆ のど越し★★★☆☆ コスパ★★~★☆☆   

キリン 富士御殿場蒸留所ピュアモルト

今回はキリンの公式通販サイト、ドリンクスと富士御殿場蒸留場で限定販売されている。富士御殿場蒸留場ピュアモルトを飲みたいと思います。 「 ブレンダーより はじめまして。今回「富士御殿場蒸溜所 ピュアモルトウイスキー」のブレンドを手掛けさせていただいた竹重元気です。元気と書いて‘モトキ’ と読みます。「おっ、これはウマい!」、思わずそんな言葉がもれるようなウイスキーづくりを目指し、富士御殿場蒸溜所の原酒の声を聞いています。 モルトウイスキーと言えば、つい“味が重そう” とか“男性的” とか、硬派なイメージを持たれがちですが、今回のブレンドでは、老若男女を問わず、一人でも多くの方に親しんでいただけるよう、ウッディというよりも華やかな香りを、さらにはクリーンでやわらかな味わいに感じていただけるよう、ブレンドのバランスに心を配りました。 一口含んだ瞬間、思わず笑顔がこぼれてしまう。目指したのは、そんな気軽に楽しめるモルトウイスキー。ストレートはもちろん、オン・ザ・ロックでも、水割りでも、暑い夏には、ハイボールで愉しむ。そんな自由なスタイルのモルトウイスキーを目指して、ブレンドを重ねました。ぜひお愉しみください。 富士御殿場蒸溜所だからこそ出来たピュアモルト 富士御殿場蒸溜所は、創業時から既成概念にとらわれないウイスキーづくりにチャレンジしてきました。 「富士御殿場蒸溜所 ピュアモルトウイスキー」には、本来グレーンウイスキー用に使われる“ケトル”と呼ばれる蒸留器を使って仕込まれた原酒を使いました。この蒸留器は、日本では富士御殿場蒸溜所にのみ存在しています。グレーン用の蒸留器を使うことにより、モルトながらの豊かな香味はそのままに、より飲み口のすっきりとしたモルト原酒をつくることができるのです。 今回は、このグレーン用の蒸留器で仕込まれたモルト原酒をベースに、ヴァラエティ豊かな原酒をブレンドして、モルトでありながらも、クリーンでやわらなかウイスキー、ウイスキー初心者の方から本格志向のウイスキーファンまで愉しんで頂ける新しい味わい“クリーンでやわらかな”ウイスキーができました。 味や香りについて 富士御殿場蒸溜所が受け継いできた「クリーン」は決して「ライト」とイコールではありません。私たちが目指してきたクリーンというのは、蒸留時にア

キリン 富士山麓樽熟原酒50゜

今回飲むのはキリンの富士山麓です。 ビール業界ではアサヒや、サントリーとしのぎを削る接戦を繰り広げていますが……事、ウイスキーとなるとサントリーやニッカと比べ、何歩も後ろを歩いている印象ですが……舐めちゃいけません。 先ず富士山麓の特徴といえば、多くがモルト原酒に比重を置く中で、3種の蒸留器を使って作られるのが大きな特徴でしょう。 ヘビー、ミディアム、ライトの3種のグレーンを蒸留器と樽で作り別けています。 20メートル程の高さ持つ。マルチカラフ(連続式蒸留器) カナディアンケトル(バッチ式蒸留器)バーボンダブラー(精留器) 同じ蒸留所内で、そもそもモルト原酒とグレーン原酒の両方を作っているのは世界的に珍しく。ボトリングまでとなるとかなりの珍しさだそう(ニッカも宮城峡蒸留所でグレーンわ作ってるので、まだ知識のない自分にはあまり実感ないですがf(^^; 更に富士御殿場蒸留所では、短期で熟成が進むように、原酒と樽の接触面積が多くなるように主にバレル樽を使っているようです。 そして、その樽を寝かせる貯蔵庫は10階建てのビル程の高さに、樽が積まれているようです(ニッカ宮城峡蒸留所は横に二段階まで) と長々語ったところで飲んでみます。 ストレート アルコールの刺激。甘く華やかな樽熟香。和梨、リンゴのような爽やかでいながら、甘いエステリーな香りと僅かな酸味。バーボン樽の濃いめの苦味とえぐみがあるが、余韻はウッディで甘い。 ロック 甘い樽熟香は薄れ、リンゴ、和梨のようなエステリーな香りが、分かりやすく主張し始める。バーボン由来の苦味やえぐみは鳴りを潜め、ウッディな余韻が続く 。 ハイボール 甘くウッディでいて、爽やかな味わい。食中酒として料理と合う味わい。 種別ブレンデッド 構成原酒 3種のグレーンとモルト原酒。海外から原酒を輸入してる可能性あり(フォアローゼス辺りか) (星10段階評価星5が平均です) 香り★★★★☆ 味★★★★☆ 総評★★★★~★ ストレート○ロック◎水割り○ハイボール◎ オススメ度A(僕の常備ウイスキーです) アメリカからグレーンウイスキー、スコットランドからはモルトウイスキーの技術を学び、独自の方向性に作られる、ビールだけではない。 キリンが作るキリンならではのウイスキー。飲

ニッカ クロスオーバー

今回飲むのはブラックニッカ六十周記念第2弾!黒いフロストボトルが格好いいクロスオーバーです。 こちらのキャッチコピーは「あなたの予想は鮮やかに裏切られる」でした。その通りに予想を良い意味で裏切られた方と、悪い意味で裏切られた方の二通りいるようです(*´ω`*) では飲んでみます。 ストレート つんっとしてアルコール臭。バニラ、シェリーの香りに、どこかドライな香り。口に含むと甘い樽香の後にスモーキーな香りが感じられます。 ロック バニラなどの甘い香りは薄れ、ヘビーなビートが顔を出して、スモーキーさが強くなります。舌にはニッカのノンピート原酒の特徴である天津栗のようなな芳ばしさとも、ホクホクとも表現できる余韻が残ります。 ハイボール ドライでいてスモーキー。とてもスッキリとした飲み口。またシェリー由来の華やかな甘い樽香が顔を出します。 ニッカのシェリー原酒(特に宮城峡)は硫黄の香りがキツイ印象なのですが、余市のベビーピートが良い具合に硫黄感を包み込み、感じさせません。 種別 ブレンデッド 構成原酒 宮城峡?シェリー 余市ヘビーピート グレーン (10段階評価、星5が平均となります) 香り★★★★★ 味★★★★ 総評★★★★★~☆ ストレート○ロック◎水割り○ハイボール◎ ネットの評価を見るとブレンダースピリッツに比べて、スケールが小さい。ニッカは市場の重要を理解してない……など、批判的な意見も見かけますが、僕は面白くも素晴らしい出来だと思います。 そもそもこのウイスキーは加水してこそ真価を発揮するウイスキーです。 この値段で万華鏡のような変化を楽しめるウイスキーは、あまり見かけないと思いますので。 最初に優秀で飲みやすく、完成度の高いブレンダースピリッツを。 その後ウイスキーの個性が垣間見えるクロスオーバーを。予想してましたが、更に第3弾は華やかな香りを主体した香るアロマティックを。 ニッカさんはブラックニッカの限定品で、ブームではなく本当の意味でのウイスキーファンを増やそうとしてるでは……と思うのは穿ち過ぎでしょうか? ただ個性が強い分、好き嫌いははっきりと分かれると思います。 有名ブロガーのお二人方も意見が別れてましたので。

ニッカ ブレンダーズスピリット

今回飲むのはブラックニッカ60周年を記念して作られた限定商品、ブレンダーズスピリットです。 こちらの商品はあまりの人気に店頭から枯れ草に火が広がるように消えて行き、倍近い値段で取引されていたのですが……再販されたものになります。 そして、自分をウイスキーという名の底無し沼に引きずり込んだ元凶です(笑)全てはこのウイスキーが旨いと人に聞かさせた上司が悪い(断言 と言ってもハマる切欠で、記念するべきウイスキーとの最初の出会いはグレンギリー12年なのですが……(何せ2017の2月頃です。すでに初販版ブレンダーズスピリットが売ってるわけがありませんでした) と、話が脱線しましたが、見分け方として、2016年表記のものが初販版。西暦表記が無いものが再販されてものになります。 そして、何と言っても注目するべきはブラックニッカ60周年と言うことで……ごく少量ながらも、余市の60年ものの原酒が使われているのです!!! (画像は来年で50年なるという宮城峡の樽) 余市60年ですよ。60年。シングルモルトとして販売したら、外車くらい買えそうです。 そんな希少な原酒を香り付けとは言え使っているのですから、美味しく無いわけがありません。二千円半ばで売っていたのですが、倍の値段でも売れるという評価をする方もいました。 更に西宮工場時代の長期熟成グレーン等も使われ、リカマンのイベントでニッカの方にお話を伺う機会があったのですが、記念の限定品だからこそ出せるウイスキーとの事でした(そりゃそうです( ̄▽ ̄;) では飲んでみます。 ストレート  アルコールの香り。華やかでいて甘い香り。どこまでも深いピート。そして口に含むと重層的なピートの後にブラックチョコレートのような苦味、酸味、甘味が広がります。 ロック   ピートの薫香が強く出つつも、長期熟成原酒の力なのか。まろやかな円熟味と、更にチョコレートに近くなった甘い余韻が感じられます。                          ハイボール 柔らかな薫香。ドライでいながら、優しい余韻が続きます。 種別 ブレンデッド 構成原酒 余市新樽、宮城峡シェリー樽、余市60年、25年物などの長期熟成グレーン。 (10段階星評価5が

蒸留所見学 三郎丸蒸留所

今回はビールやウイスキー自体の紹介ではなく、蒸留所を紹介させて貰います。 三郎丸蒸留所は北陸で唯一のウイスキー蒸留所で、昨年2016年には55年のシングルモルトを数量限定で発売したり、今までグレーンの比率の多かった通常のサンシャインウイスキーよりもモルト比率を高めたサンシャインプレミアムを発売したり、古くなった蒸留所の改修にクラウドファンティングで四千万以上支援を集めるなど、今とても注目されている蒸留所の一つと言えるのではないでしょう。 三郎丸の詳しい歴史については、サンシャインプレミアム赤ワインフィニッシュの記事か、公式サイトを参考にしていただくとして……蒸留所見学へと話を進めるよぅ! 元々お盆休みを利用して金沢旅行へ行く計画の中で、ツイッターでオーツカさんに三郎丸蒸留所の事を教えていただいたのをきっかけに行ってきました。 自分は仙台からなので、飛行機→リムジンバス→金沢駅→高岡駅→油田駅。 と行ったルートで行かなければならないのですが、すっかり乗り換えの事を忘れて、高岡駅を通りすぎ……富山駅まで行ってしまったのです。 暑さと確実に予約した時間に間に合わない事から、汗が吹き出てきました……。 と、とりあえず、で、電話っ!電話しないと!と見学受付の番号へ電話したものの……出ず、軽い絶望感に襲われながらも折り返しの電車に乗ると、知らない携帯番号から電話が。 電車の中なので電話に出ることが出来ず、Cメールを送り予約した時間に乗り過ごしたので間に合わないと謝罪し。出来れば一つ後の見学へずらす事は可能でしょうか?と送ると、快く了承してくださり、お待ちしております。の返信が! ありがとうございます!三郎丸蒸留所!担当の方!若鶴酒造さん! そして、素晴らしい程に長閑な田んぼを見ながら、金沢駅で買ったとても餅が美味しいすずめの大福と、米が美味しいおにぎり食べていると、油田駅に着きました。やったー。周りにコンビニすらないぞぅ! とりあえず、若鶴酒造さんへ向かわねばと駅を出て右へ。はい。若鶴酒造さんの敷地をぐるっと、一周しました。正解は左です。左へ向かってください。 そして、守衛さんも誰もおらず、受付がどこか分からずに、若鶴酒造さんの敷地をうろちょろしていると……三郎丸蒸留所が!!!

ベアレン醸造所 シュバルツ

今回飲むのはベアレン醸造所から、シュバルツを飲みたいと思います。何故か福島で売っていたので買いました。(ベアレン醸造所は岩手は盛岡の醸造所) これで一応定番三種制覇だぜ。やったー。 「ベアレン・シュバルツ ロースト香かこうばしく、苦味の少ないまろやかな味わいの黒ビールです。 ドイツスタイルの飲みやすい味わいは黒ビールが苦手な方もおすすめ。 お肉料理などと逢わせてもおいしいビールです。(公式サイトより引用)」 では飲んでみます。 弱めの焙煎香を感じながら口に含むと、その色に反して、優しい芳ばしさと優しい苦味、そしてフルーティーさがあります。後味はコーヒーのよう。と言うかまんまコーヒーです。 やはり美味しいです。ベアレンさん。 香り★★★☆☆ 味★★★★☆ のど越し★★★☆☆ コスパ★★★★☆ その内ブルワリー見学に行きたいけど……盛岡は、遠いです( ̄~ ̄;)(仙台からだと東京の方が近いとは良く言われます)

銀河高原ビール アメリカンペールエール

今回は岩手県の銀河高原ビールから、この時期(9月頃)だけの数量限定品アメリカンペールエールを飲みたいと思います。 「アメリカ西海岸発祥のビール『アメリカンペールエール』はその製造の歴史が比較的浅く独特の個性を持つビールとして知られています。特徴は、ホップの中でも繊細で且つ柑橘系の芳香と苦みを持つ北米産「カスケードホップ」をふんだんに使用して、香りと苦みを際立たせていることです。 一般的には香り付けに使われているアロマホップである「カスケードホップ」を、苦み付けの段階から使用することで、繊細で個性的な苦みを表現しています。さらに、厳選した2種類のモルト「ピルスナーモルト」「カラメルモルト」の配合によって、「麦芽100%のコク」と同時にアメリカンペールエール特有の「はじけるような(瑞々しい)口当たり」の両方を味わえる贅沢なビールに仕上がりました。 ビールに興味がある方からこだわりのある方まで幅広くご満足いただけるビールです。 カスケードホップが生み出す「華やかな香りと心地よい苦み」が感じられ、エールビールならではの「芳醇さ」を合わせ持つ『アメリカンペールエール』。 「本物のビール文化を伝える」をコンセプトに、今回も原材料にこだわったプレミアムビールを期間限定にてお届けいたします。(公式サイトより引用)」 と言うことで、あのよなよなエールでもふんだんに使われているカスケードホップを使ったビールだそうです。楽しみです。 では飲んで見ます。 弱めのフルーティーな香り。思いの外苦味が強く、甘味などは感じません。これまた微かな芳ばしさ。アルコール感が残ります。 うーん……悪くはないのですが、悪い意味で予想を裏切られました。カスケートホップなので、華やかで甘い香りを予想していたのですが……f(^^; 香り★★☆☆☆ 味★★☆☆☆ 飲み越し★★☆☆☆ コスパ★★☆☆☆

三郎丸 サンシャインウイスキープレミアムワインカスクフィニッシュ

今回は、北陸で唯一ウイスキー蒸留所である若鶴酒造の三郎丸(三郎丸とは地名との事)さんから、蒸留所改修を記念北陸限定で発売された『サンシャインウイスキーワインカスクフィニッシュ』を飲みたいと思います。 元々若鶴酒造さんがウイスキー蒸留を始めたきっかけは、2代目社長である板垣小太郎氏が、第二次世界大戦が始まり食糧管理法により、日本酒の原材料である米が統制され、酒造業界全体が厳しい状況に置かれました。 更に追い討ちを懸けるように富山大空襲の影響もあり、清酒の生産高は激減したことにあったそうです。 そこで板垣小太郎氏が目をつけたのが、米以外からアルコールを作り出す方法でした。 技術者を探す中でキッコーマンの工場長を務めた経験から、深い知見を持った深沢重敏氏と出会い、更に酒類総合研究所の勝田氏を迎えて、1947年(昭和22)に若鶴酉発酵(はっこう)研究所を設立。 最初は統制外であった菊芋からアルコール取り出す研究を河川敷で行い、焼酎➡雑酒➡ウイスキーとポートワインという順番で製造免許を獲得します。 そして、1952年(昭和27年)に若鶴酒造がウイスキーの製造免許を取得して、翌年の春である1953年に販売を開始されます。 サンシャインウイスキーの名前は公募により決まったもので「戦争の中ですべてを失った日本で水と空気と太陽光線からできる蒸留酒によってふたたび日をのぼらせよう」という思いから命名されたそうです。 正直な話、サンシャインウイスキー自体は水割り等でスッキリと酔う為の食中酒としてのイメージが強く、ストレート等で香りを楽しむものではないと思います。(と言ってもグレーンの飲みやすさと、三郎丸の個性であるスモーキーさが味わえるブレンデッドなので面白い酒ですよ) 地ウイスキーという形で長いこと発売されてきましたが、昨年。2016年にモルト比率を高めたサンシャインウイスキープレミアムが発売されました。 ウイスキーの世界的な需要の高まりはもちろん、蒸留所の改修にあたって行われたクラウドファンティングでは、四千万以上の支援を集めたのは、若鶴酒造さんへのウイスキーファン達の強い後押しが有ったからこそのプレミアムの発売であったのだろうと思います。 (画像は改修に伴い変わった銅製のポットスチル)

ベアレン醸造所 アルト

今回は盛岡のベアレン醸造所から、アルトを飲んでみたいと思います。 百年麦酒の方で色々書きましたが、やはりベアレンさんの個性は、何と言っても百年前にも使われていた冷却槽(クールシップ)等の設備を使っていることでしょう。 「麦芽の味わいと、香りが豊かな香り豊かな琥珀色ビール。ドイツデュッセルドルフが本場のアルト、現地の美味しさそのままお届けします。飲み口の良い味わいは最初の一杯にも人気です。(公式サイトより引用)」 では飲んでみます フルーティーな香り。深い旨味。濃くがありながら広がる苦味。麦の香ばしさ。 そして、独特の味わいを持つ炭酸とアルコール感。 うむむ、やっぱり美味しいです(*´ω`*) 香り★★★☆☆ 味★★★★☆ のど越し★★☆☆☆ コスパ★★★★☆ クラシック、アルト、百年麦酒と三種類飲みましたがどれも美味しいので、ビール好きならば一度は飲んで頂きたいです!

ベアレン醸造所 クラシック

今回はベアレン醸造所からクラシックを飲みたいと思います。 「コクと苦味のバランスの良い本格ラガー。スタイルはドルトムンダーになります。ベアレンが創業時より造る、定番中の定番ビール。何杯でも飲める、飲み飽きしない味わいが自慢です。(公式サイトより引用)」 このドルトムンダースタイルは、ドイツ最大のビール生産都市としても有名らしく、二十世紀始め頃には120ヵ所以上の醸造所があったそうで、日本でもメジャーになったと言えるオクトーバーフェストの開催地であるミュンヘンと並んで、ビール好きが多く訪れる町の一つだそうです。 基本的にはピルスナーを参考に作られているものの、麦芽を低温で二日間浸漬させたり、ホップの特徴を抑えて作られているそうで、比較的苦味や香りは控えめで口当たり軽く、マイルドかつドライな味わいが特徴になるそうです。 一応ピルスナーファミリーと呼ばれ、大別するとピルスナーになるそうなので、タグはピルスナーとさせて貰います。 では雑学を書いた所で飲んでみたいと思います。 色はピルスナー系にしては少し濃い色合いです。口に含むと強いアルコール感を感じるものの、麦の深い旨味と程よい苦味があります。飲みやすさの中にはしっかりとした個性が感じられ、美味しいです。 うむ……ビアレンさんやっぱり美味しいですわ(*´ω`*) 香り★★☆☆☆ 味★★★☆☆ のど越し★★★☆☆ コスパ★★★★☆

オリオンビール 琉球セゾン

今回ご紹介するのはオリオンクラフトシリーズ第五弾。琉球セゾンです。有りがたいことに、何故か通勤の途中にあるスーパーがオリオン押しなので手に入りました(*´ω`*) 「琉球セゾンは、かつてベルギーやフランスで、夏の農作業の合間に喉の渇きを癒す為に飲まれていたセゾンスタイルのビールを沖縄の気候風土にアレンジした商品です。 3種類のアロマホップを使用しドライで酸味があることを特長とする爽やかでビターフィニッシュな上面発酵ビールです。厳選したベルギー酵母を採用。アロマホップが醸し出す心地よい果実香。ドライなキレとほのかな酸味が、喉の渇きを癒します。(公式サイトより引用)」 では飲んでみます。 グレープフルーツを思わせる香り。アルコール感を若干感じると、次に甘味と苦味。その後に酸味があり、最後にドライな苦味が残ります。 美味しゅうございます。 香り★★★★☆ 味★★★☆☆ のど越し★★★☆☆ コスパ★★★★☆ とりあえず第2弾を除きオリオンクラフトシリーズを一通り飲みましたが、個人的な好みはこんな感じです。 一位 琉球セッションIPA 二位琉球セゾン 三位琉球ペールエール 四位琉球マイルド 見かけましたら、お試しください。

グランドキリン 白ワインのようなホワイトエール

今回飲むのはグランドキリンから「白ワインのようなホワイトエール」を飲みたいと思います。 「個性豊かでありながら飲みやすい、醸造家の遊び心と知恵が詰まった「グランドキリン」。 ご好評いただいているJPL(ジャパン・ペールラガー)・IPA(インディア・ペールエール)に加え、ネルソンソーヴィンホップ由来の白ワインを思わせるフルーティな香りと、小麦麦芽を一部使用したやわらかな口あたりが特長のWHITE ALE(ホワイトエール)が新登場です! 心ほどけるフルーティな香りとやわらかな口あたり。 小麦麦芽を一部使用したやさしい味わいと、白ワインを思わせる「ネルソンソーヴィンホップ」の香り。華やかさとやわらかさが絶妙に調和した味わいです。(公式サイトより引用)」 聞きなれぬホップ。ネルソンソーヴィンってなんだろう……? と調べてみるとニュージーランドのネルソン州で主に栽培されているホップのようです。 ネルソン州はワインの産地であるマールボロ地区があり、四大ワイン品種(確かに)でた?ソーヴィニヨンブランという白ブドウ品種が有名だそうです。 そのため、土地の特徴なのか同地域で育てられたネルソンソーヴィンはビールに白ブドウやソーヴィニヨンブランの特徴である草原のような香りを持つとか……。 白ワインのような……と名前を付けた理由が良くわかります。では飲んでみます。 マスカット系の香りを思わせる爽やかなで香り、微かに甘い香り。 アルコールの感じや、微かな酸味が確かに白ワインを思わせ、口には小麦麦芽特有の食パンを食べたような後味が残ります。 美味しいです。美味しいですよ!それ以外に何を言えと? これなら秋を迎え、旬の魚介類と合わせても良さそうです。特に牡蠣とか(*´ω`*) 香り★★★★☆ 味★★★☆☆ のど越し★★★☆ コスパ★★★★☆ 瓶だけではなく、缶での販売も始めてコンビニでも見かけるようになったグランドキリン!是非ご賞味ください。