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蒸留所見学 三郎丸蒸留所


今回はビールやウイスキー自体の紹介ではなく、蒸留所を紹介させて貰います。

三郎丸蒸留所は北陸で唯一のウイスキー蒸留所で、昨年2016年には55年のシングルモルトを数量限定で発売したり、今までグレーンの比率の多かった通常のサンシャインウイスキーよりもモルト比率を高めたサンシャインプレミアムを発売したり、古くなった蒸留所の改修にクラウドファンティングで四千万以上支援を集めるなど、今とても注目されている蒸留所の一つと言えるのではないでしょう。

三郎丸の詳しい歴史については、サンシャインプレミアム赤ワインフィニッシュの記事か、公式サイトを参考にしていただくとして……蒸留所見学へと話を進めるよぅ!

元々お盆休みを利用して金沢旅行へ行く計画の中で、ツイッターでオーツカさんに三郎丸蒸留所の事を教えていただいたのをきっかけに行ってきました。

自分は仙台からなので、飛行機→リムジンバス→金沢駅→高岡駅→油田駅。
と行ったルートで行かなければならないのですが、すっかり乗り換えの事を忘れて、高岡駅を通りすぎ……富山駅まで行ってしまったのです。

暑さと確実に予約した時間に間に合わない事から、汗が吹き出てきました……。

と、とりあえず、で、電話っ!電話しないと!と見学受付の番号へ電話したものの……出ず、軽い絶望感に襲われながらも折り返しの電車に乗ると、知らない携帯番号から電話が。

電車の中なので電話に出ることが出来ず、Cメールを送り予約した時間に乗り過ごしたので間に合わないと謝罪し。出来れば一つ後の見学へずらす事は可能でしょうか?と送ると、快く了承してくださり、お待ちしております。の返信が!

ありがとうございます!三郎丸蒸留所!担当の方!若鶴酒造さん!

そして、素晴らしい程に長閑な田んぼを見ながら、金沢駅で買ったとても餅が美味しいすずめの大福と、米が美味しいおにぎり食べていると、油田駅に着きました。やったー。周りにコンビニすらないぞぅ!

とりあえず、若鶴酒造さんへ向かわねばと駅を出て右へ。はい。若鶴酒造さんの敷地をぐるっと、一周しました。正解は左です。左へ向かってください。

そして、守衛さんも誰もおらず、受付がどこか分からずに、若鶴酒造さんの敷地をうろちょろしていると……三郎丸蒸留所が!!!

よし、入ろうとしましたが鍵が……あれー?と、頭の中にはニッカのようなビジターセンターをイメージしてたのですが……ひとまず引き返します。

引き返すと、良くわからない立派な建物があったので、恐る恐る入ると……本来参加するはずが、出来なかった時間帯の見学コースの人が数人と若鶴酒造の方がいました。

ここかーーー!!!分からない。分からないですよ!お堂か何かだと思ってました。

こちらは大正蔵という建物で富山の近代歴史遺産に認定されているそうで、大変趣があります。あっ、こちらも最近改修されたそうなので、綺麗な外観ですよ。

中には若鶴酒造さんの歴史等が学べる展示物。サンシャインウイスキーと日本酒。それと地元富山のデザイナーさんや工芸者さんが作った素敵な酒器等が買えるようになっています。

さらに試飲が……15種程できます。ウイスキー二種(サンシャイン。サンシャインプレミアム)日本酒10種程、後は焼酎と果実酒が楽しめます。

そして、期待に胸を膨らませ、楽しみにしていた有料試飲!シングルモルト三郎丸が………………ありませんでした。ちょっとがっかりです。しょんぼり(´・ω・`)

有料試飲出来るのは若鶴酒造さんの大吟醸。記念にお猪口も、貰える為原価割れだそうですf(^^;
飲みましたが、癖がなく、とても澄んだ綺麗なお酒。まさに清酒といった言葉が似合うお酒でした。

見学時間まで時間があるので、最初に試飲をどうぞ……と有難いお言葉に甘えて、酒に文字通り酔いながら待っていると、続々と人が……ついに見学スタートです。

大まかな見学コースとしては、最初にスクリーンで三郎丸蒸留所の歴史を軽く見た後に、若鶴酒造さん敷地を歩いて、奥にある三郎丸蒸留所へ向かいます。

入り口には三郎丸の創始者である二代目稲垣小太郎氏の銅像と、クラウドファンティングの出資者達の名前等が載っています。

樽材に関する展示物を見た後は、若鶴酒造さんで長年働いていた職人さんが最後に作っていったという大きな樽があります。

隣には新しく導入した粉砕器(モルトミル)を見学。ちなみにモルトの仕入れは商社にお願いしているそうです。ニッカと同じモルトスターさんでしょうか?

お次は二階に上がり、様々展示物を見ることが出来ます。

そして、二階から糖化タンク(マッシュタン)→蒸留器(ポットスチル)➡発酵槽(ウォッシュバック)を見ると、最後に樽貯蔵庫を見ることが出来ます。ちなみに若鶴酒造さんは樽熟成を蒸留所内と、冷蔵室の2ヶ所で行っているそうです。







 (ステンレス製から銅製になったポットスチル)
 (こちらが入り口です)

(こちらが一番古い熟成ものの樽。何年ものなのか)

と様々画像を載せました。是非ともお近くに寄った際は、見学してみてください。
しかしながら……初心者なりの印象ですが、あくまで小さい蒸留所なので、ウイスキーについての知識が中、上級者の方が楽しめるかと思います。

さすがに展示物等は大手(ニッカや山崎)の方が解りやすく、ウイスキーの作り方を知りたいのならば、富士御殿場蒸留所、山崎蒸留所、宮城峡蒸留所を見学した自分としては宮城峡蒸留所のビジターセンターが一番分かりやすいかと思います。

そうそう、さらに詳しい内容はオーツカさんとか、オーツカさんとかがその内レポしてくれるはずです(*´ω`*)ではでは長くなりましたが、この辺でー。

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