今回は黒いラベルがちょっと高級感のある富士山麓シグネクチャーブレンドを飲みたいと思います。
こちらのシグネクチャーブレンドはドリンクス限定販売で今年(2017年)の4月から、キリンの公式通販サイトドリンクスにて、限定販売されています(蒸留所でも売ってますよ)
「富士のふもとに眠る多彩な原酒の中から、熟成のピーク(マチュレーションピーク)を迎えた原酒を厳選しブレンドした「富士山麓」の自信作。 原酒の熟成状態をブレンダーが見守り、“熟成年数”に捉われることなく、それぞれの原酒が個性を発揮したタイミングを見極めて絶妙なバランスでブレンド。
富士御殿場蒸溜所のウイスキーづくりのこだわりがつまった逸品です。 表情豊かな原酒が織りなすハーモニーと、複層的で奥深く円熟した味わいを、ぜひお愉しみ下さい。
マチュレーションピークとは?
それぞれのウイスキー原酒が本来持つ香味的特長/個性が最も良く表れている状態(円熟期)を指します。 樽熟成させる前の蒸留液の性状、熟成させる樽の種類、温湿度環境によって、熟成のピークに達するタイミングは異なり、原酒がたどる熟成の軌道に違いが生まれます。
味や香りについて
洋梨やパイナップル、そしてオレンジピールを想わせるフルーティで華やかな果実香が立ちのぼり、黒糖や焼き菓子のような甘く芳ばしい風味が織り重なる、複層的で円熟した味わいが特長です。 ほのかに感じるピートフレーバーも味わいに深みを与え、気品のある熟成香と共に、複雑で奥深い余韻が心地よく続きます。(公式サイトドリンクスより引用)」
一応、富士御殿場蒸留所見学時へいった際に、何年程の原酒を使っているか聞いたのですが……樽ごとのマチュレーションピークは異なるので、何年とは言えないとのことでしたf(^^;
勉強させていたただいてる、某氏のブログでは8~10年位の予想でしたが、さてさて。
では飲んでみます。
ストレート 洋梨、メープルとバニラの甘く華やかな香り。ウッディな香りの後に焼き菓子(フィナンシェ)カカオや焦げた樽の苦味が残る。年数のおかげか、えぐみ等は感じない。
ロック 氷で甘い香りは隠れ、ウッディさが全面に出てくる。苦味も若干薄れるが、時間が立つとむしろストレートより苦味を感じる。
ハイボール 和梨のような瑞々しく甘い味わい。非常に美味しい。ストレート等で感じた焦げた樽感や、微かなピートが甘い味わいを締めてくれるので、飲み飽きずに何杯でもいけそう。
種別ブレンデッド
構成原酒 ?
香り★★★★★
味★★★★★
総評★★★★★(5)
構成原酒 ?
香り★★★★★
味★★★★★
総評★★★★★(5)
オススメ度B(ただし富士山麓が好きならばA)
ストレート○ロック○水割り○ハイボール◎
値段が5000円ほどなので、シングルモルトも買える値段。
そこに価値を見いだせるか、どうかは通常の富士山麓が好きなのか、どうかと思います。
テイスティングは書いてますが、良くも悪くも若さのない富士山麓の上位互換銘柄と思って貰った方が、分かりやすいかもしれません(^^;
富士山麓が好きならば、是非ともお試しあれ!
好きじゃない方は……他の製品を試せばキリンのウイスキーに対する評価が変わるかもしれませんよー。
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