今回飲むのはキリンの富士山麓です。
ビール業界ではアサヒや、サントリーとしのぎを削る接戦を繰り広げていますが……事、ウイスキーとなるとサントリーやニッカと比べ、何歩も後ろを歩いている印象ですが……舐めちゃいけません。
先ず富士山麓の特徴といえば、多くがモルト原酒に比重を置く中で、3種の蒸留器を使って作られるのが大きな特徴でしょう。
ヘビー、ミディアム、ライトの3種のグレーンを蒸留器と樽で作り別けています。
20メートル程の高さ持つ。マルチカラフ(連続式蒸留器)
カナディアンケトル(バッチ式蒸留器)バーボンダブラー(精留器)
カナディアンケトル(バッチ式蒸留器)バーボンダブラー(精留器)
同じ蒸留所内で、そもそもモルト原酒とグレーン原酒の両方を作っているのは世界的に珍しく。ボトリングまでとなるとかなりの珍しさだそう(ニッカも宮城峡蒸留所でグレーンわ作ってるので、まだ知識のない自分にはあまり実感ないですがf(^^;
更に富士御殿場蒸留所では、短期で熟成が進むように、原酒と樽の接触面積が多くなるように主にバレル樽を使っているようです。
そして、その樽を寝かせる貯蔵庫は10階建てのビル程の高さに、樽が積まれているようです(ニッカ宮城峡蒸留所は横に二段階まで)
と長々語ったところで飲んでみます。
ストレート アルコールの刺激。甘く華やかな樽熟香。和梨、リンゴのような爽やかでいながら、甘いエステリーな香りと僅かな酸味。バーボン樽の濃いめの苦味とえぐみがあるが、余韻はウッディで甘い。
ロック 甘い樽熟香は薄れ、リンゴ、和梨のようなエステリーな香りが、分かりやすく主張し始める。バーボン由来の苦味やえぐみは鳴りを潜め、ウッディな余韻が続く
。
ハイボール 甘くウッディでいて、爽やかな味わい。食中酒として料理と合う味わい。
種別ブレンデッド
構成原酒 3種のグレーンとモルト原酒。海外から原酒を輸入してる可能性あり(フォアローゼス辺りか)
構成原酒 3種のグレーンとモルト原酒。海外から原酒を輸入してる可能性あり(フォアローゼス辺りか)
(星10段階評価星5が平均です)
香り★★★★☆
味★★★★☆
総評★★★★~★
ストレート○ロック◎水割り○ハイボール◎
オススメ度A(僕の常備ウイスキーです)
アメリカからグレーンウイスキー、スコットランドからはモルトウイスキーの技術を学び、独自の方向性に作られる、ビールだけではない。
キリンが作るキリンならではのウイスキー。飲んだことのない方は是非お試しあれ!
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